沢田研二はいくつになっても「ジュリー」を貫き通すからスゴイ

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♪ききわけのないプロモーターの頬を ひとつふたつ はりたおして~♪

どうも!

今回も、沢田研二の「ジュリーっぷり」、見事でしたね!

 

ジュリー(沢田研二)は1ミリたりとも間違ってはいない件。これでこそジュリー。

さいたまスーパーアリーナの公演をドタキャン!

「客が7千人しか入ってないから中止!」

って。

 

一見、酷い話のようですけど、最初からそういう契約だったらしいですからね、ジュリーは、何も悪くないんですよ。

「会場がガラガラだったらコンサートはやりません」っていう契約だったんでしょ?

沢田研二は1ミリも契約違反していない。

 

じゃあ、誰が悪いのか?っていうと「デカすぎる会場を押さえたヤツ」なんですよ。

(通称・みつもり あまのすけ とでもしておきましょうか)

 

どこまでホントか知りませんけど、ジュリー本人は、2年前から危惧していた、って話じゃないですか。

「そんなデカい会場、大丈夫なの?本当にそれだけの人数のお客さん呼べるの?(ガラガラだったら歌わないよ?)」

って、ジュリーの方から、聞いたらしいですから。

 

そしたら、プロモーターっていうんですかね、仕掛け人的な人が

「大丈夫です!さいたまスーパーアリーナ、一杯にします!」

って大風呂敷広げちゃって。

 

見積もり甘すぎなんですよ。

 

「さいたまスーパーアリーナ、一杯にならなかったらコンサート中止」

っていう内容を契約に盛り込んでる時点で、プロモーターがダメダメすぎなんすよね。

これ、中止にするつもりなんてサラサラなくて、

「絶っっっ対に100%、満杯にできる自信あります」

って、自信満々々々みたいなことでしょう。

 

ジュリー本人でさえ心配してんのに、なんでこの人(みつもりアマデウス)は「やれる!」って判断したんでしょうか。

血迷ったんでしょうか。

 

だからもう一回、言いますよ。

沢田研二に対して怒ってる人は、怒りの矛先が間違ってますよ。

さいたまスーパーアリーナを押さえたプロモーターに対して、激怒してください。

 

さて、いよいよ本題に入りますか。

 

 

そもそも、沢田研二って、ジュリーって、こういう漢じゃないですか。こういうキャラじゃないですか。

まずさぁ、ジュリーに対してアレコレ文句言ってる人は、そもそもジュリーのこと分かってないんでしょうよ。

 

ジュリーは、こういうキャラでずっとやってきてるわけでしょ?

つっぱって、つっぱって、わがままとか、男の意地とか。

そういうのを具現化したモノが、「ジュリー」なるキャラクターじゃないですか。

 

70歳になってもまだ「ジュリー」であり続けているなんて、こんなファンサービス、ないんじゃね?

しんどいと思うよ。長いものに巻かれる生き方のほうが楽だよ。

全然、まるくならないってのは脅威ですよ。

 

そもそもジュリーは

片手にピストル

心に花束

唇に火の酒

背中に人生を

 って歌ってた男ですよ?

いきなり銃刀法違反よ?

 

そのジュリーがさ、がらがらのさいたまスーパーアリーナでさ、

「てへへ…。今回は…お客さん少ないね…。長いものに巻かれるようにして歌います~」

って、頭ぽりぽり掻きながら登場して、「サムライ」を歌い始めたら幻滅ですよ。

 

なんで、ジュリーに、

柔軟さとか、空気を読むこととか、品行方正さとか、臨機応変さとか、世渡りの上手さとか、求めちゃうんだよ?

そんなんじゃないだろ。

ジュリーは、そんなんじゃないよ。

 

意地張って、自分を貫いて。

それでこそジュリーよ。

 

ジュリーのファンは、そういうジュリーの生き方が好きなんでしょうよ。

 

ジュリーは過去にも、ドタキャンしたり、お客ともめたりしてるらしいけど、それもひっくるめて、ジュリー、沢田研二なのよ。

 

「ジュリーのそういうジュリーらしいところが嫌い」って人なら、そもそもジュリーのコンサート観に行かない方が良いよ。

 

今回のさいたまスーパーアリーナドタキャン事件で

沢田研二が「ジュリーらしさ」を貫き通したのを見てアレコレ批判するなんて、お門違いも甚だしい。

 

実際、ファン歴何十年っていうジュリーファンのマダムたちは、全然、怒ってなくて、むしろ好意的に見ているらしいじゃないですか。

「これでこそ、私の愛したジュリー」

ってことなんだと思うよ。

 

いくつになっても尖って、不器用に意地を張って、ジュリーであり続けるってすごいことよ?

 

もう何十年もジュリーをおっかけ続けてるファンのマダムたちは、優等生じゃないジュリー、不良のジュリーが好きなんよ、きっと。

キャンディキャンディで言えば、アンソニーよりもテリー派なんよね。

 

もう、こういう歌手は出てこないかもね~。

 

「カラブランカ ダンディ」の中で

あんたの時代はよかった

男がピカピカの気障(キザ)でいられた

 って歌詞があるけれど、「時代」に抗い続けるジュリーみたいな人がひとりくらいいてもいいんじゃないでしょうかね…。

 

ちなみに、今回の騒動で、「沢田研二」「ジュリー」がまた脚光を浴びているようで。

レコチョク?っつ~の?なんか、結構な勢いでダウンロードされてるらしい。

 

結局、結果オーライ。

 

ジュリーがあと何年、ジュリーでいられるか。

グダグダ批判しないでさ、最後まで貫かせてあげていいんじゃない?