他人との距離感が北欧感覚な人のサークル「スナフキンズ」を結成したいが…

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他人との適切な距離感を掴みあぐねて苦しんでいる「翼の折れたエンジェル」の皆さん、いかがお過ごしでしょうか。

分かる分かる。その気持ち、よ~く分かる。

こんなブログを発見。

 

『美輪明宏さんが教える人づきあいについての大切なこと。』by ことり

皆さんもうご存知かもしれませんが、ことりさんという、はてなブロガーがいらっしゃいましてね。

 

私はね、実をいうと「生まれ変わったら、ことりになりたい(仮)」というエントリーをいずれ書こうかと思っていたんです。

ことりの、生き様、人付き合い、ゆるさ、そのへんのスタンスを、うらやましいなぁと、実はひそかに思っていたのです。

が、しかし!

私は自分が、大変な思い違いをしていたのだと、先ほど気づきました。

 

 

今回この記事を読んで、ことりでさえも、人付き合いにはプレッシャーを感じているんだ…。と、気付かされて、ハッとしましたデスよ。

腹六分でいいことにホッとした

わたしは、親友ということばに、気づけばずっと違和感を感じていました。

わたしはそんな風にだれかとなれないなって。

また、テレビの中の人たちが

「ともだち最高」

「なんでも話せる親友」

「困った時は仲間が助けてくれる」

みたいなこと言ってるのも、なんだかついていけてませんでした。

ともだち少ない上に付き合いが稀薄(楽しければそれでいい。)な自分は、果たしていかがなものかと、自分に対してネガティブな感情を抱いていました。

yuruku-simple.hatenablog.com

 

そうなのです。

我々は皆、幼いころから洗脳され続けてきました。

友達が少ない人間は劣等感を抱きなさい、という無言のメッセージを社会から浴びせられて生きてきました。

 

こんな歌がありますね。

「1年生になったら友達100人できるかな」

はい~。

プレッシャー。

 

「年賀状が1枚も来ない者は人生の敗北者である」

という有名な名言もありますしね。

誰でしたっけ。

ソクラテスだったかな、プラトンだったかな。(そんな名言ない)

 

 

大人になってからも、人付き合いのプレッシャーは増える一方。

フェイスブックの友達が少ない、ツイッターのフォロワーが少ない、ブログの読者が少ない……。

我々は、常に怯えて生きていかなければなりません。

そうなのです。

人生とは往々にして、多数派が正しく、そして、多数派が勝利するようにできているのです。

 

悲しいけど…これ、戦争なのよね

by スレッガー・ロウ中尉

 

 

悲しいかな、人間はとても弱い存在です。

イワシみたいなもんです。

 

「さかなへん」に「弱い」と書いて、イワシ。

鰯(イワシ)

 

イワシは弱いから、群れを成します。

一匹では生きていけないのです。

 

生き延びたければ、可能な限り大きな集団の一部になるしか選択肢がないのです。

 

昨日のエントリーにも、非常に寓話的な「裸の男とリーダーシップ」という動画を貼りましたけれども、まさにね、大半の人間はまるでイワシのように、多数派に便乗する形で群れを成すのです。

gattolibero.hatenablog.com

 

愚かしい。

 

切ない。

 

しょっぱい。

 

だがそれが、にんげん。

 

 

他人との距離感を考えた時に、北欧が一番しっくりいく人は挙手願います。

日本では「友達は多ければ多いほど素晴らしい」という価値観がはびこっていますが、世界中、どこでもそう言うわけではないようです。

 

フィンランドだったか、スウェーデンだったかちょっと忘れちゃいましたけど、某北欧の国では、国民の多くは「友達なんて数人で十分」と考えているそうです。

 

そうすると大体、付き合う人間関係の範囲は、家族と、近所に住んでいる子供のころからの友人だけ、というすごく狭い世界になるワケですが、そういう事に、なんの後悔も劣等感も焦りも無い、という国民性なんだそうで。

新しい友人関係を開拓していこう、という気も無い人が多いらしくて。

・・・・・・

今、このブログを読んでいる読者の58パーセントが北欧に引っ越そうとした様子が、私には手に取るようにわかります。

 

早速パスポートを準備し始めた皆さんに餞別としてダメ押し情報を用意しました。「パーソナルスペース」について。

人が安心できる距離感を「パーソナルスペース」といいます。

これ以上、他人に近づかれるとちょっと嫌だな、っていう範囲。

 

こんな画像があります。

バスの停留所で、バスが来るのを待っている人々。

北欧の人々のパーソナルスペースをご覧ください。

 

スウェーデンのバス停。

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フィンランドのバス停。

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私はこの感じ、物凄く分かります。

私が交差点で信号待ちをする時、この感じです。

2メートル、可能であれば3メートルは、人との距離を確保したい。

 

すぐ隣に並ばれると、

「えっ!なんで?どんな理由があってオレの隣に…!?」

と思ってしまいます。

 

 

我々は、さっさと北欧へ引っ越すべきなのかもしれませんね。

人との距離を十分に確保して生活する、北欧の人々。

そんな北欧のノリを体現している人物と言えば…

そう、孤独を恐れない、むしろ孤独を愛する男、スナフキンです。

 

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日本でもスナフキンは非常に人気があるようですから潜在的には、ああいう生き方がしたいと考えているジャパニーズも多いのではないでしょうか。

 

もちろん、社会的に成功している人の多くは社交性を武器にしています。

独りで出来ることには限界がありますからね。

ビッグサクセスをGETしたければ、メニ―メニ―フレンズが必要不可欠なのです。

 

しかし…!!

それを踏まえたうえでも、どうしても

「無様に肥大化した人間関係に巻き込まれるのはウンザリだね」

という風に

ビッグサクセスを放棄する人々がいることもまた事実。

 

断捨離ブームですしね。

「人間関係だってシンプルがイイよ」

という考え方も見直されてきています。

 

結局、何が言いたかったのか、分からなくなってしまいました。

 

 

ノルウェーでは「暖炉のたき火」の映像を流すだけの番組が視聴率20%を記録。

こんな感じの映像を流すだけの番組が視聴率20%だそうで。

なるほど。

北欧のパーソナルスペース、そしてスナフキンを生んだ土壌のようなものを感じさせますね。

(ムーミンの作者トーベ・ヤンソンはフィンランド人)

 

はてなグループで「他人との距離を広めにとる人々のサークル『はてなスナフキンズ』」を結成しようか迷ったが…

冷静に考えてみたら、「スナフキンズ」に加入するメンバーはみんな、パーソナルスペースがフルマラソン並みに長距離でしょうから、グループのメンバーとも交流を持たないでしょうね。 

お互いに、スターを付け合う事も躊躇する間柄。

ブックマークなんてもってのほか!

挙句の果てには相手との距離感を十分に確保するために、一カ月に1回しかメンバーのブログを訪問しない。

・・・・・・

ある意味、スゴイ。

 

もしもそんな「スナフキンズ」なるグループがあったら、所属メンバーを見てみたいですね。

入部してくるのは、どんな人たちなんだろう…?