中村キヨ。
以前の記事にもちょっとだけ書いたけど、この人だけは茶化す気になれないから真面目に書きます。
怖いって感じるくらい、文章から何かが、ほとばしっている。
才能っていうのは、こういう事かと。
プロっていうのは、こういう事かと。
こんなもん、どうあがいたって凡人には書けないし言えないよ。
上っ面のテクニック磨いたって駄目。
魂の問題。
覚悟ができてるって言うのはこういうことを言うんだ。
リスクをとるとか、軽々しく言っちゃダメなんだ。
一連の騒動を全然知らなくても、読めばとにかくこの人の才能と覚悟と魂は感じ取る事が出来るだろう。
このtwitter(ツイッター)のURLをクリックして表示すると、このツイートの続きの会話が全部、読めるはず。
https://twitter.com/nakamura_ching/status/714484316915367936
(追記。2018年7月29日現在、読めませんでした)
被写体を傷つける覚悟してるとかセンシティブな顔使えばペンから下衆が洗い流せるってか。何か書きゃそりゃ誰か傷つくわ。こっちが覚悟するしねえ以前に人傷つけるのは間違いねーから覚悟くらいして当然だろーがよ特別な儀式みてーに語ってんじゃねえわ。書き手の覚悟なんざ価値はねえし何も償えねえわ
— 中村キヨ(中村珍) (@nakamura_ching) 2016年3月28日
かなり長いから、ちょっとだけ抜粋させてもらう。
でも、興味あるなら彼女のツイートは全部読んだ方がいい。
文章書く人になりたいなら、表現者になりたいなら、絶対読んだ方が良い。
読めば自分の考えの甘さ、浅はかさにイヤと言うほど気付くだろう。
調子こいて「物書きです」とか言ってた自分が恥ずかしくなるだろう。
偉そうに「私は分かってます」な顔して正論めいたことを言ってた自分を殺してやりたくなるだろう。
少なくともオレは、ちょっと死にたくなったし無力感を感じたよ。
物書きでも表現者でもない、何のプライドも持たない、ただのクソ野郎で良かったと思った。
私ら物書きが(或はどこぞの写真家が芸術家が)「ご覧ください我々の世界の隣にある別世界です!(壮絶でしょ?現実を見た!)」だけ示して引き揚げる時、命だけは奪わずに尊厳蹴散らして人殺してるだけなんだわ。過ちは覚悟と取り引きできねーし「贖罪としての覚悟」なんか作り手のファンタジーだバカ
人を傷つける覚悟だぁ?リスク取る覚悟だぁ?世間に叱られるストレスの言い間違いだろーが。私たちが持ってるペンは凶器だろうが。だからいくら「じゃーーん!なんと!現実を取材してきましたぁ〜〜!」をやって満足したくても抜き撃ちしたらいけねーんだよ。それが「リアルじゃない」とか知ったことか
「被写体を踏みにじれば面白くなる」って旨味の感覚は私だって凄く知ってる。だって思い遣りはグレーゾーンにあって人を思うと「コンテンツとしてのオチ」が曖昧になる。でも"刺さる"もの作る大義にペン預け続けると多分自分の手でコントロールできなくなって被写体踏みにじる以外の作り方失うと思う
誰に限らず書きたがる人撮りたがる人多いけどやめな。大義飾る下衆には『どこの街にもありふれた職の普通の人』に取材?と敢えて笑いたい。一方通行は人のやる取材じゃない。闇だ肉のエネルギーだに集まる好意的感想の倫理の天井はせいぜい「考えさせられました」「ハッとした」「現実に圧倒された」。
私をひっぱたいたところで私の原稿にひっぱたかれたり私のペンで精神的に刺殺された人たちは私を殴り殺すこともせめて私と刺し違えることもできないわけだけど。ただただ恥ずかしい。古い仕事は10年経つけど、お詫びの仕方も未だに決まらない。ごめんなさい。もう二度としません。絶対にやりません。
「ホステスや風俗嬢の闇」と同じくらい横暴な視座は「我々より輝いて見える」「我々よりエネルギッシュで偏見を持っていたのが恥ずかしい」「むしろ我々より懸命に生きている」とかで、尊厳を下に捉えるのも、存在を見上げて見せるのも、どれも。被写体が正面に居ないなら取材倫理を疑ったほうがいい。
オレは何のプライドもないから、かろうじて死なずに済んだけど、
「自分はそれなりにイケてるはずだ」っていう自負心を持ってたやつなんかは、完全に死んだだろうな。
自分のセンスも熱さも深さも、中村キヨの足元にも及ばないという現実と、どう折り合いをつければいいのか、せいぜい苦しむと良いだろう。
自分自身の人間的な成長を望むのであれば。
さて。
ちょっとなんか書こうかな。
引用ばかりでオレの言葉が少なすぎる。
本当は、引用をもっと少なくする予定だったんだ。
でもダメ。
全部良い。
どの言葉も、良い。
削る事が出来なかった。
今現在、中村キヨさんの主戦場はどうやらtwitter(ツイッター)なのかな。
ツイッター上では、かなり盛んにやりとりしてるな。
えぇっ!?
30歳?マジでか?
ウソだろ…30歳でここまで深くなれるか?
これは、相当な地獄を味わってきてるな。
ショックだよ。もっと歳くってるかと思った。
ちなみに、さっき中村キヨさんのツイッター見てみたら、しょ~もないクソみたいな男とバトルしてた。
ホントにこんな男いるんだろうか?
頭、大丈夫だろうか?
っていうくらいのバカを相手にしてて、中村キヨさんは偉いなぁ~って思ったよ(笑)
オレもバカになりすまして、話し相手になってもらおうかな。
それにしても、中村キヨさん、普通に美人だよな。
こういうことを言う男の事が一番嫌いだろうけどな、本人は。
公式ホームページ は工事中のままだ。
noteで漫画を描いてるのがメインの仕事なのかなぁ。
それにしても、どう考えても中村キヨさんよりも人間的に浅くて文才もない、覚悟もなければ誠実さもないような人が、普通に「売れっ子人気ライター」になっちゃってるのは、一体どういう事なんだろうな。
実力なんかよりも世渡り上手かどうかのほうが大事なんだろうな。
枕営業とかもあるのかな。
身も蓋もない話だけどさ。
中村キヨさんのホームページ見るとさ、大変そうだったよ。
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なんか、切なくなってくるわ。
これだけの才能のある人が、もっとこう輝ける方法は無いもんかね。
テレビのワイドショーかなんかで、
訳の分かんないバカをコメンテーターの席に座らせるくらいなら、中村キヨさんにチャンスあげてもいいんじゃないのかな。
こういうのも、コネなのかな~。
難しいなぁ、世の中っつ~のは。
あ、あとね、さっきさ、
なんかヘンテコなtwitterアカウントが中村キヨさんのところに現れてさ(笑)
これ、オレが知らなかっただけで、中の人は有名な人なのかなぁ?
意識の薄れゆくおばさんって言う人(笑)
意識の薄れゆくおばさん (@hpfsgr) | Twitter
誰なんだよ、この画像のババァは? って思ったら、
篠田 桃紅(しのだ とうこう)っていうすごい美術家の画像だった…。
中村キヨ(中村珍)さんの本。