ワケあって年末年始を海外で過ごす羽目になったんですけど、やっぱねぇ~、事前の想像通りですわ。
道中ずっと「やっぱ日本がイイなぁ…早く帰りたい…」って思ってました。
私の場合、旅行ってのは、「じぶんち(自分の居場所)」の良さを再認識するために存在しているような気がします。(もちろん個人差があるでしょうが)
とにかくもう、部屋でじっとしていたい。うずくまっていたい。余命いくばくもない老犬?老猫?のようなワタクシ
年老いたペットの犬とか猫みたいな感じなんでしょうかねぇ、もうね、一日中、寝てるだけですよ、最近のアタイは。
もう、やりたいことやりきったし、思い残すことなど何もないし、あとはおとなしく、死を待つだけ。
いや、勘違いしてもらっちゃ困るけど、まっっったく、悲壮感とか、ネガティブな感情とかはありませんからね。
そういうのは、一切、ない。
今が人生で一番、しあわせだし、毎日、最高に楽しい。
毎日、寝たいだけ寝て、時々、思い出したようにむっくりと起きてきて。
テレビのバラエティ番組観たり、ネット(バスケットLIVE)でバスケの試合観たりして。
よっぽど「心技体」が整ってる時はブログを更新しちゃったりして。
そんな感じで、自由気ままに、ホゲホゲと、なんとなく生きております、
最高かよ。
正直、これ以上の生活は無いと思ってます。
完全に自分にとっての理想の生き方。
他人にとってはどうか知らんけど、私自身にとっては、MAX、最上級の理想の生き方なんすよね。
これ、とても重要。
んじゃ、なんで、そんな私が旅行する羽目になったのか?って話じゃないですか。
これねぇ、相方の意向なんですよねぇ…。
ソウルメイト的な存在の相方(通称・大福さん)の願いは全部、叶えてあげたいんだよなぁ~。
おぎやはぎのネタじゃないですけど、私は、相方の願いはぜ~んぶ、叶えてあげたいんすよね、基本的に。
私ができることなら、なんでもやってあげたい。
でも、実際には、ほぼほぼ全部、無理なお願いばっかなんよね。
「願い」の内容が理不尽、っていうことじゃなくて、私のキャパが小さすぎて、できないことが多過ぎるんすよね。
最近だと「一緒に映画を観に行く」っていう願いも、断らせてもらってます。
以前は、いやだいやだと言いながらも、なんだかんだで、映画を観に行ってたんですけど、最近はもうダメ。
映画館では、映画観れない。
無理。
まず、最近の私は、暗い場所に連れていかれると、条件反射的に寝てしまうんです。
とりわけ、クソ面白くもない作品だった場合は、瞬殺です。
開始早々、寝てしまいます。
そして、隣に座っている相方の大福さんから、エルボーを食らいます。
普通に起こしてくれればいいのに、ヤツはエルボーを見舞ってきやがります。
痛いです。
痛みで目が覚めます。
そして、寝落ち→エルボー寝落ち→エルボーを何度も繰り返します。
これ、映画観に行く意味、無いでしょ?
あと、腰痛が酷いんで、2時間も同じ姿勢で座っていられない、ってのもありますし、トイレが近くて2時間も我慢できない「頻尿問題」もあります。
ようするに、私にとって「映画館で映画を観る」ってのは、限りなく拷問に近いプレイなのです。
どう考えても、私の場合、家でDVDで観る方がイイんです。
……そんなこんなで。
大福さんに「一緒に◯◯◯に行こ~」って誘われても「無理~」ってお断りすることが非常に多いわけです、私の場合。
ほぼほぼ、9割以上のお願いはお断りしている可能性があります。
気持ち的には、あるんですけどね。
「大福さんの願いは全部、叶えてあげたい」っていう気持ちはあるんです。
でもねぇ~、実力が伴ってないから…。
結局、何もしてあげられない、っていう。
だからねぇ~、年末年始の海外旅行の件、願いを叶えてあげたかったんすよね…。
大福さんの喜ぶ顔が見たかったから。
その一心で、オファーを受けてしまいました。
まぁ、その結果、散々なことになってしまいましたが。
とにかく、私の残りの人生は、全部、大福さんに差し上げよう、という気持ちだけはあるんですけどね。
大福さんありきのワタクシの人生なので。
私たちが向かった先が、レバノンだったかどうかの明言は避けたい
今回の我々の海外旅行の行き先に関しては、有耶無耶なままにしておこうと思います。
イランだったのか、アフガニスタンだったのか。
あるいは、トルコ経由でレバノンへと向かったのか。
それにしてもビックリしました。
日本に帰ってきたら、こんなニュースが…。
ゴーン氏がアクロバティックなパフォーマンスで国外逃亡。
ゴーン被告が隠れて国外脱出したとされる大型ケースとは?スタジオで生検証 - FNN.jpプライムオンライン
まぁねぇ、彼はいわば「上級国民」ですから。
ミスタービーンみたいな顔して。
それにしても、どうやって新幹線で移動したんでしょうかね。
ミスタービーンみたいな顔して。
乗客からサイン責めにあったりしなかったんですかね?
「ローワン・アトキンソンさん、サインください!」って。
ちなみにワタクシ、相方から「ボルネオのジャングルに行こう」って誘われたことが何度かありますが、間髪入れずに断りました。
ボルネオがどこにあるのか知りませんが、こんなもん、どう考えてもハードすぎます。
一応言っておくと、私も相方も、異常なまでに貧乏です。切り詰めて切り詰めて生活しております。
「海外旅行できるなんてイイご身分だな!この上級国民め!」というバッシングが聞こえてきそうなんで一応弁明しておきますが、私は、自分よりも貧しいおっさんを見たことがありません。
毎月、自由に使えるお金はせいぜい1000円くらいですかね。
最近は特に厳しいです。
カッツカツです。
極貧です。
私の実生活を目の当たりにした人は、おそらく「嘘でしょ?よくそんな生活に何十年も耐えられるなぁ!」って度肝抜かれると思います。
変態か?って恐怖におののくと思います。
でも、私は別に「耐えている」訳ではないんですけどね。
何か欲しいものがあって、それを我慢している、ということではないんで。
そもそも欲しいものがないんです。
お金の使い道がないっていうか。
まぁ使い道に困ることも無いんですけどね、私の場合はそもそもお金がないんで。
そのへんの話はこちらに。
んで。
相方の方は一応、真面目にフルタイムで働いていますんで、ギリ普通に生活できる程度にはお給料をもらっているようですが、めちゃくちゃストイックに節約しています。
1円単位で切り詰めて切り詰めて節約しまくって、そうやって貯めたお金で、海外旅行しているワケです。
そんで、わざわざ現地で荷物を持ってくれるポーターを雇って、スゲー高い山登って
高山病になったりしてます。
またある時は、ケイビング?っていうんですかね、洞窟探検みたいなことして。
巨大な地下洞窟の奥の方まで何日間もかけて探検するっていう。
「地下は高山病にならなくていいわ」とか言っています。
私は相方に「お前はどこに向かっているのだ?」って尋ねたくなります。
時々、スゴイ大怪我して帰ってきたりしてますし、意味が分かりません。
まぁ、根っからのチャレンジャーなんでしょうかね。
よくよく考えてみると、チャレンジ精神がなければそもそも私のようなヤバい奴とは付き合ってないのかもしれませんし。
いずれにせよ、お金にはまったく、余裕がありません。
ジュース1本、バナナ1本、買う買わないは真剣勝負です。
そんな状況での海外旅行です。
旅費は全部、私の分も含めて相方が出しています。
私は無一文ですから。
「旅行代金、全額出してやるから一緒に行こうぜ!」ってしつこく誘われて、それで私はイヤイヤながら同行することを承諾したのです。
私はもうね、ホント、嫌なんです。
全額出してくれると言われても、海外旅行なんてまっぴらぴらすけなんです、本当に。
家の布団でぬくぬくと、いつまでも、まどろんでいたいのです。
そうやって死を迎えることができたら本望なのです。
でも「相方の頼みは断わりたくない」っていう気持ちもある。
「相方の願いは叶えてやりたい」っていう気持ちもある。
その板挟みね。
それで今回、意を決して、年末年始に海外旅行へ行きましてね、ハッキリと分かったことがあるのです。
「ワシはもう、二度と、海外旅行なんて行かん!」
っていう熱くほとばしるパッションの存在ね。
やっぱ、行きたくなかった。
この気持ちに、ウソはつけない。
さて、そろそろ本題に入りましょうかね。
(まだ入ってなかった)
今回、つくづく思った「日本の良さ」を2点、挙げさせてもらいます
まず1点目は
日本では、なんと!あの難解な言語「日本語」が通じる!
っていう。
凄くないですか。
日本語がこれほどまでに通じる国って、日本以外に無くないですか?
日本語自体は、けっこう難しい言語だと思うんですけど、日本国内なら、幼稚園児でも流暢な日本語、しゃべりやがりますからね。
大したもんですよ、まだ若いのに。
おかげさまで私の場合、日本語しかしゃべれませんし、なんだったら日本語もけっこう怪しいっちゃ怪しいんですけどね、こんな私でも、日本国内なら、ギリ、なんとか意思の疎通ができないこともないわけで。
これはねぇ~、かなりデカいですよ。
日本語が通じるってのは、かなりのアドバンテージです。
そして、日本の良いところ2点目。
「何故かやたらと、日本食が自分の口に合う」
っていう点ね。
これもね~、かなりデカいです。
結局、なんだかんだ言って、人間にとって必要なことって
「食う」「寝る」「遊ぶ」
じゃないですか。
やっぱね、料理の味が口に合うか合わないかってのは、死活問題だと思うんですよね。
口に合わない料理を毎日食べるのって、めっちゃ損してる気がしません?
私は割と好き嫌いなく、なんでも食べられる方なんですが、それでもね、やっぱ、日本の料理が一番、美味いっつ~か、自分の口に合うと思うんすよね~。
日本に帰ってきて、まず何を食ったかっていうと、非常用に買い置きしてあった「緑のたぬき」だったんですけど、これがもうね、やっぱ正解だな、って。
結局、こういうことじゃん、っていう。
…んで、あえて、書きますけど、いま挙げた「日本の良いところ」って、単なる「慣れ」の問題なんすよね。
私がフランス人だったら「フランス語が通じる!」「フランス料理が口に合う!」よって「フランス最高!」って言ってるわけで。
私がイタリア人だったら「イタリアの良さはイタリア語が通じるしイタリア料理がオイシイところ」って言ってるわけで。
・・・・・・・・・
これ「良いところ」を挙げてるようでいて、当たり前の事を言ってるだけなんよね。
どこで生まれ育ったとしても、同じように言えちゃうワケ。
私はたまたま、日本で生まれ育ったから、日本語が一番理解できるし、日本食が一番、口に合う、っていうだけでさ。
「本当の意味での日本の良さ」を語るって、こういうことじゃないんよね。
・・・・・・・・・
ここまで書いてきて、最後全否定で終わるって、凄くないですか?
いずれにせよ、私はもうね、海外旅行には行かないと思います。
いや、楽しくないわけじゃないんですよ?
楽しい部分もあるんだけどさ。
楽しさ100、つらさ120、みたいな。
差し引きするとトータルでマイナスみたいな。
人にはやっぱ、向き不向きがあるしね、できること、できないことありますから。
ただし、莫大な量の「緑のたぬき」をくれるっていうんなら、黒いケースに忍び込んで、関空からトルコ経由でレバノン入りしてもいいかな、って気もしないでもないです。
旅なんてもう、ホントこりごり。
特にひとり旅なんて、マジ勘弁、っていう話。