【TED】心理学者ガイ・ウィンチの『感情にも応急手当が必要な理由』を観て

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昨夜観たNHK「スーパープレゼンテーション<字幕版>」が非常に興味深い内容でした。

プレゼンターは心理学者のガイ・ウィンチ。

「感情にも応急手当が必要な理由」という内容でした。

それにしてもTEDに登場する人々はみんなシャベリが上手いねぇ…。

 

400万再生を突破した人気のプレゼン動画。【ガイ・ウィンチ: 感情にも応急手当が必要な理由】

17分の動画ですが、観て損は無いと思います。

長い人生の中のたった17分です。どうぞお付き合いください。

楽しく健康的に生きるヒントがここにあります。 

 

興味深かった部分を一部、引用してみましょう。

「孤独」そして「失敗」について。

 

孤独感は心に 深い傷を負わせます

人の知覚を歪め 考えを混乱させます

人から大事にされていないんだと実際よりも強く信じ込んでしまいます

人と関わるのが とても怖くなります 拒絶されたり 傷つけられたり しかねないからです

これ以上耐えられないほどの痛みを 心は既に抱えているんです

孤独感に関する研究はたくさんありどれも恐ろしい結果です

孤独感は人を悲しませるだけでなく死に至らしめさえするのです

冗談ではないですよ

慢性的な孤独感は 早期死亡の可能性を 14%高めます

孤独感は高血圧や高コレステロールを引き起こします

孤独感は免疫系の機能を 抑制さえします あらゆる病気に 脆弱になるのです

 

孤独感だけが心を傷つけ知覚を歪め誤った方向に人を導く訳ではありません

失敗もそうです

失敗に対して自分の心が どう反応するか把握していますか?

知っておかねばなりませんよ

なぜなら もしあなたの心が 自分に能力がないと信じ込ませようとして あなたがそれを信じてしまったら

無力感にとらわれて すぐに挑戦をやめたり 試すことさえ しなくなるでしょうからね

そして成功なんて できやしないと もっと信じ込むようになるでしょう

だからこそ非常に多くの人が 本来の実力を発揮できないでいるのです

この道筋に従っていると たった1回の失敗だけでも 「成功なんてできないよ」と説得され そう信じ込むからです

略 

心は変更が難しいんです

一度何かを信じ込んでしまうとね

ですから失敗すると意気消沈し 挫折感を覚えるのは至極当然です

しかし自分は成功できないと 信じ込んではいけません

無力感と 闘わねばなりません

状況をあなた自身が コントロールしなくてはなりません

そしてこの種の悪循環を まず断ち切らなくてはなりません

 

ガイ・ウィンチ: 感情にも応急手当が必要な理由 | TED Talk Subtitles and Transcript | TED.com

 

 「孤独」と「失敗」、恐るべし…!!

言われてみれば、もっともな話なんですよね。

誰にでも心当たりがあるはず。

 

「孤独感」に苛まれて、精神的に弱ったり、

一度の「失敗」が原因で、心が負のスパイラルに落ち込んでいったり。

だいたい、メンタルが弱ってる時って、そんな感じですよね。

 

じゃあ、そんな時、どうすればいいのか?

知りたいのはそこですよね。

「孤独」や「失敗」で落ち込んでいる時に、どう対処すればいいのか。

 

 

ネガティブな感情を「反すう」しないこと。何か別なことに取り組んで気持ちを切り替えること。

頭の中で、ネガティブなイメージを何度もリピートしないことが大事なんですね。

嫌なことがあった時とか、何度もその場面を思い出したりしてしまいがちですけど、それをやっちゃうと、どんどんヤバいことになっていくわけです。

・・・・・・心当たり 

・・・・・・ありますよね(;´・ω・)。

 

上司に怒られた、とか、友達にバカにされた、とか、

まぁ、いろいろありますよね、不愉快だったり、嫌な思いをすることって。

 

そんな時に、心理学者のガイ・ウィンチいわく。

頭の中で「反すう」しちゃダメなんだそうです。

反すうってのは、この場合、簡単に言うと、自分の頭の中で何度も繰り返すこと、リピートすること。

これをやっちゃうと、よりそのネガティブな思いが強固なものになってしまうわけ。

何度も何度も思い出してイメージすることで、

そのネガティブな感情が、自分の中でいっそう大きなウエイトを占めるようになっていくんですね。

そして泥沼化。

 

例え一度の失敗だとしても、その時のダメージを何度も何度も「反すう」することで、

「もう絶対無理でしょ。成功するわけない」

というふうに諦めてしまうレベルまで、失敗するイメージに引っ張られてしまう。

 

失敗した時、イライラした時、落ち込んでいる時、とにかく心がヤバい時は、何か別なことに取り組んで、頭を切り替えることを意識する。

 

まずは自覚することですね。

「あっ今ヤバいな。メンタル落ちてるな」

って気づくこと。

そして気づいた時には、意識して頭の中をリセットすること。

何か違うことに取り組んで、ネガティブな考えを一度、追い出しちゃう。

 

全く別なことを考える「気分転換の時間」が、たった2分間だけでも効果があるそうです。

2分後にまたネガティブなことを思い出すよりは、本当はもっと長い時間、別なことに取り組み続けた方がいいんでしょうけどね。

 

 

ちなみに「スーパープレゼンテーション」のナビゲーターお2人は、ネガティブな思考を「反すう」しそうな時に、どうするかといいますと…

伊藤穰一さんは「気功」

スプツニ子!さんは「筋トレ」とのこと。

お二人とも、意識して体を使うようにしていますね。

体の健康と心の健康が密接に関係していることを把握していらっしゃいます。

伊藤穰一さんが、

「ようやく西洋医学でも、心と体の関係に目が向けられ始めている。」

的なことを言っていました。

 

これはなんと、偶然にも、このブログの昨日のエントリーと重複する結果となりました。

私の名言?迷言?

人生に迷ったらとりあえず動け。走れ。跳べ。泳げ。踊れ。ヨガれ。筋トレ。

gattolibero.hatenablog.com

私自身は実体験、経験から導き出しました。

メンタルがヤバい時は、自己啓発本を読むよりもジョギングとか筋トレとか水泳とか、体を動かしたほうが効果があるんですよね。確実に。

逆に言うといくら役に立ちそうな本を読んでも、その後に「行動」が伴わなければ何も変わりません。 

大事なのは「行動」 です。

動くことです。

本なんて一冊も読まなくても、自分が動けば、確実に何かが変わりますから。 

 

 

ちなみに、筋肉を鍛えるとテストステロンというホルモンが分泌され「根拠のない自信」が湧いてきます。

ちょっと科学的なことを言うと、筋トレをすると「テストステロン」という「自信が湧いてくるホルモン」が分泌されるんですってよ、奥さん!!

 

筋トレをすることによって、ホルモンの分泌が促され「根拠のない自信」が湧いてくる。


「根拠のない自信」は、君の顔つきや態度、行動パターンを変革していく。

行動が変化すれば、おのずと人間関係や取り巻く環境、その他もろもろがドミノ倒しのように変化していく。

「根拠のない自信」は、「根拠のある自信」を生み出す最初の一歩なのだ。

そして、「根拠のない自信」は筋トレから生み出されるのだっ…!!

gattolibero.hatenablog.com

 

 

まとめ。ネガティブな思考の反すうを辞めることで、物の見方が変わるようになります。

お試しください。

今なら無料。

ってか、いつでも無料だな。

 

さて!

私もちょっと体を動かしたいと思います!

ヨガとか、ピラティスとか、ストレッチとか、老体に優しい何かを始めたいと思います。

とりあえず今日は散歩かなぁ~。

 

by the way

ご多忙の折ではございますが、風邪など召されませぬようご自愛ください。

 

 

心理学者ガイ・ウィンチの著書

特別に76ページ分の試し読みができるお試し無料版。

 

自信がない人でも、自己肯定感は訓練次第!とのこと。