河瀨直美監督「ロシアという国を悪者にすることは簡単」東大教授「侵略戦争を悪と言えない大学なんて必要ないでしょう」

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映画監督の河瀨直美さんが東京大学入学式で述べた祝辞が炎上しております。

河瀨直美監督の語った「ロシアという国を悪者にすることは簡単である」という部分が「どっちもどっち論」だと批判を浴びている状態ですね。

これ、実際、どうなんでしょうか。

祝辞の内容、全文を確認しておきましょうか。

 

痛烈。東京大学の池内恵教授いわく「侵略戦争を悪と言えない大学なんて必要ないでしょう」なるほど。

河瀨直美監督の発言について、現役の東京大学の教授が、twitter(ツイッター)でダメ出しという。

 

 

なんだこれ。

これから東大に入学する若者たちに、大人たちは何を見せつけているのだ?っていう声も聞こえてきそうですが…。

 

こういうのって、ぶっつけ本番なんですかね?

 

事前に、スピーチとか祝辞の内容って、東京大学の偉い人々でチェックしないんですかね?

誤字、脱字、間違った慣用句の使い方、その他もろもろ、しょ~もないミスだって、あり得るじゃないですか。事前に原稿、チェックしないんでしょうかね?(あるいはチェックしたうえでの、あの内容だったのだろうか)

 

 

そもそも、なんで東大の入学式に「映画監督」なんて呼んだんだよ?っていう疑問も、無きにしも非ず。

別に河瀨直美監督って、東大に縁もゆかりもない人なんですよね?

「人間的に立派だ」みたいな、人格の良さに定評がある、って訳でもないんすよね?

なんで、どんな理由で、スーパーエリート予備軍である若人たちの前で語ってんの?って、疑問に思った方々もいらっしゃるのではないでしょうか。

 

はい、おそらく、こういうことだと思われます。

祝辞の前フリ部分?を抜粋。

令和4年度東京大学学部入学式 祝辞(映画作家 河瀨 直美 様) | 東京大学

今日は、手放しでその喜びを全身に受けて、お過ごしください。
 さて、そうはいっても、明日からの日々は、その喜ばしさに胡座(あぐら)をかいているわけにはいきません。かつてカンヌで、その年世界で一番これからを期待される新人に贈られる賞を受賞した時、フランス人の担当者が私に同じようなことを言ってくれました。今日はこのトロフィーを掲げて、大いに喜んでいればいい。けれども明日からはまた0から出発する。賞の上に胡座をかいていては、それ以上の成長はないのだと理解しました。

 

なるほど、そういうことでしたか。

 

かつて、河瀨直美監督はカンヌ映画祭で「その年世界で一番これからを期待される新人に贈られる賞」を受賞した方だったんですね~。

 

ってか、カンヌで何かの賞をとった、ってのは何となく知っておりましたが、そうでしたか、「その年世界で一番これからを期待される新人に贈られる賞」だったんですね。

 

ようするに、もうちょっと平べったく言うと

お前たぶん伸びしろえげつないよ賞」を受賞した、みたいな。

 

昔々、将来性に期待された人、だったんですねぇ~。

 

それで、東大の入学式に呼ばれたわけだ。

河瀨監督も、東大の1年生も「お前たぶん伸びしろえげつないよ」という部分では共通点ありますからね。

 

う~~む…。

 

もしそれだけの理由で河瀨監督が選ばれたのだとしたら、ちょっと東大の中の人、見積もり甘かったかもしれませんねぇ…。

「昔、伸びしろ凄かった人」よりも

「今、ナウ、人間的に徳の高い人」的な人材を選んだ方が良かったのかな、という気がしないでもないです。

いや、分からんけどな。

河瀨直美監督が、今、人間的に徳が高い人かもしれんし。

 

はい、そろそろ本題に入りますか。脱線しすぎた。

 

問題の「ロシアを悪者にするのは簡単云々…」の部分ね。これ、ちょっとややこしいな

ふむふむ。

これ、ちょっとややこしいですね。

とあるお坊さんが「私(河瀨監督)」に語った内容を私が勝手に解釈したらこうなったよ、っていう話じゃん。

「たぶん、坊さんはこう言ってるんじゃないかな?」って話じゃんね。

うわ~、ややこしいなぁ。

管長様の言わんとすることは、こういうことではないでしょうか?例えば「ロシア」という国を悪者にすることは簡単である。けれどもその国の正義がウクライナの正義とぶつかり合っているのだとしたら、それを止めるにはどうすればいいのか。なぜこのようなことが起こってしまっているのか。一方的な側からの意見に左右されてものの本質を見誤ってはいないだろうか?誤解を恐れずに言うと「悪」を存在させることで、私は安心していないだろうか?人間は弱い生き物です。だからこそ、つながりあって、とある国家に属してその中で生かされているともいえます。そうして自分たちの国がどこかの国を侵攻する可能性があるということを自覚しておく必要があるのです。そうすることで、自らの中に自制心を持って、それを拒否することを選択したいと想います。

(管長様とは金峯山寺というお寺の管長のこと)

 

うむ、難しいな!

 

一つ言えることは、『誤解を恐れずに言うと「悪」を存在させる云々・・・』というくだりがありますが、

『誤解を恐れず語った結果、しっかり誤解された』、ということかもしれないな、ということですかね。

ちょっと自分でも何を言ってるのか分からなくなっております。

 

ってか、これ、管長、もらい事故じゃね?

管長の元にも、苦情とかバッシング、届いてんじゃね?

 

ちなみに管長、

「僕は、この中であれらの国の名前を言わへんようにしとんや」

って語っておりますんでね。

ロシアとか、ウクライナとか、言わないように心がけてたみたいですが。

それを河瀨監督が誤解を恐れずに自分なりに解釈して若者に語ったら東大教授を含む各方面からめっちゃ怒られた、みたいな話なんですかね。

 

 

かつて伸びしろのあった河瀨監督が東大でボコられる!新東大生にとっては「THE・反面教師」なのかもしれない

河瀨直美監督の東大入学式での祝辞、国際政治学者から批判相次ぐ。「侵略戦争を悪と言えない大学なんて必要ない」 | ハフポスト NEWS

河瀨監督はウクライナ侵攻について「ロシアという国を悪者にすることは簡単」「悪を存在させることで安心していないだろうか?」と新入生に問いかけた。

この祝辞について、国際政治学者から批判の声が相次いでいる。

 

 

 

 

 

 

「〇〇を悪者にするのは簡単」論法?に持ち込んで自分の立ち位置を曖昧にするほうが、もっと簡単!という意見も

ようするに、

「どっちが悪いか分からないじゃないですか」って言って、自分の本心とか立ち位置を明確にしないで生きるのが一番ラクで簡単な「逃げ」じゃねぇか?

みたいな意見もあったりなかったりで。

 

こうなってくると「河瀨直美国」は、国連決議の時にいっつも投票しないで棄権することになりそうだなぁ~って気もしますけど、そもそも「河瀨直美国」などという国家はありません。

 

っていうかさ、やっぱね、新東大生に講釈垂れる時に「侵略戦争」を引き合いに出すんじゃねぇよ、って話なんじゃないんですかね。

 

やっぱ、デリケートな話題なのよ、「侵略戦争」って。

 

 

ものすごく分かりやすく例えてみようか。例「万引き犯を悪者にすることは簡単である」・・・いや、そうよ、万引きしてんじゃん

私の中の妄想ディスカッション。

 

河瀨「あんた、頭あんまりよくなさそうだから、分かりやすく説明してあげましょう」

 

ワイ「お願いします」

 

河瀨「泥棒を悪者にすることは簡単である」

 

ワイ「いや、そうよ。モノ盗んでんじゃん」

 

河瀨「放火魔を悪者にするのは簡単である」

 

ワイ「いや、悪いって。火、つけてんじゃん!」

 

河瀨「レ〇イ〇プ魔を悪者にするのは簡単である」

 

ワイ「あんた、何を言ってるんだ?」

 

河瀨「ようするに、侵略戦争をする国を悪者にするのは簡単である」

 

ワイ「いや、だから!」

 

みたいなことなのかもしれません。

なんなんすか、この不毛なやりとり。

書いて損したわ。

 

 

最後に。いや、河瀨直美監督の言ってること自体は、分からなくもないんだけどさ。やっぱ、「侵略戦争」を引き合いに出したのは、違ったのかなって気がする

なんで「ロシア」とか出しちゃったのかねぇ。

 

今回の場合はおそらく、誰が見ても「侵略戦争」なのに

「その国(ロシア)の正義がウクライナの正義とぶつかり合っているのだとしたら、それを止めるにはどうすればいいのか。」

みたいな言い方するから、お前何言ってんの?ってなっちゃったと思うんだよねぇ…。

今回のケースは「正義と正義のぶつかり合い」じゃねぇよ、っていう。

 

今、もう一回、祝辞の中身を読んだけれど、問題のくだりって、

人間は弱い生き物です。自制心を持って生きましょう

みたいな話でしょ、超絶めちゃくちゃ端折って言っちゃうと。

これだけなら、誰も、何も、疑問に思わなかっただろうし、クレームも来なかったでしょう。

話の膨らませ方がマズかったのかもねぇ…。

「人間は弱い生き物です。自制心を持って生きましょう。例えばロシアを・・・」みたいな、それを持ってくるんかい!っていう、イマイチ適切ではない例え話をブッコんできたのが、今回の敗因ではないでしょうか。いや、知らんけどな。

 

最後の最後に、祝辞から引用。

さて、あなたが今いる場所にはどんな光景が見られますか?
 あなたのまなざしは、何を見て、何を描いてゆくのでしょう。
 その未来は明るいですか?
 この自由な学びの場で存分に生きてください。これからたくさんの人に出会い、たくさんの本を読み、様々なことに挑戦していくのでしょう。見た景色、聞こえた音、匂い、味、肌触り、そこから生まれた感情を大切に、どれだけ小さかろうとあなた自身の想像力をもって真理を見つけるたった一つの窓の存在を確かめてください。どこまでも美しいこの世界を自由に生きることの苦悩と魅力を存分に楽しんでください。

この度はご入学おめでとうございます。

 

むずいな💦

 

 

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