実際に軽く被災して分かった防災&避難のアレコレ。

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実際に過去に被災しまして。(地震)

被害はそれほどでもなかったんですけど、それでもけっこう衝撃的な体験でした。

今日は、その時に気づいたこととか、教訓なんかをちょっと。

これからの時代、日本列島、どこにいても大丈夫なんてことはありませんからね、「被災しないように」ではなくて「被災した時にどう動けるか?」を意識していった方が良いんじゃないかと思います。

 

なんとなく、ふわっとした感じで「非常用の持ち出し袋」を用意していたけど、甘かった。

ある程度ね、ザックリとした、根拠のない自信があったわけですよ。

何か不測の事態が起きたとしても、自分はなんとかなるだろうって。

 

でも、実際には、「やべっ!逃げなきゃ!」っていう、切羽詰まった瞬間が自分の身に起こるなんて、心のどこかで思ってなかったんでしょうね。

 

(一応、用意はするけどさ、でも、どうせ何も起こらないんでしょ?)

ってのが、深層心理っていうかね、本音だったと思うんですよね。

 

どこかで、高をくくっている。

「自分は、そんな大惨事とは無縁なはずだ」と、何の根拠もなく、うっすら安心しちゃっている。

 

んで、どうなったか。

 

「どうする?逃げる?逃げる?ハイ、一応、逃げとこうか!」

ってなった時に、貧乏性なんで、カバン、3つ、持って行こうとしたんですよね。

 

そしたら、超~重てぇんでやんの。

 

あ、あれもいるな、これもいるな、

これもあると便利だから持って行っちゃおう、

 

中途半端に時間的な余裕があると、欲張っていろいろ持って逃げようとしちゃうんですね。

 

自分が運べる限界まで、モノを持って行こうとしちゃった。

 

ちゃんと、脳内でリハーサルやっといた方が良いです。

本当に「これがないとヤバいんだよ」っていうものだけ、ちゃんとひとまとめにしておきましょう。

あとで買い足せるものは、持たなくても大丈夫だと思います。

 

パニックになるとね、

「あ、半袖持って行こ。寒いとアレだから長袖も。あと…コーディネート的にはこのズボンと…」みたいな。

そんなのどうでもいいです。

コーディネートとか、どうでもいいです。

 

 

高層マンションとか住んじゃうと、エレベーターが止まった時に、終わるよ。

もし仮に、停電じゃなくても、大きな揺れがあった場合、エレベーターの安全装置が働いて、自動的に停止しちゃうと思います。(最寄りの階に停まる?)

おそらく、エレベーターはね、乗れない状態になります。

 

じゃどうすんの。

もしも火災でも発生したらどうすんの。

 

非常階段を、ダッシュで駆け下りることになります。

最悪の場合、電気がついてない真っ暗な階段を、大荷物を抱えて駆け下りなくちゃならない。

 

手に持たなくて大丈夫な「ヘッドライト」は必須アイテム。

gattolibero.hatenablog.com

 

普段足が悪くて車椅子に乗ってる人とか、どうするんだろうね。

足腰の弱いおじいちゃんおばあちゃんとか。

マンションの高層階に住むのは命取りなんじゃないだろうか。

 

まずね、建物の上に行けば行くほど揺れが激しいし。下の方よりも全然、揺れる。

 

5階の住人の部屋では家具が倒れてきてなくても、10階の住人の部屋では家具は全部倒れて滅茶苦茶になってるとか。

 

こういうリスクを考えると、マンションの上の方に住むってのは、非常に危険なことなのかも知れません。

「見晴らしが良いから上に住みたい!」って人はいるでしょうけど、今は元気で足腰が丈夫だとしても、いつかは皆、老いるわけで。

老いた時に非常階段で上り下りしなくちゃならない状況が発生するかもしれない、って考えると、生死を分けるような一生に一度の場面で、後悔する可能性も少なくないのかも知れません。

 

まぁ、想像してみてくださいよ。

13階に住んでいるヨボヨボの独居老人たちが、必死になって自力で下まで降りてきたのはいいとしてもだ。

給水所で分けてもらった5リットル、10リットルの水を担いで、どうやって非常階段で、自分の部屋まで運べるっていうんですか。

誰かに運んでもらうしかないんですよね。

 

実際にそういう状況がありました。

 

「防水バッグ」は水を運ぶときに使えます。(持ち手があって運びやすい)

gattolibero.hatenablog.com

 

エレベーターが止まった場合、高層階の住人は、気軽に部屋と地上を行き来できるような状態ではないです。

途中の階で火災が発生したら、終わる可能性もありますし。

これ、お忘れなく。

 

 

話を戻します。

 

一方その頃。3つもカバンを抱えた私は、とりあえず非常階段で地上まで降りてきたわけですが…

なんかね、ガス漏れかなんかがあったらしくて。

一応、とりあえず下まで降りておこうかってことで、カバン3つ持って、駐車場のあたりで様子見てたわけよ。

爆発するのかしないのか。

 

「あっ、ヤバい、逃げよう」って思ってから逃げたんじゃ遅いような気がしたんでね、一応、地上で待機しておいた方がいいんじゃないかと思って。

 

リュックを背負って。

ダッフルバッグを斜めがけして。

手には、アルミのアタッシュケース。

 

これがさ、ダメだったね。

 

アルミのアタッシュケースが醸し出す「重要機密事項感」がハンパないわけよ。

 

明らかに、「アイツのあのカバンの中にとんでもないものが入ってるぞ!」っていう。

 

どう考えても、リュックやダッフルバッグには金目のものは入ってないな、狙うならあのアタッシュケースだな、って火事場泥棒なら誰もが思ったと思うのよ。

 

教訓。

重要なものをアルミのアタッシュケースに入れちゃダメ。

 

いや、入れてもいいんだけど。いいんだけどさ。

もうね、めっちゃ泥棒のターゲットになります。

あと、恥ずかしいです。

 

着の身着のままで、クロックス履いてるのに、アタッシュケースを抱えてる自分の姿が恥ずかしいです。

もっとコーディネート的に、ちゃんとすべきかな…って気持ちになります。

(クロックスに対する風評被害感)

 

ということで、本当に大事なものは、さりげないたたずまいのバッグで運びましょう。

 

あとね、他にもいろいろ、教訓を得たような気がするんだけど、全然、思い出せないね。

思い出したら、また続きを書くことにします。

 

 

gattolibero.hatenablog.com

 

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