人生に何を望むのかは自分次第。

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「生きるのがしんどい」

わかる。

「生きてるだけでつらい」

わかる。

「すべてを終わらせたくなる」

わかる。

「自分を許せない」

わかる。

「社会を許せない」

わかる。

「家族を許せない」

わかる。

「周囲の人間を許せない」

わかる。

「どうやって生きていけばいいのか分からない」

わかる。

 

その気持ち、わかる。

何故ならオレも、そういう時期があったからな。

 

きっと世の中には「生きるのが得意な人間」と「生きるのが苦手な人間」がいるんだろう

運動が得意な奴もいるし、勉強が得意な奴もいる。

 

めちゃめちゃ頭が良いけど嫌われてる奴もいるだろうし、

メチャメチャ馬鹿だけどみんなに愛されてる奴もいるだろう。

 

見た目がイイ奴もいるし、イマイチな奴もいるだろう。

 

カネ持ってるけど自分のためにしか使えないヤツもいるし、

カネ持ってないけど、誰かのために自分の命を使えるヤツもいるだろう。

 

いろいろですよ、いろいろ。

 

みんな違う。

 

ところで、「生きるのが苦手なヤツ」はスムーズに生きられるように「矯正」されなければならないんだろうかね。

上手に生きられるように、変わらなければならないんだろうか。

 

生きるのが下手な人間は、社会の害悪なのだろうか。

そのままでは、生きられないのだろうか。

 

生きるのが得意な人、生きるのが苦手な人、いろんな人間が、みんながそれぞれ、そのままの自分で、それでもちゃんと自分の居場所を見つけられるような世界ならいいんだけどね。

 

みんながみんな、器用で、柔軟で、利口で、環境に適応できればいいんだけどね。

実際にはそんなことは無いわけで。

 

今の社会に、適応できる人と、適応できない人がいて。

居場所を確保できるヤツと、どこにも居場所がないヤツがいて。

 

難しいもんだねぇ。

 

 

「生きるのキツイ」わかる。しかし、誰かを恨んでも、誰かを憎んでも、多分、人生は好転しない

もうちょっと頭が良ければ…。

もうちょっとルックスが良ければ…。

もうちょっと金持ちの家に生まれていれば…。

 

嘆こうと思えば、いくらでも嘆くことはできる。

 

しかしだ。

 

そうやって、自分自身を悲劇の主人公に仕立て上げたところで、その先に何があるか。

 

そんな立ち位置を、望んでいたわけではないだろう?

 

「可哀そうな自分」なんて、なりたかった自分ではないだろう?

 

一息ついたら、歩きだすしかないんだろうね。

 

いつまでも、誰かを、何かを、呪って生きていくよりも、きっと他に、できることがある。

 

自分のために、やれることがある。自分のために、前を向くことができる。自分のために、そう信じることができる。

 

 

ダメならダメなりに、出来ないなら出来ないなりに、生きていくしかない。道を模索し続けるしかない。

みんなと同じことができないなら、みんなと違う道を歩くしかない。

3倍大変な道かもしれないが、その時は3倍苦労するしかない。

 

ってかね、その「3倍」って数字はどこから出てきたんだ?って考えるとさ、それって「他人の人生と比較して3倍の難易度」って話じゃん。

 

じゃあ、他人と比較するのを辞めりゃイイ。

 

もっともっと、一心不乱に、自分の人生に打ち込めばいい。

 

自分が好きなもの、ワクワクするもの、に取り組めばいい。

 

「そんなもの、見当たらない」じゃなくてさ、それを見つけるために与えられた時間を「人生」というのであって。

 

きっと「自分がやるべきこと」を見つけ出すことが、人生における最大のミッションなんじゃないかと思いますよ、ワイ的には。(適当)

 

人生に何を望むのかは、自分次第。

 

趣味「日光浴」とかなら、そんなにカネもかからず、楽しく生きていけるじゃん。

 

趣味「ロレックス集め」とか、そういうカモられ系の方向を選ぶから、カネが足りなくなるわけよ。

 

価値観なんて、ひとつじゃないんだから。

 

生き方を容易にするヒントは、どこに価値を置くのか?だから。

 

テレビや雑誌の広告に煽られて、高級ブランドとか買い始めるから悲劇が起こるわけでさ。

 

金持ちの道楽を見せつけられて、それに感化されてるようじゃ、いつまでたってもカネが足りないのよ。

 

 

最近、ふと思った。「オレはポイ活がんばろう」って。

何度か過去記事にかいたけど、基本的には、

「自分が死んだ時に残された遺品は、段ボールたった一箱だけ」

みたいなフィニッシュを迎えたいと考えておりますんでね、あんまり欲しいものって無いわけですよ。自分的には。

 

先日も、ユニクロでPayPay使ってヒートテックを1枚買うと、もう1枚タダでもらえる、ってキャンペーンやってましたけどね。

「ヒートテック欲しい」って思ってないから、参加できませんでしたよ。

寒い時は、ヒートテックを着て外出するのではなく、

全ての予定をキャンセルしてコタツで丸くなるのが王道、っていうのが私の生き様ですから。

 

いや、そんな話じゃないんですよ、今回は。

 

欲しいものが何もないと「お金」に対して興味を持ちにくい、って話なんすよね。

 

ところがさ、先日。

「お金そのもの」ではなく「お金を稼ぐための努力」に対しては、ちょっと興味を持てる、っていうことに気づきまして。

 

例えばさ、ある人が、お金を稼ごうと考えてるとしましょう。

それで「これからの時代は中国語のニーズがあるはずだ」って考えて、中国語を勉強し始めたとしましょうか。

中国語をマスターするために、中国語教室に通ったり、中国語で書かれた本を読んだり。そういう努力をし始めたと。毎日、黙々と、コツコツと。

そういう状況を想像してみてください。

・・・・・・・・・

どうですか。

なんか、よくないですか?

ひたむきに、中国語を勉強している姿を想像してみてくださいよ。

なんかイイ感じしません?

「その努力」自体に、好感が持てません?

 

別に、中国語じゃなくてもいいんです。

何でもいいんです。

「何かに打ち込んでいる姿勢」に素晴らしさがある、というか。

 

「お金を稼ごう」からの~、「そのために資格を取ろう」でもいいんです。

なんつ~かな、「その努力している姿勢」自体に、価値があるというかな、魅力を感じるというか。

 

あぁ、そっちか、っていう。

人の心を動かすのは、そっちだったか、っていう。

(少なくとも自分の場合ね)

 

別にね、私の中では、何でもいいんです。

 

ゴミ拾いであろうと、

ドブさらいであろうと、

座布団運びであろうと。

 

ひたむきに何かに打ち込んでいる姿勢は、それだけで、素晴らしいんだ、と。美しいんだ、と。

 

ということで、私はポイ活を頑張ることにしました。

ボイ活を頑張っている瞬間、きっと私は輝いていると思うんですよね。

そうでもないですかね。

 

 

あ、そういえばね、全然関係ない話かもしれないけど、米津玄師が言ってましたよ。こんな話。

あの、超人気シンガーソングライターの米津 玄師(よねづ けんし)が、こんなことを言っていました。(うろおぼえです)

 

ある日、ラグビーの曲を書いてくれってオファーがあったわけですよ、米津玄師のところに。

それでさ、米津玄師は、それまでスポーツとか全然興味無かったから、ちょっと困ったんだって。

で、え~どうしよう…ってことで、とにかく、夜中にずっと、ひたすらラグビーの試合を観続けたんだって。

 

 

んで、米津玄師いわく

「美しいと思った」

ってさ。

 

ラグビーを見て、「スポーツって美しいな」って思ったらしいのよ。

ひたむきに何かを追いかける。

何かに向かって全力でぶつかっていく。

そういう姿勢を、美しいって感じたらしいんよね。

 

そして出来上がった曲がコチラです。

これがもう、ヤバいんよね…。必聴。


米津玄師 MV「馬と鹿」Uma to Shika

 

(はてなブログは2019年7月1日以降、歌詞の引用が可能になりましたので掲載させていただきます)

 

歪んで傷だらけの春
麻酔も打たずに歩いた
体の奥底で響く
生き足りないと強く

まだ味わうさ 噛み終えたガムの味
冷めきれないままの心で
ひとつひとつ 無くした果てに
ようやく残ったもの

これが愛じゃなければ 何と呼ぶのか
僕は知らなかった
呼べよ、花の名前を ただひとつだけ
張り裂けるくらいに
鼻先が触れる 呼吸が止まる
痛みは消えないままでいい

Ohh…

疲れたその目で何を言う
傷跡隠して歩いた
そのくせ影をばら撒いた
気づいて欲しかった

まだ歩けるか 噛み締めた砂の味
夜露で濡れた芝生の上
逸(はや)る胸に 尋ねる言葉
終わるにはまだ早いだろう

誰も悲しまぬように 微笑むことが
上手くできなかった
ひとつ、ただひとつでいい 守れるだけで
それでよかったのに
あまりにくだらない 願いが消えない
誰にも奪えない魂

何に例えよう 君と僕を
踵に残る似た傷を
晴れ間を結えば まだ続く
行こう、花も咲かない内に

これが愛じゃなければ 何と呼ぶのか
僕は知らなかった
呼べよ、恐れるままに 花の名前を
君じゃなきゃダメだと
鼻先が触れる 呼吸が止まる
痛みは消えないままでいい

あまりにくだらない 願いが消えない
止まない

 

たぶん、我々は、なにかに、ひたむきに取り組めば、それでいいんじゃないでしょうか。

人生なんて、そんなもんなんじゃないでしょうか。

 

まるで、馬鹿みたいに、愚直に、ストレートに、一心不乱に。

それでいいんじゃないでしょうか。

 

美しいってそういうことなんじゃないでしょうか。