「さすが東大だな!」って話題になってますね。入学式の祝辞。by 上野 千鶴子。
いろいろ、印象深い部分があったので、抜粋しておきましょう。
平成31年度東京大学学部入学式 祝辞 | 東京大学 (上野千鶴子 - 認定NPO法人 ウィメンズ アクション ネットワーク理事長)
平成31年度東京大学学部入学式 祝辞
ご入学おめでとうございます。あなたたちは激烈な競争を勝ち抜いてこの場に来ることができました。
まずは、東京医科大不正入試問題に関する話から入ってるんですが、そこは今回はスルーします。できるだけ抜粋部分を少なくしたいので。
最近ノーベル平和賞受賞者のマララ・ユスフザイさんが日本を訪れて「女子教育」の必要性を訴えました。それはパキスタンにとっては重要だが、日本には無関係でしょうか。「どうせ女の子だし」「しょせん女の子だから」と水をかけ、足を引っ張ることを、aspirationのcooling downすなわち意欲の冷却効果と言います。マララさんのお父さんは、「どうやって娘を育てたか」と訊かれて、「娘の翼を折らないようにしてきた」と答えました。そのとおり、多くの娘たちは、子どもなら誰でも持っている翼を折られてきたのです。
ノーベル平和賞を受賞したマララさん。
マララさんのお父さんは「娘の翼を折らないようにしてきた」と答えています。
ちなみに私は親から、褒められた経験がありません。
「お前には何の才能もない」「何をやっても無駄だぞ」と言われたことならあります。
高校受験の頃は「お前なんて高校に落ちればいいんだ」と言われたこともあります。
ちょっともう、意味がよく分からないです。
徹底的に子どもの翼をへし折ることに精力を傾けてきた両親に対しては「地獄に落ちればいいんじゃないかな?」って思ってましたが、今はもう、ガン無視することで決定~。テヘペロ。
嫌なヤツのことを想う時間がもったいない。労力がもったいない。
自分の中では「最初からオオカミに育てられた」という設定で頑張っていこうと思っています。
東大工学部と大学院の男子学生5人が、私大の女子学生を集団で性的に凌辱した事件がありました。加害者の男子学生は3人が退学、2人が停学処分を受けました。この事件をモデルにして姫野カオルコさんという作家が『彼女は頭が悪いから』という小説を書き、昨年それをテーマに学内でシンポジウムが開かれました。「彼女は頭が悪いから」というのは、取り調べの過程で、実際に加害者の男子学生が口にしたコトバだそうです。この作品を読めば、東大の男子学生が社会からどんな目で見られているかがわかります。
東大には今でも東大女子が実質的に入れず、他大学の女子のみに参加を認める男子サークルがあると聞きました。わたしが学生だった半世紀前にも同じようなサークルがありました。それが半世紀後の今日も続いているとは驚きです。この3月に東京大学男女共同参画担当理事・副学長名で、女子学生排除は「東大憲章」が唱える平等の理念に反すると警告を発しました。
東大には女子が入れないサークルがある?しかも他大学の女子は参加可能?
なにこれ。
バカか?
東大もけっこう、想像以上にバカだな!
いまだにそんな前時代的なことやってんのか!遅れてんな!
日本のトップがこれなら、そりゃその下から末端に至るまで、全部バカなのもしょうがないね!
あなたたちはがんばれば報われる、と思ってここまで来たはずです。ですが、冒頭で不正入試に触れたとおり、がんばってもそれが公正に報われない社会があなたたちを待っています。そしてがんばったら報われるとあなたがたが思えることそのものが、あなたがたの努力の成果ではなく、環境のおかげだったこと忘れないようにしてください。あなたたちが今日「がんばったら報われる」と思えるのは、これまであなたたちの周囲の環境が、あなたたちを励まし、背を押し、手を持ってひきあげ、やりとげたことを評価してほめてくれたからこそです。世の中には、がんばっても報われないひと、がんばろうにもがんばれないひと、がんばりすぎて心と体をこわしたひと...たちがいます。がんばる前から、「しょせんおまえなんか」「どうせわたしなんて」とがんばる意欲をくじかれるひとたちもいます。
あんまり長く抜粋したくないんだけどなぁ~…。
どうしても長くなっちゃうな~…。
あなたたちが今日「がんばったら報われる」と思えるのは、これまであなたたちの周囲の環境が、あなたたちを励まし、背を押し、手を持ってひきあげ、やりとげたことを評価してほめてくれたからこそです。
これ、うらやましいね。
頑張ったら報われる、って思って生きてるんだ。
う~らや~まし~~!
そしてそして、ここが一番、抜粋したかった部分ね。
あなたたちのがんばりを、どうぞ自分が勝ち抜くためだけに使わないでください。恵まれた環境と恵まれた能力とを、恵まれないひとびとを貶めるためにではなく、そういうひとびとを助けるために使ってください。そして強がらず、自分の弱さを認め、支え合って生きてください。
実は最近、自分の持っているパワーを有効に使うにはどうしたらいいのか?って考えています。
自分には何のチカラもないと思っていたんですけど、どうやらそうじゃなかった。
「いやいやいや、自分なんて大したことないですぅ~~」って謙遜したり卑下したり、そういうTHE日本的なクソみたいな振る舞いもできないことはないが、ここではあえて、そうしない。そういうのは今回は辞めておく。
オレは、やれる。
そういうスタンスで話を進めていく。
私はただひたすら、アホヅラさげてブログ書いてるだけなんですけど「救われました」とか「影響を受けてブログはじめました」とか、メッセージをもらったり。
なにげなく他のブログに言及しただけなのに、想像以上にめちゃくちゃ喜んでもらえたり。
ツイッターで拡散してくれてた人を発見して「ありがとうございます!」って返信したら、
「えっ!本物の中の人ですよね?2年前からブログ読んでます!あ…涙が…止まらない」
みたいな反応が返ってきて、よほどこっちが勇気づけられたり、エナジーもらったり、ってこともありました。(その節はこちらこそありがとう)
オレ的には、けっこう今までは、ブログのチカラをなめてたよね。
ただシコシコ書いてるだけでさ。
自分の中のどす黒い感情をぶちまけてるだけでさ。
こんなもん、なんの意味も価値もありゃしねぇって思ってたけどさ。
そうじゃなかった。
パワーを持っている人には、そのパワーをどう使うか、責任がある。
なんか、自分がエックスメンの一員にでもなった気分だな。
自分が勝ち抜くためだけに使わないでください。
恵まれないひとびとを貶めるためにではなく、助けるために使ってください。
そして強がらず、自分の弱さを認め、支え合って生きてください。
そういうことだよな。肝に銘じておこう。最近、物忘れが激しいけど。
極論を言うと、ナイスなツイートや、ナイスなブログ記事を拡散する、っていうことだって、パワーの効果的な使い方のひとつだ。
自分には何もできない、何も誰かに与えるものがない、って嘆いてる暇があったら、ツイッター始めろ。できる範囲でいい。ナイスなコンテンツをかき集めて、拡散しろ。
そして余談ではあるが、オレのアカウントをフォローしておけ(無理矢理ねじ込み)
はい、最後の抜粋。
大学で学ぶ価値とは、すでにある知を身につけることではなく、これまで誰も見たことのない知を生み出すための知を身に付けることだと、わたしは確信しています。知を生み出す知を、メタ知識といいます。そのメタ知識を学生に身につけてもらうことこそが、大学の使命です。ようこそ、東京大学へ。
平成31年4月12日
認定NPO法人 ウィメンズ アクション ネットワーク理事長
上野 千鶴子
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ちょっと何言ってるのか分かんないんですけど。
ここで、学のなさが露呈。
オレ、大学行ってないから、よく分かんねぇッス。
今、なんだかんだでブログ4年目ッスわ。大学で言うと4年生ッス。
とりあえず10年生、20年生を目指します。(留年?)