「子どもは親の所有物じゃない」っていう当たり前が分からない親

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「子どもは親の所有物じゃない」ってフレーズ、何度も聞いた事があると思います。

もう散々、あちこちで言われてると思うんですけどね…。

でも、まだ、そういう当たり前のことが分かってない親が、けっこういるみたいで。

なさけないっつーか、あきれるっつーか…。

 

子どもの不登校について相談して、回答者にコテンパンに叩きのめされている母親発見。めちゃくちゃキツイ…。

なんかもう、全方位的にキツイ。

キッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッツイ。

 

「今だけ無料」ってことは、本来有料の記事っぽいですね。

相談者は読まないほうがいい回答|幡野広志の、なんで僕に聞くんだろう。|幡野広志|cakes(ケイクス)

 

まず、こんな親に育てられた子どもが気の毒。

 

こんなどうしようもない親をボロクソに言わなければならない回答者が気の毒。

 

自分自身の至らなさに全然気づいていない、母親本人が気の毒。

 

とりあえず、全員、気の毒なんすよね。

 

なんだったら、この記事を読んで、心がドヨーンとしちゃった人もお気の毒です。

 

詳しいことは、上記のリンクから、読んでいただくとして。

 

とりあえず、ザックリ引用しておきますか。

 

※誤解があるといけないので、相談内容は全文引用。

息子が不登校になっています。と言うか、なりかけています。

私の息子は今中1ですが、最近体調不良だ、という大義で、朝はトイレに立てこもり、行けそうもない、と言い、また眠り始め昼前に起き、お昼を食べたら学校に行く、といって具合悪いと言って休みます。

上に一人姉がいて、高校2年生ですが、高1の夏休みからやはり学校に行きたくない、と言い出し励まし、勇気づけたりして学校に送り出していたのですが体調不良で、もう学校最寄りの駅で吐く、等を繰り返し行けなくなってしまい、あんなに頑張って入った高校を「2度と行きたくない。」とやめてしまいました。

親の都合で、小学生の時に子供達に転校させて、その転校先でイジメにあい、それでも社会の理不尽さを学校で学んで乗り越えて欲しい、などと大きくなったらきっと分かってくれるはず、とおもって励まし続けてきたことが、その娘の元高校のスクールカウンセラーさんに「まるで拷問を与え続けていた感じですよね。」と言われ、間違った育て方をしてしまっていたのか、と夜も眠れなくなり、何もかも悲観的になり、息子とは対話を増やさねば、とアレコレ私なりの工夫をしてきたのですが、彼の思春期、反抗期と相成ってまるでからぶり、挙げ句の果てにウザがられ、何を言っても暖簾に腕押し状態で、学校に相談しても、少し様子を見ましょう。となんかよくきく耳障りのいいような悪いような返答をされ途方に暮れ始めています。

私の育て方が悪かったのだろう。何がいけなかったのだろう。と堂々巡りをしています。 去年から、私自身もメンタルクリニックに通院しています。

なにかしら、答えを見つけ出したくて、幡野さんの本2冊も読み褒めなかったことが、ダメだったのか!ともうなんかこれから、何をしたら良いのか、わからず毎日をやり過ごしています。

いっそ、自分の病気を理由に逃げてしまいたい衝動に駆られますが出来ないでいます。
なんか、ただ、これからもこうやってやり過ごして生きていくのだろうとおもうのですが、幡野さんなら、どう感じるか、を、尋ねてみたくなりました。なんか、申し訳ないです。幡野さんの病状が少しでも改善していくことを心からお祈り申しあげます。

(悩める大人。 50歳 女)

 

もう、いろいろと「分かってない」っていうか。

 

こういう人が50歳まで生きて、結婚して、子どもも作って。

そりゃ当然、うまくいかないだろうし、結果的には、自分自身も病むでしょうよ。

 

どうすりゃいいんですかね、こういうのは。

 

 

幡野広志さんの回答がもう、なんつーか「怒り」みたいなものさえ感じましたね…。

娘さんの通っていた学校のカウンセラーさん、けっこうキツいことをいいましたね。スクールカウンセラーさんの仕事をぼくはあまり把握できていないのですが、「拷問を与え続けていた」って一般的にはいわないんじゃないですかね。

でもきっと、ここまでいわないと理解できないとおもったのでしょう。

 

 はい、初っ端からキツイーーー。

 

相談してきた母親に対して、真っ向から全否定的な。

この母親を擁護する気もフォローする気も一切ない、という意思を表明。

相談者が大事か、相談者の子どもが大事か?どちらの肩を持ちたいか。

ある種、「トロッコ問題」的な。

どちらに転んでもどちらかが苦しむなら、ぼくは子どもを救いたいです、あなたよりも弱い立場にありながら、あなたより将来の可能性が圧倒的に高いし、人生も長いからです。

 

まぁ、そうなりますわな、子どもには何の罪もない、何の落ち度もない。

いつだって、基本的に、未成年には責任がないんすよね。

 

あなたから相談がきたので、あなたに返事を書きますが、あなたのために書くのではなく、あなたのお子さんたちのために書きます。

ほんと、あなたは読まない方がいいよ、まじで。

 

そんでもって、なんだかんだありーので。

元記事を読んでいただくとして…。

 

あなたはお子さんと距離をとった方がいいですよ、あなたの人生を輝かせるために子どもがいるのではなくて、子どもには子どもの人生があるんですよ。お子さんに学校と家庭以外のコミュニティが必要なように、あなたにも家庭以外のコミュニティが必要です。

 

回答者の幡野広志さんは、子どもと距離をとることを薦めていますね。

もう近づくなと。子離れしろと。

教育やしつけの名のもとに、子どもをコントロールしようとするのは辞めろと。

もう解放してやれと、子どもを自由にしてやれと。

 

 

結局、ものすごくザックリ言うと「あんたは子育て、向いてねーんだよ」って話だと思うんすよね。

人には向き不向きがあるし、出来ることとできないことがある。

そんでもってこの、相談者の50歳女性は、根本的に言うと、結婚したり子どもつくったりできるタイプじゃなかった、ってことなんよね。

そういうの、向いてない人だったのよ、おそらく。

 

子どもをまるで自分の所有物のように扱おうとする、自分の想い通りに動かそうとする、そういう考え方を持っている人間は、極論を言うと害悪だったり危険だったりするんよ。

 

身に覚えのある人、いっぱいいると思うんですよね。

幸せな家庭で育った人ばかりじゃないはずなんですよ。

 

親がとんでもないクソ野郎だったばっかりに、めちゃくちゃ苦労した子どもたちって、実はいっぱいいると思うんよね。

 

でもまぁ、今ここで、「親失格」な人をけなしたり糾弾してもしょうがないし、そういうことが目的でもないんで、話を戻しますけどね。

 

たったひとつ。

「子どもは親の所有物じゃない」

このことだけで、イイと思うんです、親が肝に銘じることって。

 

自分の都合のいいようにコントロールできると思わないことですよね。

家族といえども、別の人格なんだから。

 

家族間のトラブルって、大抵この、「親が子供を意のままに操ろうとする」っていうところから来てると思うんすよね。

 

あと、共依存的にというかな、子どもの方が「親の期待に応えなければならない」って思い込んじゃって苦しんでる場合とかね。

 

もうね、親離れ子離れした方がいいんだろうけどね。

 

なんか問題を抱えている人の様子を見ていると、なんだかんだぐちぐちぐちぐち文句言いながらも、結局、親離れ子離れできてないんだよね。

囚われてんのよ。

「親子愛」なのか「世間体」なのか「一般常識」なのか、何だかわからんけど、お互いを傷つけあいつつ、距離を取ろうとしないっつーか。

ハタから見てると「何やってんだか。離れりゃ解決するのに」って感じなんだけどね。

 

グズグズグズグズ言って、でも離れない、っていう。

歪んだままの形で、親子がお互いに依存しあっていたりして。

それで果てしなく傷つけあうという不毛。

なんなんでしょうかね。

人間って愚かですねぇ…。

 

 

最後にもう一度。「子どもは親の所有物じゃない」っつってんだろうが!

今、家庭内のことで苦しんでいる子どもたちは、親に言ってやれ。

「子どもは親の所有物じゃない」って。

子どもにはこどもの人格がある。

ひとりの人間だっつーの。

 

それを都合よく操ろうとか、とんでもない話ですよ。

親だろうと何だろうと、そんな権利は無いんですよ。

冗談じゃねぇっつーんだよ。

 

そして今、子どもたちとうまくいってない親自身が、もっとも意識すべきでしょう。

「もしかすると自分は、子どもを自分の所有物のように扱っていなかったか?意のままに操ろうとしていなかったか?」

何度も自問自答しましょう。

 

「子どもは親の所有物じゃない」

 

本当はさ、学校なんて、行きたくなけりゃいかなくていいんだ。

その分、学校以外の場所で補ったりフォローすることは可能だからな。

メンタルを病んでまで行く必要はない!

gattolibero.hatenablog.com

 

「学校」と「家庭」以外に、自分の居場所や、心の拠り所を確保しろ!

リスクを分散!

gattolibero.hatenablog.com

 

 

最後の最後に。分からない奴には、どれだけ言っても分からない。だから諦めて、距離をとるしかない。さっさと逃げよう。

回答者の幡野広志さんがね、相談者の50歳女性に対して、こんなこと書いてました。

ここから先をあなたが読んでも、あなたはやっぱり理解できないとおもうんです。落ち込むか憤慨するかのどちらかです。

 

そうなんですよね、分からん奴には言っても分からんのです。

言って分かるくらいなら、50年も分からないまま生きてないんすよね。

途中で気づいてるはずなんです。

分かる人間なら、カウンセリングの途中や、いろんな本を読んでる間に、自分の過ちに気づいてるはずなんです。

何度言われても理解できないから、50年間、分からないまま生きてきたわけで、そういう人にはおそらく、何を言っても無駄な可能性が非常~~~に高いです。

 

ですから、この相談者(50歳女性)の子どもたちは、やっぱり、親から逃げるしかないと思うんよね、距離をとるしかないんよね…。

気の毒だし、大変だろうけど、親に人生ボロボロにされるよりは…ねぇ…。

 

子どもたちには幸せになってもらいたいよね。

グッドラック。