正直、予想外の展開でした。今年は千葉が勝つんじゃないかな、と思ってたんですが…。
終わってみればワイルドカードから勝ち上がったアルバルク東京の2連覇達成と。
いや~、分からんもんですね。これだからバスケは面白い!
さすがに、千葉ジェッツの選手たちも「今年は行けるだろう」と思って臨んだファイナルだったんじゃないだろうか
シーズン中の勝率や、直接対決の結果など、いろいろ総合して考えると、千葉ジェッツの有利は揺るがないんじゃないかな~と思ってたんですが、勝負の世界はそんなに甘くありませんでしたね。
このチャンピオンシップを苦しんで苦しんで勝ち上がってきたアルバルク東京が、まさにその修羅場をくぐり抜けてきた経験値の差を見せつけるかのように巧みな試合運びで勝利と。
怪我で出遅れていた東京のエース田中大貴選手も、この大一番で復活と、まさにピークを決勝に設定していたかのような大活躍で。
これもある意味、予想外の展開でした。まさか決勝で爆発するとは…。
アルバルク東京には日本代表の中心選手が3人もいますからね、選手個々のポテンシャルで言うと「役者がそろっている」とでも言いますか、誰か一人におんぶにだっこ、みたいな状況にはならない、ってのは大きな強みですよね。
誰か一人が不調でも、他の選手がその穴を埋めることができる。
みんなでカバーして総合力で相手を上回れる。
それに対して千葉ジェッツの方は、良くも悪くも富樫選手中心のチームなんでね、富樫がいるかいないかで全然別のチームになっちゃう。
決勝の第1Q、スコアだけ見ればそこそこ互角なんだけど、実は富樫選手の個人技で何とか食らいついてたような状況でしたからね。
富樫の負担がかなり大きかった。
多分、富樫がいなかったら、第1Qで早々に決着がついてたんじゃないかな?
アルバルク東京の方は「最初から一気に行くぞ」みたいなプランだったらしいし。
【CS決勝】05/11 千葉 vs A東京 (18-19 ポストシーズン)
ホームとアウェイの経験の差が心理的に影響を与えたか?
千葉ジェッツはこのチャンピオンシップを、すべてホームで戦い、勝利してきた。
それに対してアルバルク東京はすべてアウェイでの戦いを強いられてきた。
普通に考えると、ホーム有利なんだけど、東京はそれを覆すだけの地力を持っていた。
東京は敵地へ乗り込み、難しいゲームをこなして、決勝までこぎつけた。
これ実は、ものすごく選手の心理的には、プラスの効果があったんじゃないかと思いますね。
ギリギリの戦いを制してきた。幾多の修羅場を乗り越えてきた。
そうやって掴んだ決勝の舞台。
場所は神奈川県、東京にとってはかなりやりやすい。
ファン(ブースター)も大勢詰めかけてくれる。
それに対して千葉ジェッツはどうか。
全て千葉のホームで戦い、1試合も落とさず、決勝まできた。
千葉にとっては、決勝の試合が一番、空気的には、やりづらかったはずだ。
日程的には千葉の方が多く休めて有利だったかもしれないが、精神的には、東京の方が有利だった可能性はあるね。
この決勝戦に関しては。
東京はディフェンスに定評がある選手が揃っている。ってか、総合的に見て万能型か
馬場にしても、田中にしても、竹内にしても、オフェンスだけじゃない(ディフェンスだけじゃない)ってところが、相手チームにとっては厄介だろうなと思うね。
馬場とか、シュートタッチが全然ダメな時でも「ディフェンス要員」として全然働けちゃう。
野球で言うと、全然打てないけど守備だけでカネとれるようなプレーする感じか。
そして、シュートには好不調がありがちだけれど、守備には基本的に波があんまり無いからね。
「守れる」っていうのは相当の強みだ。
あ、でもね、個人的には、非常~に気になってる部分がありまして。馬場選手のシュートフォームというか、リリースの時のスナップというかね
フリースローの時とかでもそうだけど、ゴリゴリのシューター的な人って、まるでロボットみたいに、毎回同じシュートフォームだったりするじゃないですか。
毎回、シュートを打つたびに、微妙にフォームが違うような選手って、調子が安定しないと思うわけですよ。
絶好調の時は良いけれど、崩れ始めるともう、全然ダメになるというか。
んで、馬場選手さ。
今、フリースローでもミドルシュートでも、手首を「ピッ」て返す感じじゃなくて、なんつ~かな、バネみたいに「ビヨン」って押し出す感じで打ってること多くね?
もう、あの感じで固定しちゃうのかな。
本人的にあの方が打ちやすい、ってことなのかも知れないけど、あれなぁ~……。
あの打ち方だと、確率の良いシューターにはなれないんじゃねぇか?って気がするんだけど、どうなんすかね。
自分のイメージだと、ゴリゴリのシューターは、フォロースルーっていうのかな、しっかり「ピッ」と手首を返すっていうか、最後、アヒルの頭的な形で終わってる選手が多いイメージなんよね。
まぁどんなシュートフォームであれ、入る確率が高けりゃいいんだけどさ。
ただ、確率を高めるには、同じフォームで打てるようにならないと難しいわけじゃん。
そのためには、できるだけ「まぎれ」の少ないフォームを身につけるべきだし、最初に変な癖がついちゃうと後が大変なわけじゃん。
今の馬場選手のフォーム、ひじと手首が連動した「ビヨン」ってバネが戻る感じ?(打ち終わった後に戻る感じ)
これだと、距離感のブレが大きいような気がするんだけどね~、どうなんだろ。
ホントね、こればっかり気になっちゃってさ。
馬場選手にはメッチャ期待してるからさ~、どうしても、アウトサイドのシュートも上手くなってほしくてさ。
「あのフォームで大成すんのかな?できんのかな?」ってのが気になっちゃって気になっちゃって。
馬場選手はNBA挑戦を公言してますんでね、やっぱ、外のシュートも身につけないとさ。
結局、今期、フリースロー69.2%でしょ。
このままじゃイカンでしょ。
少なくとも、今のフォームでいいのかどうか、ちょっとコーチとかと相談した方がいいような気がしますね。
さて。いよいよ、八村のNBAドラフトとか、ワールドカップとか、大きなイベントが近づいてきました!
いつですかね、NBAのドラフト会議は。
6月20日ですか。
もう待ちきれないんでさっさとやってくれ、って感じです。
そしていよいよ中国で開催されるワールドカップは8月31日から、と。
日本はすでにアメリカと対戦することが決まっておりますね。
まさかのアメリカ。
ドリームチーム(かな?)
日本代表、どうなっちゃうんでしょう?
コテンパンにやられてしまうのか。
それとも、
世界を驚かせるほどの善戦を見せるのか。
選手としては、
「一生に一度あるかないかの経験なんでワクワクしてる」
って感じらしいですけど、
観る側としては、ちょっと怖いです。
第1Qで20点差とか、30点差とか、無いとは言えませんから。
超~~怖い。
そして2020年は東京オリンピックですからね。
私も今から、アキレス腱くらいは伸ばしておこうと思います。