安藤サクラさんが男子高校生に言うのです。
「だんだんカッコつけなくなってくるわけ。そこからがカッコイイんだよ」
って。
分かる、分かるわ~~非常~に共感!
「カッコよさとは、一体何か?」今日はそのへんを掘り下げてみよう。
イオンウォーターのCM「おとなはながい~ボウリング~」篇の15秒バージョンに共感
まずは、何はともあれ、一回、視聴しましょうかね、イオンウォーターのCM。
これ、なかなか本質を突いてるわけですよ。
イオンウォーターCM|「おとなはながい~ボウリング~」篇15秒
ボウリング場。
高校生グループとおしゃべりしている、安藤サクラさん。
オトナのかっこいいってなんだろう。
私たちの毎日には、イオンウォーターがあります。
CM内の安藤サクラさんの名言的セリフを文字に起こしてみました。
まずはカッコつけたくなるよね。
そういう時期でしょ。
でもね、だんだん、
カッコつけなくなってくるわけ。
そこからがカッコイイんだよ。
くぅ~~!分かる、分かるね!
本当にカッコイイって、そういうことなんだよね。
自分の中に「オリジナルの価値観」を持っていないうちは、テレビや雑誌やネットのいいなりになるしかない
人間、誰しも、最初は素人。
おぎゃーと生まれたばかりの時は、見様見真似で、大人たちの真似をしながら、パクりながら、いろんなことを身につけていきますよね。
悪い言い方をすると「全部、他人の受け売りの価値観」というか。
最初は、そうするしかないんだよね。
何も分かってないわけだから。
んで、思春期の頃なんか、めっちゃあがくわけよ。
気づくわけだ、自我に目覚め始める。
「オレは一体、何者なんだ?」って。
過渡期ですね、少年少女から大人へと変わる瞬間。
今までは、親や先生が、押し付けてきた価値観を鵜呑みにして生きてきた。
しかし、それって、自分自身が自分の中から導き出した答えなんかじゃないんだ、って気づくわけだ。
それで、葛藤する。
親に反抗する。
夜の校舎の窓ガラスを叩き割るとか。
盗んだバイクで走り出すとか。
どうしていいのか分かんないけど、とにかく、エネルギー自体は大量に余ってるから、社会に反抗するようなかたちで発散しちゃったりして。
これはこれで、ダサいのかも知れないけどね。
とにかくだ、高校生の頃なんて、メチャクチャ何も分かってないと思うんよね。
分かってないんだけど、分かったような気になっちゃう。
めっちゃ分かってないくせに、めっちゃイキっちゃう。
オラついたり。ドヤったり。
それで、20年後に「うわ!20年前のオレって恥ずかしい!」ってなる。
いわゆる黒歴史だな。
(実体験)
安藤サクラさんも言うわけよ。
イオンウォーターのCMで。
チャラついた高校生の男子たちに
「まずはカッコつけたくなるよね。
そういう時期でしょ。」
って。
ぶっちゃけて言うと、モノを売りつける側の大人としては、このへんの思春期の子どもを騙してグッズを買わせるのが、一番チョロいんだよね。
簡単にひっかかる。騙せる。
「今、これ、超~流行ってますよ~」って言えば、アホみたいに買ってくれるから。
すぐ飛びつく。条件反射的に。
「このアクセサリー持ってたらモテますよ」
とか。
鵜呑みにして、すぐ飛びつく。チョロい。超~チョロい。
まぁ、思春期だけじゃなくて、大人になってもそういう人、いるけどね。
そういう人は、「開運の壺」?とか300万円で買ったりするのかな…。
なんでも鵜呑みにせず、ちゃんと自分の頭で考えるクセつけないとね。
ようするにだ。
この記事は「イオンウォーター飲みましょう」っていう話では、ナイ。
「まずはカッコつけたくなるよね。そういう時期でしょ。でもね、だんだん、カッコつけなくなってくるわけ。そこからがカッコイイんだよ」
そういえば以前、某有名大学の学生から
「人生の成功に外見(ルックス)の良さが影響すると思うんですが、ネコさんはどうお考えですか?」
みたいな質問をいただいたことがありました。
ブログで回答した気もするけど、ツイッターの方で回答したかもしれない。
(ちょっと見つけるのが面倒なので、リンクはらない)
んで、私は、
「外見によるアドバンテージ?そんなの誤差の範囲でしかないよ」
みたいに答えたんですよね。
「ソフトバンクの孫正義はイケメンか?ユニクロの柳井正はどうだ?イケメンか?カッコいいか?」
って。
経済的な成功だけじゃない。どんな分野でも同じことだよね。
中身だよ、中身。
ようするに、まだ大学生だと、「内面の勝負」というステージまで経験してないんだろうな。
無意識的に、自分の半径数メートル内で起こっている出来事を世界の全てだと感じている。
そして、そんな大学生たちの日常の中では、さぞかし「イケメン」が重宝がられている、ってことなんだろう。あらゆる状況でね。
「自分の観測範囲内では、どう考えてもイケメンの方が有利に見える」ってことなんでしょうなぁ。
そんなもんよ。
しょせん、にんげんなんて「井の中の蛙」よ。
狭い価値観の中で生きてんのよ。
そこに気づくことができれば、イケメンかどうかで、人を判断するようなことは無くなるんよ。
その人の内側を見ようとするようになるんよ。
そして
ある意味では、人間として成長するって、そういうことなのかも知れないね。
大人になると、外見なんて所詮、枝葉の部分にしか過ぎない、ということに気づく。
もちろん、バカなミーハーを騙してカネを巻き上げる職業の人とかは、バカなミーハーにウケの良いファッションに身を包むでしょうし、そういった方々にとっては、外見ってのは死ぬほど重要な要素ですよ。
でもね、例えば、普通のおばちゃんとか、普通のおっさんとかはさ、そもそも外見の良し悪しで付き合い方を変えるとか、そんなことしてられないからね。
隣に住んでるおじさんは、にこやかで、やさしいし、とても親しみやすいけど、顔面がブサイクだから駄目だ、みたいな話にはならんのよ。
相手のルックスも自分のルックスも、度を超えて不快でなければ、基本的には何でもありになっていくんですよ。
外見よりも、その人の内面、人間性の方が何倍も何十倍も大事になってくるんよね。
長く生きてると、そういう場面が、人生で何度も何度も訪れるんよ。
そもそも、外見で人を判断するとか、自分自身も判断されるとか、そんなのウザいし、めんどくせぇだろ?
マツコ・デラックスいわく。
歯の無い人ってみんな幸せそう。
圧倒的にあの人たちはねぇ、他者の目というものを気にしていないのよ。
だから幸せなのよ。
モテようとか、隣の女より綺麗でいようとか・・・
ずーっとそれを気にしだしたら不幸におちいる。
(歯の無い人たちは)そこから解放されているんだと思う。
何度も言ってるけど、本当の意味でのカッコよさってのは「生き様」の問題だからな
どんなに着飾っていても、生き方がダセェならダセェんだよ。
全裸であろうと、葉っぱ一枚だろうと、関係ねぇんだよ。
生き方がカッコイイやつはカッコいいんだよ。
顔面の作りなんかどうだっていいんだよ。
むしろ、顔面の作りにばかり執着してる奴なんか、超絶ダセェだろ。その時点で。
オレの中で、本当にカッコイイ人ってのは、こういう人たちよ。
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大抵みんな、顔面偏差値で言えば、大したことない。
むしろブサイク寄りだ。しかし、ハートはとびっきりの男前なんだよ。
あと、こういうおばあちゃんとかね。最高。
ファッションのことについて、がっっっっつり語っている過去記事。
本当のお洒落さんになりたいなら熟読必須!
どうせブランドにこだわるなら、こういう風にこだわれ!