「FIBAワールドカップ2019」 日本代表候補選手の16名が発表されました。
富樫勇樹選手の怪我による離脱はダメージが大きいですが、それ以外は、ほぼ想定内の人選です。
サプライズがあったとすれば渡邊飛勇選手の抜擢でしょうかね。
直前のジョーンズカップで活躍したひとり、橋本晃佑選手は残念ながら落選。代わりに渡邊飛勇選手が選ばれた感じに
もしかすると、「え~っ!橋本晃佑選手、外れたの!?」ってビックリしているバスケファンもいるかも知れませんね。
直前に台湾で開催されたジョーンズカップでは、ほぼスタメンとして出場し、3ポイントシュートをけっこう決めていましたので。
ただね~、個人的には、なんとなく分かるような気もするんですよね。
橋本晃佑選手が外れて、渡邊飛勇選手が選ばれてる件について。
ラマスHCが求めている人材は、例えば…こう…もっとディフェンス能力の高いタイプなんじゃないかと。
簡単に言えば、「スリーが打てる選手」よりも「体を張れるタフな選手」なんじゃないかと。
先日の記事から引用。
橋本晃佑選手は、どうなんだろうなぁ~…。
個人的には、ちょっと起用法とか、難しいんじゃないかと。特に世界を相手に戦う時には。
外からのシュート、ガンガン決めてましたけどね。
203センチで、外から打てるってのは魅力なんですが、ディフェンス時には、あんまりインサイドで体を張る、っていうタイプでもないような。
大きい分、スピードもそんなになかったように見えたし。
シューターとして起用すんのかな?
ちょっとイメージ湧かない…。
八村、ファジーカス、渡邊雄太が加わった今の日本代表にとっては、追加で招集したい選手って「点が取れる選手よりも、しっかり守れる選手」だと思うんですよね。
まず守れることが大前提。特にゴール下で互角にやり合えるなら、なおさら可。
シュートは、ポイントゲッターの八村やファジーカスや比江島に任せればいいわけで。
他の選手は、攻撃力よりもむしろ守備力で目立つくらいじゃないと。
バランスですよね。みんなが攻撃に特化してもダメなんで。
誰かがしっかりがっつり、守りまくらないと。
本当は「世界レベルで点も獲れるし守備もできる」っていう人材が理想的なんでしょうけど、そんなスーパーな選手、そう簡単に出現するわけないし。
だとすれば、「点はそんなに取れないけど、その分、相手にも点を取らせない」っていうゴリゴリのディフェンダーを育成していくしかないわけで。
たとえ点が取れなくても、相手の点取り屋を潰せるならば、得点能力の低さは帳消しになりますからね。
まずはディフェンス。まずはリバウンド。それがしっかりできるかどうか。
そういう風に考えれば、渡邊飛勇選手が選出されたのも頷けますよね。
渡邊飛勇選手のコメント。
日本代表において彼が意識しているのは、ゴール下で点を取ることよりも『縁の下の力持ち』として味方がより気分よくプレーできる状況を作り出すこと。
「代表における自分の仕事は、ペリメーターの選手だったり他のポジションの選手の仕事を簡単にさせることです。自分よりスキルを持っている人がここにはたくさんいるので、地道なプレーで他の人が仕事をしやすくなることを心がけています」
若手中心の日本代表合宿に加わる渡邉飛勇「お互いが刺激し合えるようになりたい」 - Basket Count/バスケット・カウント
日本代表のラマスHCは、まさに、こういう人材を欲していたのではないかと。
さて。とりあえず、今回選ばれた代表候補16名のメンバー表をどうぞ
怪我で離脱した富樫勇樹選手を外した、以下の16名でワールドカップに挑むことになりそうです。
ほぼほぼ順当。
7月31日 (水) ~ 6日(火) の期間、愛知県名古屋市内において、第4次強化合宿に参加するメンバー16名。
3 安藤誓哉(PG / アルバルク東京)
4 太田敦也(C / 三遠ネオフェニックス)
6 比江島慎(SG / 宇都宮ブレックス)
7 篠山竜青(PG / 川崎ブレイブサンダース)
8 八村塁(SF / ワシントン・ウィザーズ)
9 ベンドラメ礼生(PG / サンロッカーズ渋谷)
10 竹内公輔(PF / 宇都宮ブレックス)
12 渡邊雄太(SF / メンフィス・グリズリーズ)
13 安藤周人(SG / 名古屋ダイヤモンドドルフィンズ)
15 竹内譲次(PF / アルバルク東京)
18 馬場雄大(SF / アルバルク東京)
22 ニック・ファジーカス(C / 川崎ブレイブサンダース)
24 田中大貴(SG / アルバルク東京)
32 シェーファー・アヴィ幸樹(C / アルバルク東京)
34 渡邉飛勇(PF / ポートランド大学2年)
88 張本天傑(SF / 名古屋ダイヤモンドドルフィンズ)
結局、直前のジョーンズカップのメンバーからピックアップされた5名は、
安藤誓哉、
安藤周人、
シェーファー、
飛勇、
張本天傑、ということになりましたね。
ん~~、個人的にはテーブス海も、合宿には参加させてほしかったな~。
たしかに現時点ではまだ足りないって印象はあるんですけどね…。
来年の東京オリンピックを見据えてさ。
あと1年あれば、テーブスもまだまだ成長できると思うし。
ちなみに、アルバルク東京からは、全ポジションで選出されていますね。
ポイントガード、シューティングガード、スモールフォワード、パワーフォワード、センター、と。
そりゃBリーグ連覇するわな。
3 安藤誓哉(PG / アルバルク東京)
15 竹内譲次(PF / アルバルク東京)
18 馬場雄大(SF / アルバルク東京)
24 田中大貴(SG / アルバルク東京)
32 シェーファー・アヴィ幸樹(C / アルバルク東京)
ちなみに、シェーファーは来季、滋賀レイクスターズへレンタル移籍が決まっていますね。非常に良い決断だと思います。
強豪のアルバルクのベンチで学べることも多いだろうけど、とにかく試合に出て、実戦から学ぶことも多いだろうから。
あとは何でしょうかね~、ん~…
あっ、代表候補発表の記者会見の動画、貼っておきましょう。
.@JAPANBASKETBALL 「FIBAバスケットボールワールドカップ2019」日本代表候補選手発表記者会見 #JAPANMADNESS #Akatsuk… https://t.co/YHVIyvAfvi
— 自由ネコ@はてなブログ (@gattoliberoTW) July 30, 2019
ちょっと裏話的な話なんですけど、写真撮影時の立ち位置のやりとりに関して
まず一番最初の記者会見時の並びとしては、基本的に、背番号の順に座ってたんですよね。
3番の安藤誓哉が一番左で、88番の張本天傑が一番右。
左から順に3、4、6、8、9、12・・・って。
んで、あまりにも高さのミスマッチが発生している部分は前後を入れ替えて。
ところがさ。
これねぇ~、動画の後半を観てもらえばわかるんですけど、フォトセッションの時にさ、9番のベンドラメと32番のシェーファーが、立ち位置を入れ替えさせられたんですよね。
まぁいろいろ大人の事情とかあるんでしょうけど。
背が低いのに後列にいるベンドラメと、
背が高いのに前列にいるシェーファーが、
立ち位置を入れ替えたわけよ。
おそらく真実としては、こういうことだと思うんですよ。
マスコミ各社としては八村塁や渡邊雄太のアップを撮りたい。
そうなると八村と渡邊の間から顔を出す後列の選手は、可能な限りイケメンを配置したい。
よし、シェーファーを間に立たせよう、みたいなね。
ところが。
それを見ていた八村が、「えっ?身長大きい人は後ろ?」って思ったらしくてさ。
後列の比江島に対して「ぼくらも立ち位置を替えた方がいいんじゃないすか?」みたいに話を持ち掛けたっぽいのよ。
背の低い比江島が後列、背が高い八村が前列にいるよりは、その逆の方がいいよね?って思ったんでしょうね、八村は。
んで「僕が後ろに行きますよ」みたいな。
それに対して比江島が「いやいや、いいよいいよ、八村が前じゃないとまずいだろ」って遠慮してて。
そのやりとりを横で見ていた渡邊雄太が「マコさん、この際だから、思い切って、前、出ましょうよ!」みたいにちょっと比江島を引っ張り出すくらいな感じで。
んで、しぶしぶ、比江島が前に出てくるんだけど、スタッフから「あっ、八村選手が前でお願いします~」みたいな声がかかったんでしょうね。
ホント、瞬殺で、比江島、後ろの列に戻されてましたね。
何か気の毒…。
まぁねぇ、スポンサーの絡みとか、世間のニーズとか、いろいろと大人の事情があるんでしょうけど。
空気を読まないピュアな八村と渡邊のせいで、ちょっと恥ずかしい感じになった比江島…ドンマイ!
決定的瞬間をカメラは捉えていた!
八村「オレの方がデカいんで、オレが後列に並びますよ」
比江島「いや、注目度から考えて、ルイが前列だろ💦」
渡邊「マコさん、この際だから爪痕残しましょうよ!」
比江島「いや~マジかよ💦オレ、前でイイの?」
の瞬間。
この後、スタッフやカメラマンから「八村選手が前列でお願いします」と声がかかった模様(想像)。比江島、すみやかに後列へ戻る。
そういう裏話的な、どうでもいいエピソードもバスケの醍醐味のひとつですよね。