【それいけ!経団連会長】第一話「執務室にPC(パソコン)が来た」

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ニシナカ(西中)が新しい会長に就任して以来「ケーダンレン」内部では、すさまじい勢いで改革が進んでいた。

ニシナカの秘書「会長、もうしばらくお待ちください!ただいま、パーソナルコンぴゅ…」

ニシナカ会長「バカモン!時は金なり、タイムイズマネーじゃ!略せ略せ!パーソナルコンピューターではない!パソコンじゃ!(ワシはもっと略してピーシーと呼ぶがな!)」

 

説明しよう。経団連とは…?なんかもう、経済に関するスゴイ団体なのでアール。

日本の経済を牛耳る「ケーダンレン(経団連)」。

そのトップが、ついに入れ替わったのである。

これはもう、とんでもないことなのである。

 

何がどう、とんでもないかって?

そりゃもう、

・・・・・・・・・

会長の執務室が、超近代化されてしまうほど、改革が進みまくるのである。

 

前任のバラサカキ(原榊)会長が、ケーダンレンのトップに君臨していた頃、組織内の主な情報伝達方法は「伝書鳩」であった。

 

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ちなみに、さらにさかのぼると、バラサカキ会長の前任者、クラヨネ(倉米)会長時代は、「パピルス紙」および「石板」が、主な筆記用具であった。

 

パピルスとは、カヤツリグサ科の植物の1種、またはその植物の地上茎の内部組織から作られる、古代エジプトで使用された文字の筆記媒体のこと。

まぁ平たく言えば「紙の元祖」的なモノである。

 

パピルスの作り方。

www.youtube.com

 

そんな「ケーダンレン」に、今日、ついに、パーソナルコンぴゅ…いや、パソコンが届くのである。

そりゃもう画期的。画期的にもほどがある。

 

 

ニシナカ会長は、朝からドキドキが止まらなかった。PCがあれば、あんなサイトもこんなサイトも…

ニシナカ会長「遅い!遅いぞ!ピーシーはまだか!?」

秘書「会長、もうしばらくお待ちください!ピーシーの配達中に何かトラブルがあったようです!」

ニシナカ会長「何ぃ~~~!!!」

 

その頃、ピーシーを運んでいた配達員は、どういうわけか右脛骨(けいこつ)を骨折。

全治3~4カ月の重傷を負いながら、四つんばいの姿でピーシーを運んでいた。

 

参考文献

www.nikkansports.com

 

 

ケーダンレン会長の執務室に、ピーシー(パソコン)が届いたのは、夕日が沈む直前であった。

四つんばいの配達員「お…お待たせしました…ご注文の品、お届けに上がりました…」

 

ニシナカ会長「ぅおそい!ぅ遅いぞ!日没間際じゃねーか!お前は走れメロスか!」

 

早速、ニシナカはピーシーを立ち上げる。

固唾をのんで見守る秘書たち。

 

ニシナカ会長「よ~し。見てろよ~。俺様のブラインドターッチ!」

 

カチャカチャカチャ…

ターンッ!

ニシナカの「エンターキー」を押す音が室内にこだまする。

 

カチャカチャカチャ…

ターンッ!

 

カチャカチャカチャ…

ターンッ!

 

「お~~~」

歓声を上げる秘書たち。

 

 

「よし、イイ感じで文章、書けたぞ!」

ニシナカ会長のドヤ顔が夕日に照らされて、神々しい。

 

秘書「おめでとうございます、会長!今日は、ケーダンレンにとって、パソコン導入記念日ですね!」

 

会長「・・・・・・あれっ?」

 

秘書「・・・どうしましたか?」

 

会長「あれ…あれどうした?プリンターってやつ」

 

秘書「プ…リ…ンター…ですか?」

 

会長は激怒した。

「バカモ―ン!せっかく、イイ感じのブライドタッチでイイ感じの文章書いたのに、プリンターが無けりゃ、印刷して組織のみんなに配れないだろうが!なんのためのパーソナルコンぴゅー…いや、何のためのピーシーじゃ!」

 

秘書「はっ!」

 

会長「ホントにお前らは使えないな!」

 

日本の夜明けはまだ遠かった。

 

 

※この記事はフィクションであり、実在する会長&秘書&組織とは一切関係がありません。

 

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