ネコを観察してると、非常~~に勉強になります。
なんなんですかね、彼らは。
哲学者なんですかね。
人間よりもよっぽどお利口さんというか、ナイスな生き方をしているように見えてきます。
※あくまでも私個人の見解です。
毎日ただ、縁側で日向ぼっこしてるだけ。こんな豊かな生活、ありますか?
いや、厳密に言うと、野生の野良ネコの生活って、環境によっては、めっちゃ過酷だったりもするんで、一概に「ネコの生活最高!」とは言えないんですけどね。
私が言ってる「最高なライフスタイル」ってのは、ペットで飼われているネコの話ね。
特に、ナンバーワン・ホステスに飼われているネコちゃんなんて、メッチャいい生活してる可能性ありますよね。
キャットフードに金粉とか乗っけてたりしてな。いや、知らんけど。(あくまでも勝手な想像)
最近ホントさ、何か自分の死期が近づいてるのを感じますわ。どうやって最期を迎えようかな…っていう。
毎日、体中痛いしさ、何もやる気が起きない。
ホント、日当たりの良い場所で、一日中ゴロゴロできればそれで全然しあわせ、っていう境地にたどり着いてしまいました。
なんもいらんね。
今日と同じ明日でイイ。
それ以上、何も望まない。
もちろん、若い時は、常に現状に不満がありましたよ、私も。
「こんなんじゃだめだ」
「成長しなきゃ」
「もっと異性にモテたい」
「もっとみんなにリスペクトされたい」
「もっと金持ちになりたい」
「もっともっと…」
・・・・・・・・・って。
まぁそれが健全だと思うしね。
人間、欲があって当たり前だと思うし、欲がなけりゃ、人類の進歩も進化も何もなかったわけで。
医療の進歩もなかっただろうし、スマホもYouTubeもなかったわけだからさ。
もしもインターネットが存在していなければ、私も当然、巨大な石板に象形文字で「自由ネコ」ブログを書き綴らざるを得ないわけですからね。
そんなパラレルワールド、考えただけでもゾッとします。
石板に書かれた「自由ネコ」ブログのイメージ画像。
ようするにだ。
どう考えても「飼い猫的ライフスタイル」にあこがれるような人間の方がどうかしてるわけで。こういう人が増えると人類は滅亡します。
お分かりいただけただろうか。私のサイコパス加減。
ネコとネコの距離感、勉強になるわ~。ただ黙って寄り添うだけ。本当はそれでいい。いや、それがいいんだろうな
ずっと観察してて思ったんだけどさ、ネコが二匹いるとするじゃん?
そうすると、その二匹の間の距離感がさ、ちょ~~どイイさじ加減になってたりするんよね。
たとえば。
人間ってさ、誰かが失敗して落ち込んでたりすると、
近づいていって
「ざまあみろwww」ってあざ笑ったり、
「だからお前はダメなんだよ」って説教したり、
「失敗して可哀そう~」って哀れんだり、
良かれと思って
「もっとがんばれよ!できるよ!」って励ましてプレッシャーを与えたり、
そういう余計なことしちゃうじゃん。
でもそれって、もしかすると、距離を詰めすぎなんじゃないかな?って。
私は、ネコを見ていて、時々そんな風に思ったりするわけです。
ネコはね、人間とはちょっと違うわけよ。
他人(他ネコ)に対して人間みたいにああだこうだ言わないね、もっと物静かだよね。
口数が少ないです。
他のネコが何か失敗したりして(塀から落ちてアバラ痛めてるとか)弱ってる時にさ、
横からしゃしゃってきてああだこうだ言わんのよ。
ただ、心配そうな顔して、そろりそろりと弱ってるネコに近づいてきて、そしてその傍らに座ってさ。
「いっしょにただ寄り添うだけ」だったりするんだよなぁ。
本当は、これでいいような気がするんだよね。
これが正解のような気もするんだよね。
弱ってる人の横に来て、ただ一緒に座るだけ。
それだけで、弱ってる人は、ちょっぴり救われた気持ちになるんじゃないでしょうか。
人間の場合、弱ってる側の人が、手を差し伸べてきた人に対して、より多くを求めてギャーギャー不満をぶつける、っていうケースも少なくなさそうですが。
「ただ寄り添ってくれるだけでは足りません」っていろいろ要求してきたりして、結局、関係が上手くいかなくなったりして。
昔からことわざで「口は禍の元」って言いますけど、たいていのイザコザって、どちらかが、あるいは両者が「余計なこと言いすぎ」ってのが、大きな原因の一つだったりしてな。
人間、ムズイ。
人間社会、超ムズイ。
ネコ同士のコミュニケーションを観察していて、
「近づきすぎないこと」
「求めすぎないこと」
そういうことが、他者との関係において、実は重要なポイントなのかなぁと。
なんかねぇ、
そんなことを思ったですよ。