昨日の「M-1グランプリ2018」、優勝は若手の「霜降り明星」ということで。
まぁ、妥当なところだと思うんですけど、それよりもね。
審査員の、上沼、志らく、巨人、もう要らんなぁ~…って気がするんですけど、どうでしょうか。
上沼恵美子による「番組の私物化」、立川志らくによる「爪痕残そう的な必死感」、オール巨人による「もう新しい笑い分からへんねん感」。
もうさ、M-1卒業でいいんじゃないですかね、上沼恵美子師匠、立川志らく師匠、オール巨人師匠。
「老害」とまでは言いませんけども。
「恵美ワン グランプリ」でいいじゃん、上沼恵美子師匠。私情、はさみ過ぎよ。
大阪のローカルで「恵美ワン」開催して、そっちでやりたい放題やっていただきたいです。
わざわざM-1の大舞台で、しつこく「私は◯◯が好き。◯◯に勝ってもらいたい」とか、そういうのナシでお願いしますよ。
「冗談やん、そういうボケやん」って言うんでしょうけど、それ、どっちみち、あんまり面白くないですから。
「自分が可愛がっている芸人を露骨にえこひいきしますよ」っていうノリの笑い、いらんから。
今のご時世、そういうの需要ないから。
審査員が露骨に「◯◯推し」の立場を猛アピールするとか、普通に考えて感じ悪いとしか言いようがないよ。
実際、「公平性、どうなんだ?」って批判寄りの声も上がってる中で、あえて上沼師匠がアレやっちゃうってのは、番組的にはマイナスしかないと思うんだけど、どうなんすかね。
あと、立川志らく師匠ね。お前は、イキってる駆け出しの若手芸人か!
志らく師匠、なんとか爪痕残そうとして、必死過ぎじゃね?
「目の付け所が違う私」を演出しようとしすぎて、意味不明な採点になってる。
こういうのも、要らんな~。
シラクはイラン。
アレ観て、「さすが志らく師匠だな!」ってなる奴いんのかな?
何やってんの?そこまでして「オレスゲー感」醸し出したいの?
って、みんな敏感に察知してると思うよ。
まぁねぇ、漫才の大会の審査員に、落語家として参加するわけですから、ものすごいアウェー感がある、ってのは分かりますよ。
なんとかして、爪痕残して帰ろう、って気持ちも、分からんでもない。
言ってみれば、野球選手の集まりに、1人だけクリケットの選手として参加してるようなもんだからね、志らく師匠。
競技違うから。
「これは、舐められちゃいけねぇ!」っつって、身構えたくなる気持ちも分かるけどさぁ…。
でも、今回はやり過ぎよ。
もういいよ、どうもありがとうございましたー。
巨人師匠も、おそらくお手上げ状態。「今の若い子は、こういう笑いが好きなんやね…」って感じだと思う。
実際、コメントを求められて「よく分からない」って答えてる場面もありましたけど、もうね、巨人師匠の笑いの引き出しの中に無いんでしょうね。
「新しい笑いの形」をどう評価していいのか分からなくなってる場面、結構あったんじゃないかと思います。
だってさ~、考えてみ?
今、オール阪神巨人が、M-1のあの会場のお客さんの前で漫才やって、笑いが起きるだろうか?
10代、20代の若い女性お笑いファンたちに、巨人師匠の笑いが通じるだろうか?
もう、乗れてないでしょ。置いてかれてる。巨人師匠。
M-1の会場で客席に座っていた若い女の子たちの感性と、巨人師匠の感性には、もはや、どうしようもない隔たりがあるんじゃないか?と。
会場の盛り上がりを目の当たりにして「あっ?そうなの?今は、この感じが面白いんか…」って気づくような人材が「審査員」である必要が無いわけで。
番組に箔を付けるために、大御所感のある芸人を審査員にしたい、という考え方は非常に分かるっちゃ分かるんだが…
これねぇ~、難しいね~。
「笑い」って、正しい、正しくない、というよりも感性の問題だからねぇ~。
そして「笑い」って、日々進化してたり、流行があったりしますし。
誰を審査員にすべきか?ってのは、非常に難しい問題だと思います。
今が旬の笑いを創り出してる人が一番面白いってことなんだとしたら、審査員には大御所よりも中堅、若手がふさわしいのかも知れませんし…。
笑いは、いきものですからね~、なまものですから。
難しいよね。
今回、審査員にナイツの塙さんが選ばれてましたけど、これに関しては、非常に妥当な人選なんじゃないかと思います。これはアリだと思います。
ナイツはお年寄りにウケるネタも書けるし、ナウなヤングからの支持もあると思いますので。
あと、サンドウィッチマンの富沢さんもアリかと。
あと誰だ?適任者。
博多華丸大吉の大吉先生あたりですかね…。
(でも確か、大吉先生、あんまり審査員やりたくないって言ってたような気がする)
なんだかんだで、やっぱ、上沼、志らく、巨人は、要らんかなぁ~…。
お笑いに関しては、「昔、凄かった人」ってのは、通用しないんじゃないかと。
ましてや、その舞台が特殊な賞レース「M-1グランプリ」だったのであれば、なおさら…ね。
まぁ、今の時代、コントならまだしも、「漫才」となると…やっぱ難しいね~。
ちゃんと正当にジャッジできる人材がなかなかいないのかもね。
今回のM-1グランプリ、個人的には、和牛の1本目のネタが一番面白かったな。あとは、ゼンチン、ドネシアとか…
M-1の会場では、霜降り明星が一番ウケてたみたいだし、まぁ、優勝にも異論はないんですけどね。
今の時代の空気的には、霜降り明星なんだろうな、って。
いろいろね、大人の事情とかも絡んでくるのかも知れませんし、深読みしすぎなのかも知れませんけど。
ただね~、これはあくまでも、私個人の好み、私の笑いのセンス的に、っていうとですね、霜降り明星のような、
「顔の面白さ、表情の面白さ」
「動きの面白さ」
「勢い(ボケにしろ、ツッコミにしろ)」
このへんの笑いって、自分の中では、そこまで評価、高くないというか。
今の時代の空気的には、こういう笑いが求められてるんだな~ってのは、分かりますけどね。
たとえば「TikTok」みたいなアプリが人気だったりとかね。
時代のニーズにマッチしてる、ってことなんでしょう。
個人的には、和牛の1本目のゾンビネタ、一番面白かったですね~。
普通、「襲うゾンビ」と「逃げる人間」という構図がセオリーなんでしょうけど、途中で、二人ともゾンビになっちゃう、っていう。
これは衝撃的だったな…。
ゾンビがゾンビにツッコむ、っていうカオス。(でもゾンビだからツッコミも緩慢)
笑いました。
タイミングもよかったですね、ゾンビになっちゃうタイミングね。
「2人ともゾンビ!」で終わらずに、そこからつづきの展開がある。
あの状況を引っ張るにしても、間延びせず、ちょうどいいさじ加減だったように感じました。
最後一気に持って行った感。
それと、かまいたちね。上手いね。2人のやりとりに台本があるようには見えない。
あのかけあい、すごいねしかし。
あれが、アドリブでもなんでもなくて、散々、何十回、何百回、ネタ合わせして、台本に書いてあったセリフだとは到底思えない。
その場で、感情に任せて、ただ言い合ってるようにしか見えない。
芝居がめっちゃ上手いんでしょうね。腕がある。
あと、純粋にバカバカしくて笑えたのが、ジャルジャルの、ゼンチン、ドネシア。
福徳「アル!」
後藤「ゼンチン♪」
福徳「アル!」
後藤「ゼンチン♪」
福徳「イン!」
後藤「ドネシア♪」
福徳「イン!」
後藤「ドネシア♪」
これ、いつまでやんねん!?っていう。
ひたすらバカバカしくて、非常に良かったですね。
そんなこんなで。M-1グランプリ、来年の審査員がどうなっているか、楽しみです。
結局あれだよね、決勝に残った3組とも、1本目の方が良かったかな、ってのがちょっと残念だったかな~。
2本目で失速しちゃった感がちょっとあって。
かといって、じゃあ1本目と2本目のネタを入れ替えればよかったか?っていうと、それだと決勝に進めなかった可能性もあるしね…。
2本そろえることの難しさ、ってのをあらためて感じましたね。
まぁ、そんなこんなで。
何はともあれ、霜降り明星、M-1グランプリ優勝おめでとうございます!
なんと、上沼恵美子さん、審査員引退のニュースが。