今回は、『これから「はてなブログ」を始めてみよう』、という方に向けての記事です。
実を言うと以前から、このブログには【はてなブログ初心者講座】というカテゴリーが存在していたんですが、すっかり忘れておりました。
ということでね。
コミュニティっていうのは、常に「若い血」が入ってこないと、徐々に衰退してしまいますから。
村の存亡がかかっていますので、新規参入者向けの記事を書きたいと思います。
適当に付けちゃうとあとで後悔するかもよ!「ブログ名」や「ニックネーム」の重要性をあなどるなかれ。
「あとでいくらでも変更できるんだろ?」って安易に考えていたら大間違い!
ブログ名や、ニックネーム、ID、アイコンは、命みたいなもんですから。
自分の子供に名前を付けるようなものなので、ものすご~く重要…だと思います。
少なくとも私は、かなり真面目に考えましたね。
まるで「書」のように、「2度書きなし」のつもりで。
今後一切、変更しないつもりで、十分に時間をかけて、納得のいくものを付けました。
ひとつずつ、順を追って説明していきましょう。
アイコンの画像は、一発勝負。何度も書き直すと上手くなってしまう…。しかし、それじゃダメなんだ。
最初に断っておきますが、あくまでも私の場合ですので、皆さんには当てはまらないかも知れません。
でもきっと、参考にはなるんじゃないかな?って気がするので、あえて解説します。
私が使用しているのは、こちらのアイコン。
自分で描きました。マウスで。
一発勝負です。
数十秒の真剣勝負。
ヘタですね。
結果、ヘタですが、重要なのは、上手く描こうとか、下手に描こうとか、そういう作為を排除することにありました。
私にとって重要なのは、「無為自然」。
「ありのままの自分自身を表現すること」でしたので、これでOKなのです。
これはもう、哲学とか信念の話になってきてしまいますが…。
私はね、「取り繕っちゃダメだ」って思っていたのです。
「実際の自分よりも、少しでも自分をマシに見せよう」という気持ちを排除したかったのです。
実際の自分がヘタレで、しょ~もない人間なのに、アイコンだけ綺麗で、美してく、立派だなんて、そんなのは嘘っぱちで、すごくイヤだったのです。
ふがいない自分の事も、全部、受け止める!
ありのままの自分で勝負する!
ヘッタクソなアイコン画像は、その決意表明でもあるのです。
非の打ち所のない人を演じない。
— ネコ師匠 (@nekomasterTW) 2016年8月23日
不完全な自分のまま堂々と生きる。
たとえそれが、どれだけ無様なものだったとしても、偽らず、目を逸らさず、言い訳せず、受け止めること。
大切なのはその覚悟。#自由ネコの中の人 pic.twitter.com/P9AD1s3MDO
アイコンなんて、ある意味、自分自身の分身であり、自分自身の顔面ですからね。
究極の、自己表現の場ですよ。
自分を知ってもらうための、こんなチャンスは滅多にないんです。
自分がどういう人間なのか、それを全面的にアピールするための重要な舞台なのです。
私は、「どんなに無様で不格好でも、そのままの自分で勝負するんだ」って最初から固く心に決めていましたので、アイコンは一貫して変更していません。
イラストの上手な人にアイコンを描いてもらえそうなチャンスも何度かありましたが、私にとって重要なのは、自分を実物よりも良く見せることではありませんから、アイコンの変更はナシです。
もうね、このアイコンと心中する覚悟です。
とか言って、もしも絵本化とかLINEスタンプ販売とか、新展開があった時はもう一回考えたいと思います(笑)
(オリジナルキャラとしての特徴が一切ないので、商品化がむずい)
とにかくね、アイコンの画像はホント、自分の顔ですから。
ころころ替えるもんじゃないと思います。
実際の話、アイコン画像を頻繁に変更してる人は、ブログをすぐに辞めちゃう人が多いですね。自分が見た限りでは。
おそらく何か、迷いみたいなものがあるんでしょうね。
試行錯誤を繰り返しているつもりが単なる迷走だったりして。
もちろん、「ありのままのしょ~もない自分」を個性としてアピールしたい、というケースでなければ、ちゃんとプロの方にアイコンのイラストを依頼するのもアリだと思います。
重要なのは、コロコロと変更しないことでしょうね。
アイコンとは、企業とかブランドで言えば「ロゴマーク」ですから。
覚えてもらってナンボです。
「ようやく世間に浸透してきたところで、また変更します~」なんてのは愚の骨頂。
もしもシャネルやナイキが、ロゴマークを頻繁に変更し始めたらどう思いますか?
それはもう経営陣が迷走してるとしか思えませんよね。
ブログのタイトルは、アイコン以上に重要…かも知れない。
先ほど、アイコンをコロコロ替えるべきではない、という話をしましたが、逆に言うと、変更すること自体は、まぁ出来ない事もないんです。
しかしね、
ブログのタイトルに関しては、よりいっそう、最初からガッツリと考えた方がいいんじゃないか?っていう気がしますね。
たとえば先日、「オモロク」というブログのタイトルが「オモロク9(おもろくないん)」に変更になって再開した、というのが話題になってましたが…。
ブックマークを見てみると…あれっ?
「オモロク」でもなく「オモロク9」でもなく、
「K(ケー)ブログ」と表示されています。
おそらく、一番最初につけたブログの名前が「K(ケー)ブログ」だったんじゃないかと思うんですが…。
(あるいは、最初にブックマークが付いた時点のブログ名?)
こういう感じで、変更前のブログのタイトルが、ブックマークのページに関しては延々と未来永劫、載り続けるのだとしたら…怖くね?
やっぱ、最初から気合入れて、ナイス・タイトルを付けた方がいいですよね。
どうせ後から変更できるんだから…と思って、最初に下ネタっぽい名前付けちゃうとか、全然面白くないクソみたいなタイトル付けちゃうとか、安易なことやっちゃうと、あとあと、後悔することになりかねません。
あとはね、自分の立場、立ち位置や、喜怒哀楽、感情をタイトルに入れちゃった時の危険性ね。高確率で、タイトル変更を余儀なくされるような気がしますね…。
例えば、
「現役JKのセキララ・スクールデイズ」
みたいなタイトルを付けた時点では現役の女子高生だとしても、いずれはJKではなくなるわけで。
まぁ、最初から、のちのタイトル変更を見越してる、というのであれば問題ないのかも知れませんが…。
「ほのぼのマイホームパパのクッキング日記」
みたいなタイトルなのに、「この度、離婚いたしました。」
みたいな事もあり得ますし…。
「ポジティブニートのハイテンションブログ」
ってタイトルでスタートしたのに、
ブラック企業の正社員になって、ローテンションでブログ更新とか…。
そういうこと、ありえますからね。
長く続けるつもりなら、ブログのタイトルには変な「縛り」は入れない方がいいと思います。
元気な時もあるだろうし、落ち込んでる時もあるでしょう。
タイトルに「うきうきハッピー!」とか入れちゃったために更新できない、なんてこともあるかも知れません。
あるいは…
今は「仲良し家族」だとしても将来的には「骨肉の争いに発展」することもあるでしょう。
という事まで考慮して、私は「自由ネコ」というふわっとした捉えどころのないブログ名にしました。
実は、なんとなく「自由ネコ」って名付けたワケじゃない!いろいろ考えておりますよ!
いい加減なようでいて、実はめっちゃいろいろ考えています。
昨夜ですかね、「自由ネコ」に言及してくれた方がおりました。
こんな名前憧れる。「自由ネコ」
呼びやすい、覚えやすい、他にはない←完璧かよ。
しかも由来はイタリア語のgattoliberoらしい。
これを直訳したのが「自由ネコ」。日本でいう野良猫らしい。
でもイタリアでの猫の自由さは日本とは違って、野良ネコじゃなくて自由ネコって言うことに意味があるんだとか。
まあとにかく自由ネコさんもイタリアの猫みたいに自由にブログ書いてる人で、本当にこの名前が合ってる。
どうやってこんな素晴らしい名前見つけたんだか。
自由ネコっていうのは、「イタリアで生活している飼い主のいない猫(gattolibero=ガットリベロ)」のことなんですが、日本で言う野良猫とはちょっと違ってて。
自由ネコには、「生まれた場所で生きて良い権利」が与えられています。
例えば、誰か知らない人の家のガレージなんかでニャーと生まれた場合でさえも、そこで生活してOKなのです。
その家の住人が、自由ネコを追い出すことはできないのです。
自由ネコには、生まれた場所で自由に生きて良い権利が与えられていますから。
どうです、これ。
自由ネコ、最高でしょ。
まず「自由ネコ」という、この言葉の持つ意味合いが最高なんでね、その点がブログのタイトルに選んだ大きな理由のひとつではあります。
んで。
それ以外に、私が気をつけていたことがいくつかあります。
それはたとえば「字面(じづら)」です。
パッと見た時の、デザインというか、象形文字的な図というか、ビジュアルとしてのインパクトや統一感に、再三の注意を払いました。
例えば「自由猫」じゃダメなんです。
「じゆうねこ」もダメ。
「ジユウネコ」もダメ。
「自由ねこ」もダメ。
ビジュアル的なイメージとして、やわらかい曲線は入れたくなかったんですよね。
あと、文字は4文字。これはバランスです。
私は本来、温和で優しくて、温かみのある人間ではありません。
冷血動物のようにクールで、非情な男です。
この、血が通っていない、無機質な感じを出したかったので、「自由ネコ」となったわけです。
漢字の「自由」とカタカナの「ネコ」の組み合わせが一番バランスがいい。
ある種の「絵」として「ピクトグラム」的なマークとしての面白さを追求したわけです。
自分自身が日本語を読めない外国人になったつもりで考えました。
ブログのタイトルのように、フォントを「ふい字」にしてみると…。
自由ネコ
うん、やはり、味わい深いです。
ビジュアル的なインパクトね。
統一感があるし、印象に残りやすい…ような気がします。
なんかすいませんね、自分みたいな若輩者が、自画自賛で。
テキストを手書きっぽくカスタマイズする方法。
ブログのタイトルは、長くてもいいけど、略した時にどうなるかを先回りして考えておくべきだと思う。
文字にした時に「4文字」だな、ってのは頭の中にあったんですが、実を言うと、声に出した時にも「4文字」が理想だとは思っていました。
結果、言葉の意味のナイス加減を優先して「じ ゆ う ね こ」の5文字になっちゃいましたけど。
(4文字が理想的だけど、まぁ3文字、5文字は許容範囲かな)
戦略的なことを事前に考えている人は、おそらくブログのタイトル、「4文字」にしてる人、多いんじゃないかな。
「やぎろぐ」とかね。(今はタイトル違うのかな?)
最近、宮森はやとさん(通称みやも)もタイトルを「エドマル」に変更してましたね。
前出の「オモロク」もそうでしょう。
いろいろと戦略的にブログを展開している人は、4文字のタイトルを採用してる人、多いような気がしますね。
簡単に言うと、「語呂が良い」ってやつです。
声に出して発音した時にどうなのか?っていう部分まで考慮してる。おそらく。
言いやすい。
覚えやすい。
これ、重要です。
将来BIGになる予定があるのならば。
女子高生たちが、教室で「昨日の自由ネコ読んだ?」って世間話してるところまで、私は脳内シミュレーションしてますからね。
これね、お笑い芸人とかもそうですね。
ちょっと利口そうな芸人さんは、そこまで考えて、コンビ名を付けているはずです。
新聞のテレビ欄とかにコンビ名が載る場合、必ず略されちゃうわけですよ。
ということは略された時に語呂がいいかどうか?も先回りして考えておく必要がある。
例えば。
オリエンタルラジオ、とかね。
あの悪魔のように狡猾なあっちゃん(中田敦彦氏)なら、当然のように、そこまで考えているはずなんです。
略して「オリラジ」。
会話の中では「オリラジ」と呼ばれるだろうと。
新聞のラテ欄には「オリラジ」と表記されるであろうと。
それは当然、当初から頭にあったはずです。
あとは、え~~と。
コロコロチキチキペッパーズは、当然、自分たちのことが話題にあがる時には略して「コロチキ」と呼ばれるのを事前に想定している。はず。(勝手な憶測)
それに対して、例えば…
「エレキテル連合」とか「8.6秒バズーカー」なんかは、自分たちが将来BIGになった時に、コンビ名がどのようにお茶の間に浸透するか、という部分に関して、あんまり深く考えていなかったような気がします。
あんまり頭が良くない感じがすると言っちゃ失礼ですが…どう略されると思ったんだろう。
エレキテル連合…略して「エレキ」?「エレ連」?
8.6秒バズーカー…どう略せばいいんだ?
売れた時どうなる?冠番組を持ったらどうなる?みたいな、将来の自分たちが成功している青写真を事前に用意できていなかったのではないか?って気がします。
数手先まで読む、みたいな意識がなかったような気が…。
ちなみに、ハルオサンのブログ
「警察官クビになってからブログ」
は、URLを見ると「keikubi.com」。
「ケイクビ・ドットコム」ですからね。
ハルオサンは、ブログの開設当初から独自ドメインだったはず。
ということは…
略して「ケイクビ」っていうのは、ブログ開始前から考えていたという事です。
女子高生たちが教室で「昨日のケイクビ読んだ?」って世間話してるところまで、シミュレーションしていた、ということです。
ニックネームについての解説は、もういいでしょう。タイトルの解説を参考にして下さい。はい、まとめ~。
いかがでしたでしょうか。
成り上がっていく者は、そもそもスタートの時点から、高みを見据えている、ということが分かりますね。
最初から、山の頂上を目指して一歩目を踏み出しているのです。
ただやみくもにレンガを積んでいるのではなく、完成後の大聖堂をイメージして、作業を続けているのです。
その差が、ブログのタイトルや、アイコン、IDなど、初期設定の部分にも、垣間見ることができる、という事ですね。
なんか、壮大なスペクタクルな話になってきましたね。
たかが「ブログ始めようぜ」って話なんですけどね。
この記事を読んで、やっぱブログ辞めるわって人まで出てきそうです。
まぁ、本気でブログと取り組みたい人は、最初から気合入れていこうぜ!って話でした。
参考になるかならないかは、あなた次第です。
はてなブログ初心者講座は、まだまだ続きます!