クソみたいな人生だけど、それでも前を向こうとしてるヤツが好き

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どうしようもなくクソみたいな人生を生きてるのに、それでもなお、必死に前を向こうとしているヤツが好きだ。

えっ?オレか?う~~む…。そうだな、オレ自身もそうだ。

 

クソみたいなヤツが、クソなりに、精一杯頑張って、必死に生きてる姿って、本当は凄くカッコいいんだぜ!

エライよ。ホント、お前ら、偉い。

 

新聞配達して。

レオパレスに住んで。

 

一生独身かも知れないし、孤独死して人生を終えるかも知れない。

でもな、それ自体は、決して悲しいことじゃない。

 

だって、お前ら、まだ負けてねぇもん。

人生に負けてない。

 

決着はまだついていない。

 

みんな、闘ってんだよな。

 

他人から見たら、滑稽に見えるかも知れない。

バカに見えるかも知れない。

愚かな、つまらない人間に見えるかも知れない。

でも、大丈夫だから。

 

お前らが、精一杯、必死で生きてることは、お前ら自身がちゃんと知ってるだろ。

 

自分を見限るな。

簡単に人生を諦めんな。

最後まで、自分の味方であれ。

 

 

どうしようもない人間が、どうしようもない人生の中、それでも必死で、前向きに生きようとする姿ってのは、どうしようもなく美しいのである。

バッファロー'66(字幕版) - Trailer

www.youtube.com

こりゃまた、酷い編集だな…。

このトレイラーを観て、映画観たくなるヤツ、いるかよ?

まぁ、分かる、分かるけども。

一番伝えたいのは、そういうことなんだろうけど。

 

便所に行きたくて行きたくてしょうがないのに、小便ひとつ満足にできやしない。

ホントにどうしようもない男だよ。

 

バッファロー'66

『バッファロー'66』(バッファロー シックスティ シックス、Buffalo '66)は1998年製作のアメリカ合衆国の映画。

ヴィンセント・ギャロが監督・脚本・主演・音楽

日本版キャッチ・コピーは「最悪の俺に、とびっきりの天使がやってきた」。

 

ストーリー
5年の刑期を終え、刑務所から釈放されたビリー・ブラウンは、ニューヨーク州バッファローの実家に戻ろうとするが、長年の溝がある両親には電話で刑務所にいたことは話しておらず、電話で「政府の仕事で遠くまで行っていた」と偽る。さらに勢いで「フィアンセを連れて帰る」と嘘を並べてしまう。

バッファロー'66 - Wikipedia

 

こっちの方が、まだ映画の内容とか伝わるかな。

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主人公のどうしようもないクズ野郎をビンセント・ギャロが演じている。

 

皮肉というかなんというか、ビンセント・ギャロ本人は、超絶リア充で才能があり余ってる人間だってのが、なんともキツい。

 

ファッションモデルであり、ミュージシャンであり、画家であり、プロのバイクレーサーであり、映画監督であり…

もうこのへんでいいだろう。とにかく、ギャロは天才だ。

 

天才のギャロはおそらく、女にもカネにも、不自由しなかったと思う。

しかし、彼が撮った映画「バッファロー'66」に登場する主人公の男は、どうしようもなく情けない男だった。

 

うろ覚えだが、こんなシーンがあったはずだ。

ギャロが演じる、主人公「ビリー」が、トイレの中で独り、鏡に向かい「オレはダメだ…」とつぶやいて泣き出すのだ。

 

男が独り、トイレの中で「オレはダメだ…」とつぶやいてめそめそと泣きだす。

 

私には、心当たりが有りすぎた。

そんなことは、今までに、数えきれないほど繰り返してきた。

 

トイレで。風呂場で。

誰にも気づかれずに、独りきりになれる場所で、何度、言ったか分からない。

「オレはダメだ…」

何度も何度も繰り返しつぶやいてきた。

 

だから、映画を観た時に、本当にビックリした。

何故こんなシーンを?

あの超絶リア充のビンセント・ギャロにも、そういうヤツの気持ちが分かるんだ…!

あれほど、有り余る才能を持ったギャロでさえも、独りトイレにこもって泣く男の気持ちが分かるのか…!って。

 

悲しい時は「フルモンティ」を観ろ。どん底でも、ドブネズミのようにたくましく生きろ!

この映画、もう何度観たか分からない。

人生は喜劇だ。

悲劇的な場面はあろうが、それさえも喜劇の一部なのだ。

 

フル・モンティ (The Full Monty) 

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 フル・モンティ

 『フル・モンティ』(The Full Monty)は1997年制作のイギリス映画。

 

キャスト
本作中の愛すべき6人の男たちの境遇は以下の通り。それぞれに失業問題、親と子の問題、夫と妻の問題、ジェンダー、同性愛、人種問題など、様々な社会問題の縮図を抱えていて、彼らの境遇が本作をより深みのある作品に仕上げている。

フル・モンティ - Wikipedia

 

私は、この手の「笑って泣ける」映画が大好きで。

ただひたすら「悲しいでしょ?泣けるでしょ?」っていうお涙頂戴は逆に冷めちゃうんだよね。

「フル・モンティ」は私の中では最高の映画です。ネコデミー賞受賞。

かつては鉄鋼業で栄えたが、今では失業者があふれる、さびれた街、シェフィールド。

八方ふさがりな毎日の中、主人公たちは一発逆転を狙い、男性版のストリップショーに挑戦する…というお話。

これ、実話が元になってるらしいんだよね。なおさら最高じゃないですか。

 

登場人物は皆、失業者。

しかも、抱えている問題はそれだけじゃない。

ひとりひとりが、皆、何か悩みを抱えながら、それでも必死に生きている。

 

 

ガズは、離婚した妻に子供の親権を持って行かれ、愛する息子に会いに行くこともままならない。

 

肥満気味のデイブは、自分の体形に極度のコンプレックスを持っていて、妻に愛される資格さえないと感じている。

 

ロンパーはちょっとコミュ障で友達がいない。病気の母親と二人暮らしだが、ついに耐えかねて自殺を試みるも…。

 

年老いたホースは、「黒人のクセにナニが小さい」と笑われるのではないかと悩み、パンツを脱ぐことができない。

 

とまぁ、こんな感じで、ひとりひとりが、何らかの問題や悩みを抱えている。

 

他人から見れば些細なことでも、本人にとっては大問題。悩みって大抵、そういうもんだよね。

 

映画「フル・モンティ」を観れば、ほんの少しだけ、救われたような気持ちになる。

 

 

かつて、ブルーハーツは「ドブネズミみたいに美しくなりたい」と歌った。

ザ・ブルーハーツの「リンダリンダ」という曲の中に、こんなフレーズがある。

超有名だよね。

ドブネズミみたいに美しくなりたい
写真には写らない美しさがあるから

ブルーハーツの甲本ヒロトは、

何故、ドブネズミを「美しい」って思ったんだろう?

どうして、ドブネズミをさ、「美しい」って表現したと思う?

 

分かる?

どう思う?

 

それって、やっぱさ、

決して恵まれていない、劣悪な環境の中でさ、それでも必死に生きようとしてるからなんじゃねぇの?

 

「本当に美しいってのは、そういうことなんじゃねぇの?」

ってことなんだと思うよ。

 

 

人生に絶望しそうになる時って誰にでもあるよな。

 

そういう時は、『バッファロー'66』を観ろ。『フル・モンティ』を観ろ。

『ザ・ブルーハーツ』の曲を聴け。

 

そしてついでに、このブログ「自由ネコ」のことも思い出せ。

ド底辺を這いつくばってるオッサンが、なんか必死にブログ書いてたなぁ…って。

 

絶望してる時だけじゃなく、元気な時にも時々、ふらっと読みにこいよ。

んじゃ、そういうことで。

またな。

 

お互いに、自分にできることをコツコツとやっていこうぜ。

オレもブログ書くよ。

 

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