先日の「ワイドナショー」を観ていて、「老害」ってこういうことなのかな~、自分では知らず知らずのうちに、そうなっちゃうんだろうな~と、そんなことを思いました。
閲覧注意。
※不愉快な内容もあったりなかったりする可能性もありますので、あらかじめご了承ください。閲覧注意。
ちなみに、ワタクシ自身はワイドナショーあんまり好きではないんですが、相方の大福さんが毎週欠かさず(観れないときは録画してまで)観ているので、私も自動的に2次災害的に被爆しているという状況です。
先日のワイドナショー、お題は「オリンピックの森会長辞任」「貴乃花と息子の確執」「アルペンの創業者が強制わいせつ?」みたいなゲスゲスな内容だったが、それよりもさ…
あの~~・・・・・・・・・
・・・・・・・・・
言っちゃいますよ?
ゲストで来ていた、金谷かほりさんという方なんですが・・・
みなさん、怒らないでね。怒りそうな人は、今すぐ、踵を返して立ち去っていただいた方が、お互いにとってウインウインだと思います。読まない方がイイ。
はい、一応、忠告しておきましたからね、不快な気持ちになったとしても、わたしゃ知りませんよ。
このブログは、しょせん、便所の落書きみたいなもんですから。
「いち個人の感想」ですので。
権威性も何もありませんので、そういうの期待しないでくださいネ。
はい、本題に入ります。ゲストコメンテーターの演出家・金谷かほりさんね。
いちおうね、番組側としては、リスペクトに値するものすごい大物ゲスト、みたいな感じで紹介してたわけですよ。
なんか、舞台演出界のアカデミー賞みたいなの受賞したのかな?
とにかく、この人はすごい人なんですよ、こんなすごい人がこの番組のゲストに来てくれたんですよ、みたいな雰囲気でさ。
ご本人も、まんざらでもないのか、「アカデミー賞みたいな、トロフィーを持って登壇してスピーチをしたことがあります」みたいなことを、おっしゃっていましたし。
とにかく、すごい人なんだろうなと。
大物ゲストなんだろうなと、
視聴者に対するそういう刷り込み?みたいなのが番組の冒頭でちょっとありまして。
いや、それ自体は全然、いいんですよ。
私が気になったのは、そこじゃないんです。
とにかくその、大物演出家?の方がさ。コメントがイチイチ、ズレてるような気がしたんだよねぇ…。
あ、あとね、そのほかのゲストが
元サッカー日本代表の内田篤人さん、
ピアニストの清塚信也さん、
ですね。
え~~と、ワイドナショー、一個目の話題はオリンピックの森会長辞任の話か。
ここのターンは内田篤人さんの「次期会長は松本人志さんが適任」という発言が全部持って行った感じでしたので、これはこれで。
次の話題が「貴乃花と花田優一との確執」でしたか。このへんから雲行きが・・・
なんでこんな、クソどうでもいい親子喧嘩の話をわざわざ公共の電波を使ってテレビで取り上げるのか意味不明ではありますが。
ここのターンでさ、大物演出家の金谷かほりさんが、
「貴乃花はすごい横綱で素晴らしい力士なんだから、息子はそんな偉大な父親をディスっちゃダメですよ」
みたいなコメントをしたわけですよ。
これ、なんか、ぜんぜん分かってねぇな、って感じしませんか?
「THE・子供への無理解」のお手本って感じがしないでもないです。
ピアニストの清塚信也さんが、ずばり核心を突いたコメントしてましたけど、
「周りの大人たちが、あんたのお父さんはすごいんだよ!って息子に言うのがいけないんじゃないですか?だから息子が反発してるんじゃないですか?」
みたいな。
いや、たぶん、おそらく、ズバリそうなのよ。
なんか、イソップ童話の「北風と太陽」みたいなもんですよね。
息子(花田優一)の頭を押さえつけて「アンタの父親は偉大なスターなんだよ!ひれ伏せよ!」って回りが言えば言うほど、息子は父親に反発し続ける、っていう。
この、金谷さんが何か微妙なことを言って、清塚さんが的確にフォローする、っていう図式、この後も何度もありました。
清塚信也さんの知性とかトーク力とかが終始、光っておりました。
んで、次の話題が「アルペンの創業者が会長職を辞任、強制わいせつ致傷等うんぬん」って話だったんですが・・・ここでも
大物演出家の金谷かほりさんが
「72才にもなって、自分の性欲と折り合いがつかないとか、出会い系で相手を探すとか、理解できない」
みたいなニュアンスのことを言っちゃうわけです。
このへんもなんかねぇ~、スタジオ内の周りの人、だれも金谷さんの意見に同意していない感じでしたよね…。
「ホントですよね、老人なのに性欲があるとか、おかしいですよね!」みたいな空気には、当然ならなかったわけです。当たり前ですけど。
性欲の有無と年齢は関係ないだろ、って話だし、
さらに言うなら・・・
むかし「人のセックスを笑うな」っていうタイトルの映画がありましたけれども。
たぶん現代社会で良しとされている価値観って「人の性癖を笑うな(批判するな)」ってことだと思うんですよね。
性欲だって性癖だって十人十色、千差万別、みんな違ってみんないい、はず。
サドもいるし、マゾもいる。
「72才で性欲全開は理解不能」とか「72才で出会い系は理解不能」みたいな意見は、非常にズレてるというか、支持や賛同を集めるのは難しいと思いますよ。
このへんも、なんだろうなぁ~、言ってみれば、一昔前の価値観で止まっちゃってる、っていう感じがしたんですよねぇ…。
あとね~、最後に。バレンタインデーのチョコレートの話の時にさ
大物演出家の金谷かほりさん、今、60才くらいらしいですけど、
「この年になって本命(本気の恋愛)とか、ありえないんですけど」
みたいなこと言っちゃって。
本人は自虐だからOKだと思ってるのかもしれないけど、
「60才のババアがいまさら恋愛とか無いでしょ」
みたいな自虐的な考え方も、どうかと思いますよねぇ~・・・。
こんな感じで、なんつーか、いちいち、ちょっと古い時代のモラルや価値観ってのが、金谷さんのコメントから見え隠れし続けていたんですよねぇ…。
んで、金谷さんが
「この年になって本命(本気の恋愛)とか、ありえないんですけど」
みたいなことを言った瞬間、
他の出演者たちから「いやいやいや、そんなことありませんよ」ってフォローが入ったりして。
なかなかねぇ、終始、危なっかしいというか。
本来であれば、見識の有る、リスペクトに値する大物ゲストっていうポジションで呼ばれたはずの金谷かほりさんが、なかなかの地雷っていうか、終始、微妙な感じだったのが、なんかもうね~、自分的にはすごく、印象に残ったんすよねぇ…。
いや、金谷かほりさんをディスりたいとか、そういう話じゃ無いんですよ。ぶっちゃけ、他人事じゃねぇな、って思ったのよ
とにかくさ、何か過激なことを言って炎上を狙うポジションとしてオファーがあったなら、爪痕を残すために、ちょっと間違えたことを言ったり、ズレたこと言ったりする、ってのは、全然、わかるんですよ。
サンデーモーニングの張本勲さん(通称・ハリさん)なんかは、もう、炎上芸っていうか、そういうニーズにこたえるために、老害的なコメントばっかりまき散らしてますし、それはそれで、需要と供給ということで、アリっちゃアリだと思うんだけどさ。
でも、今回のワイドナショーの金谷かほりさんは、炎上枠で呼ばれたわけじゃなかったと思うんだよね。
それなのに、いつ炎上してもおかしくない程度の、揮発性っていうか、可燃性のにおいがしてたのよ。
んで、その感じがなんつーか、
「あれっ?人って、自分でも気づかないうちに老害化していくってことなのかな?」って。
金谷さんは絶対、自分的には「老害的なコメント言って、爪痕残してやろう」とは思ってなかった気がすんのよ。
ちゃんと、まっとうな、正しいと思われるようなコメントを言い続けていたと思うのよ。自分なりに。
「えっ?今の自分の発言、何かおかしいこと言った?」って感じだったと思うのよ。
これさぁ、女性蔑視発言の森さんも、おそらく、そんな感じだったと思うんよねぇ、大きなくくりで言えば。
森さんの娘さんだっけ?なんか言ってたらしいけどさ、「父はもう、自分の発言の何がまずかったのか、理解できないと思う」みたいな。
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これ、こういうことなんだろうな、老害って。
誰にとっても、他人事じゃねぇんだな、って。
いずれは、確実に、自分自身も同じ状況に置かれる時が来るんだなって。
私も自分では何がまずかったのか理解できずに、平気な顔していっちゃうんだろうなと。まずいことをブログに書いちゃうんだろうなと。
もしかすると、この記事自体も、まさに…。
今、老害をディスっているアナタもワタシも、いずれは確実に、ディスられる側に回ることになる・・・。