以前に、家からまったく外に出られないようになったことがあって。
怖いんですよね、人間が。
誰とも会いたくない。
全盛期?の時には、人間界が怖すぎてベランダにも出られませんでした。
かなりの重症です。
そんなゴリゴリのひきこもりである私が、外に出られるようになったきっかけはミニトマトでした。
今、現在進行形でひきこもっている皆さんの参考になれば幸いです。
社会不適合者が陥る「負のスパイラル」。どんどん自信を失って、どんどん何も出来なくなる。そんな自分をますます嫌いになって……泥沼!
一回、落っこちてしまうと、這い上がるの大変なんですよね…。
「這い上がれるはずだ」と信じる事も出来なくなるし。
みんなが当たり前のように出来てることが全然できない。
自分は社会不適合者だ…。
ダメだ~…!!
みたいにね、もう徹底的に自分を責めること以外、何もできないんです。
こうなるともう重症ですよ。
ちょっともう、頭おかしくなってくるしね、完全に廃人。
まぁ、ウツとかね、2次災害的にいろいろトッピングが乗っかってきちゃうし。
立ち直りのきっかけ自体が全然、どこにあるのか分かんなくなっちゃったりして。
私の場合、今までの人生、何度もメンタルやられてますけど、これがねぇ…だんだんと酷くなってるんですよね。
何度も繰り返すうちに免疫が付くとか、タフになるとか、そんなことは全然無くて。
落っこちた後の回復に、どんどん時間や労力が必要になっちゃいましたね。
若くて、まだ体力や精神力がある時の方がマシだったなぁ。
「一回心がへし折れちゃっても、また回復すればいいのさ♪」
みたいに、気楽に言えるもんじゃないですね。
どう考えてもね、一回メンタルやられてから回復するまでにかかるコストってデカすぎるんですよ。時間も労力も膨大に必要なんで。
元の位置まで戻ってくるだけでも相当苦労しなくちゃならない。
だからね、
「あ、ヤバいな、これ、このまま行ったら折れちゃうな」
って、察知できたなら、すみやかに何らかの方法で回避した方が、コスト的には、かなりお得ですから。
心が折れてから補修するよりも、折れないように未然にメンテナンス!
常にセーフティーファーストで。安全第一。
自分のキャパは超えないように。
自分が背負えるだけの荷物を持つようにしましょう。
自分で勝手に人生を複雑にしない。
— ネコ師匠 (@nekomasterTW) 2017年2月4日
背負えるだけの荷物で旅を続ける。
え~~と、なんの話だったかな…?
本能のままに書いてるから、自分が今、どの地点にいるのか分からなくなる。
あっ、そうそう、予防は大事だけど、それでも堕ちちゃった時の話だね。
どん底まで落ちて、基本的にずっと寝てるだけ、みたいな。無気力無感動。ただ呼吸してるだけ。
完全に廃人になっちゃうと、立ち直るきっかけが無いんだよね。困ったことに。
基本的に何もできないし、何をやっても楽しくもないし。
こんな精神状態なら、無理して何かに挑戦してもそりゃ当然失敗するし、失敗したら「ほらな、やっぱり。自分はダメだ」という認識をより強固なものにするだけだったりして。
ダークサイドに堕ちまくり。
さて、どうしましょうか。
ひきこもり諸君、
ミニトマトを栽培してみてはどうだろう?
ミニトマト、あるいはプチトマトですか、まぁ名前はどうでもいいんだけど、あのちっこいトマトですよ。
トマトはカラダにイイらしいんでね、実がなったら食えばいいんですよ。
時期的に、もう遅いかな?
まぁ、ミニトマトじゃなくても何でもいいんですよ。
なにか植物を育ててみたらどうか?って話だから。
心と体が比較的調子の良い日に、意を決して、勇気を出して、清水の舞台からダイブする覚悟で、ミニトマトの苗を買ってくるわけよ。
自分の場合はスーパーの入り口で売ってたのを買ったんだったかなぁ。
園芸用?の土はドラッグストアとかでも売ってるね。
とにかくね、ベランダでミニトマトを育て始めたんだよね。
なんでそんなことになったのかは覚えていないんだけど。
ベランダでミニトマトを育て始めて、どんな効果があったのか?自分の中にどんな変化があったのか?
これね、金魚を飼うとか、ハムスターを飼うとかでは、得られなかった効果だと思うんだけどさ、
ベランダでミニトマトを育て始めてから、毎朝ちゃんと早起きするようになったわけよ。
朝早めに起きて、ベランダに出て、ミニトマトに水を上げることが日課になったわけ。
これ、自分の中ではすごいことだったわけよ。
まず、ベランダに出ることさえ怖かったんだけど、だんだん、平気になってきた。
「ベランダに出るのは怖いから、今日はミニトマトに水あげるの中止~」
とはいかないわけよ。
ミニトマトは、いきものだから。
生きてるから。
自分の都合で「水やり」を辞めちゃったら、ミニトマトは死んじゃうからね。
ミニトマトを買ってきた時点で、命を預かってるってことだからさ。
責任が発生してるわけよ。
自分は最後まで、ミニトマトの面倒を見なきゃダメだなって思うわけよ。
だから、「ベランダ怖い」とか言ってられないんだよね。
「とにかく毎日、ミニトマトに水をあげないと…!」
その思いに突き動かされて、ベランダに出るようになったワタクシ。
(その時点では、まだ玄関から毎日、外に出るのは難しい)
今気づいたんだけど、ミニトマトって、毎日、水必要かな…?
週に一回とかでもよかったのかな…?
・・・・・・・・・
まぁいいや、深追いしないことにしよう。
とにかくね、私はミニトマトのおかげで、毎日ベランダに出られるようになったんだよね。
これがもうね、めちゃめちゃ大きな進歩なのよ。
少なくとも私にとっては。
確か、宇宙飛行士兼トランぺッターのルイ・アームストロング(通称サッチモ)が、月面に降り立った時にこんな名言を残しましたよね?
「にっちもさっちもどうにもブルドッグ」
いや、違うな。
とにかくね、私にとっては偉大な一歩だったんですよ。
日光を浴びるってのは、うつ病に効果があるらしいしね。
それまで昼夜逆転した生活で、ず~~っとお日様を拝んでなかった私にとっては、日光浴さえも、とてつもなく大きなミッションだったわけです。
ミニトマトを育て始めて、いろんな変化がありました。
- 毎朝決まった時間にちゃんと起きる。
- 人間界を恐れずにベランダに出る。
- 光合成をするかの如く陽の光を浴びる。
- ミニトマトの命を預かっている、という責任感が発生。
- 毎日コツコツと続けることの大切さを実感。
- 成長したミニトマトをむさぼり食って健康に!
どうですか、ひきこもりの皆さん…。
ミニトマト、やばくね?
効果ありすぎじゃね?
めちゃめちゃ小さなことの積み重ねなんだけど、
「自分にも何かできることがあるかもしれない!」
っていう、小さな自信を持つための最初のきっかけってこんなことでいいと思うんだよね。
小さなことでいいのよ。
その積み重ねだから。
毎日、自分にできる小さなことを地道にコツコツと積み重ねていく。
突き詰めていくと「人生」ってそういうことだから。
そして、私は玄関から外へ…!第二章「大空を舞う鳥たちのように!」
とりあえずベランダに毎日出られるようになった私は、その後の成長も著しく、玄関から外へ……
おっと!
この話は、また次回。
カミングスーーン。
おまけ~。「はてなブログ」のトップページにある「ブログタイムマシーン(2016)」のコーナーに過去記事が載ってました~。
ちょうど1年前によく読まれていた記事を紹介する「ブログタイムマシーン」のコーナーで、このブログの記事がピックアップされていました…(号泣)
何と言うことでしょう…。
赤毛のアンに登場する養父、マシュウの目がひときわ輝いているではありませんか…!
(作画:もふのきことり画伯 http://www.mofnokikotori.net/ )
この「自己肯定感」に関する記事、ちょうど1年前だったんですね…懐かしい。
リリース直後に付いた、はてなブックマークの数は忘れちゃいましたけど、確かね、8カ月かかって、ようやく1000ブックマークを超えたんですよね…。
そして現在もじわじわと伸び続けているという、ありがたいことになっております。
これ、続編というか、もう一度「自己肯定感」について書こう書こうと思ってはいたんですが、ついに1年が経過しちゃいました。
そろそろ…書くしかないね!
カミングスーン!