政治をマツリゴトに
ミュージシャンの三宅洋平が「選挙フェス」という型破りなやり方で、音楽ライブのような街頭演説(参議院選挙)を繰り広げている。
三宅 洋平
ベルギー生まれ。(仮)ALBATRUSのボーカル・ギター。
早稲田大学卒業。元リクルート社員。2013年、「日本社会の価値観を多様にひらく」必要性を感じ、参議院選挙への立候補を表明。緑の党の推薦候補として、型破りな選挙活動「選挙フェス」を展開する。天性のカリスマ性と言語感覚で、多くの有権者の共感を呼び、比例区17万6970の個人得票(全候補中26番目)を得るも、落選。口癖は「ヤーマン」。
※ちなみに「ヤーマン」とはレゲエの言葉で「Yes」の意味。
※早速ドヤ顔で「1978年生まれじゃね?」と指摘、ありがとうございます。引用元が間違ってますね。
三宅洋平は2013年の選挙では17万票を獲得しながら落選した。
当選したワタミの社長や丸山弁護士よりもたくさん票を集めたのに、三宅洋平は落ちちゃった。
既得権益をむさぼっている政治家さんたちが、新興勢力の台頭を抑え込むために、自分たちにとって都合がいいようなルールを作った、ってことなんだろうな。
まぁしょうがない。過ぎたことだ。
緑の党の比例区から参院選に出馬した音楽家の三宅洋平氏が、17万を超える票を集めたのに落選したことが、ネット上で話題になっている。三宅氏が所属する「緑の党」全体の得票が少なかったのが原因だが、三宅氏より得票数が少ない議員が続々と当選していることについて疑問視する声が広がっている。
(略)
三宅氏の得票数は17万6970票で、これは当選した自民党の渡邉美樹氏の10万4176票や、丸山和也氏の15万3303票より多い。社民党で唯一当選した同党幹事長の又市征治候補の15万6155票よりも多かった。得票数が多いのになぜ落選なのか。
今、毎日、三宅洋平は街頭に立って選挙演説をしているね。どうする?もう一回17万票獲得させて、落選させるかい? それとも…
3年前に落選したときに「次の選挙も必ず出ます」と約束しました。勢いで。
それ言っちゃったこと、時に後悔もしました。この3年間の間。
やっぱりそんなことって約束できちゃうことじゃないし、俺はやっぱり音楽で世の中を動かしたい、もう政治なんかうんざりだ、叩かれるのも炎上するのももうやだと引きこもった時もありました。
オレはね、三宅洋平が「政治」をやってるところが見てみたい。
頭ごなしに
「たかがミュージシャンに政治なんて出来るわけがねぇ」
とかさ。
そうやって決めつけちゃう前に、まず、観てみようよ。
ビックリしたよ。
20160623三宅洋平 選挙フェスDay2 JR高円寺駅北口 https://t.co/Ca0W3bsIRn @YouTubeさんから
— (H'wood)ネコ師匠 (@gattoliberoTW) 2016年6月28日
この動画を文字に起こした人がいる。約1万5千文字。すごいよ。
(普通、長めのブログの記事でせいぜい2千文字だからね)
「転載転用、歓迎です。使って下さい、広めましょう。」
とのこと。
ありがとうございます。感謝です。
全部は無理だから一部分だけ引用させてもらいます。
続きは、ARTEさんのブログでどうぞ。
これからの政治は、世界へつながって、軍需産業で儲かるような、それでないと回らないような経済から、地球を守る、命を育む、平和を作る。そのために全世界こういう人たちが平和を願う人たちUNITE(団結)してゆく。
そうゆう時代に入っていこうとしています。
そうゆうスキーム・タームに入ってるんじゃないでしょうか?
いつのまにか俺は、あの選挙のとき俺に「頑張れ」って言った人に、
「俺はこれ以上がんばれないから、お前が頑張ってくれ」 って言ってたのに、
いつのまにか俺もそのひとりになって。崇高で高邁な、いち有権者。
「頑張れ」謎の下から目線。
「もっと ああしたほうがいいんじゃない?」
「こうしたほうがいいんじゃない?」
「あのパフォーマンスはどうかと思うよ」
ちょっと待ってくれよって。
ここに立ってごらん?
そこにいるあなたがここに立ってるんだよ今。
想像して。
そして俺は期待してんだ。
あの時の俺みたいに、
「俺もお前をひとりにしとけねえから、次は俺が出るよ」って、
「俺の大好きなこと全部横に置いても、俺は口が立つから俺も頑張る」って奴、待ってんだよ。
だからまずは突破させてほしい。
今回の1議席ぐらい俺たちのチカラで取れると俺は思ってんだ。
朝日でもいい。読売でもいい。
記者さんたちも本当は同じマインド持ってるだろう?
デスクと戦ってくれよ。ロイヤル株主と戦ってくれよ。
本当は同じ想い持ってるって、俺は信じてるんだよね。
そういう日本人が今立ち上がろうとしてる。
奴らが一番怖いのは、俺たちが1つにUNITE(団結)すること。
意見の違いを乗り越えてたった1つのポイントで。
平和で、暮らしやすい国を作ろう。
本当の保守ってのは、国家の暴走から、国を守る奴ら。
じゃあ国って何だ?国体じゃない。
皇家でもない。
俺たちだよ。
原因は何?
喧嘩に勝てなかったから?
リベラルが弱かったから?
違うよ、ちゃんと対話してこなかったんだよ。
小学校の教育も偏ってたんだねきっと。
何でもそう、右にぶれたら左にぶれて。
いっつも反動と揺り返しの繰り返し。
そして常に政治のことを語ろうとすると、
右と左のオタクな奴らに両方から攻撃食らって、中道はいつも孤立する。
こんなこと考えてんの俺だけなのかな?って。
いや、違うよ。
点々バラバラ各々銘々勝手な自由を愛したいって人たちは、
まとまるのが苦手だから、あんまり組織を作ってこなかったんだよね。
だけど、どう考えてもそういう人たちのニーズが一番多い。
そして両方の話しに耳を傾けられるのも、そういう人たちなんだよ。
そういう人たちが、ここはひとつ、ひとつになんなきゃいけないのが、選挙の時。
本当の民主主義は、数の原理であっちゃいけない。
本当の民主主義は、多数決であっちゃいけない。
だけど、ルール上、最後の最後は多数決で決めるしかない。
それが、選挙。
「応援してます。髭剃ってください」
「応戦してます。だから、髪切ってください」
「応援してます。服、着てください」
「応援してます。靴履いてください」
3年経って三宅洋平、大きく成長しました。
今回、長ズボンです。
靴履いてます。
シャツ着てます。
なんだ、次は「ボタン閉めろ」か?
じゃ、俺が頭丸めて髭剃って、スーツ着て、全部の意見、受け入れたら、
誰なんだ、俺は。
そうやって、政治家にだけ、謎の下から目線で冷たい事言い果てて。言い放って。
そうやって作ってきたのがあの国会だよ。
ほんとにありがたいんだ、メール1本で駆けつけてくれる仲間たち。
意見の違いがあるよって言いながら、来てくれる仲間たち。
でも、その意見の違いを戦わす自由も、
憲法が改正されたら失われるんだよ。
あと17日間しか時間が許されてない。
じゃなきゃ俺ここにいないよ。
だから、ここはひとつ。
力を集めて欲しい。それが、マツリだって思うんだ。おれは。
政「~政治をマツリゴトに~」って前掲げたね。
今回は、自分らしくあれる社会をつくりたい。
だからヒゲは剃らない。
髪も切らない。
窮屈な社会をつくるのは、
政治家をそうやって吊り上げるみんなかもしれない。
今まで政治を冷たい目で見てきた俺たちが、
政治家を冷たいものにしてきたかもしれない。
愛が足りないんだよ。愛が。
恥ずかしがってる場合じゃないんだよ。
誰かを吊るし上げて痛めつけて、
それは結局周り回って社会中たらいまわしするんだよ。
子どもたちの間でもわかりやすいそういうのは。
そこにいる男の子が喧嘩し始めて石と棒持ったら俺は止めるよ。
「強い子は人を叩かない」っつって。
大人がそれやってどうすんだよ。
今回もう一個、じゃあ公約するよ。
俺たちは、必ず国会で何が起きてるかを、みんなにちゃんと伝える。
そして、政治を「つまらない」って思わせないことを絶対に約束する。
スポーツよりも、相撲よりも、国会がおもしれーって、思わせるよ。
まだ動画の半分程度。
その中のさらに一部抜粋しただけなんだけど3300文字過ぎちゃった。
今日はこのへんにしておきます。
それぞれの記事に、元の動画のリンクもはってありますので、読まずに動画で見ることもできます
ARTEさんありがとうございます。
16.6.18 選挙フェス KICK OFF PARTY!! 三宅洋平スピーチ文字起こし全文|ARTE
16.6.22 選挙フェス <DAY1> 吉祥寺駅北口 三宅洋平 スピーチ文字起こし全文|ARTE
今回引用した記事
16.6.23 選挙フェス <DAY2> 高円寺駅北口 三宅洋平 スピーチ文字起こし全文|ARTE
16.6.24 選挙フェス <DAY3> 新橋駅SL前広場 三宅洋平 スピーチ文字起こし全文|ARTE
16.6.25 選挙フェス <DAY4> 渋谷ハチ公前 三宅洋平 スピーチ文字起こし全文|ARTE
最後に。まとめ。& 追記
政治や宗教のことを書き込むと、めんどくせぇ奴が絡んでくる可能性が高いし、それを見越して「触らぬ神に祟りなし」の精神で読者も離れていくだろうとは思う。
でもまぁ、それもひっくるめて、あえて書いた。
正直オレも、1から10まで、全面的に三宅洋平の意見に賛同してるわけじゃない。
当たり前だ。
「なんで、そんな胡散臭いこと言うんだろう?」
って思う部分もいろいろあるよ。
共感できる部分、出来ない部分、大いにあるよ。
それも含めて、あえて、こうして書いてるんだ。
三宅洋平、本人も言ってるだろ。
あなたと100%意見が同じですなんてやつ俺は信用しない。
それが多様な社会。
自分が自分らしくあれる社会。
それを作りたいから、俺はここに立ってる。
自分と全く同じ意見の人間なんて、この世にいるはずないんだから。
三宅洋平の揚げ足をとるのか、
賛同できる部分、共感する部分に目を向けて、応援するのか。
そういう事だと思う。
ひとつ言っておく。
アメリカでドナルド・トランプがあれだけ支持されているのは、アメリカ社会が相当、ヤバいところまで追い込まれているという証しだ。
順風満帆な時に、社会は、ああいう存在を必要としない。
今、日本で「プロの政治屋」ではなく、ミュージシャンの三宅洋平が立ち上がらざるを得なかったということは、何を意味しているのか。
考えてみるべきだろう。
日本はそこまで、ヤバい状況なんだと、我々は自覚を持つべきだ。
言っておくが、オレは「政治論」を語りたくてこの記事を書いたわけではないので、議論好きの連中はクソコメント書いてこない様に。
あくまでも、
オレは、三宅洋平に大いに興味があるから、この記事を書いた。
百戦錬磨のプロの政治屋たちと、カネもコネもないミュージシャンがやりあうってのは、どれだけ辛いことなのか、想像もできないよ。
前回の選挙(落選)は、ドキュメンタリー映画になった。
洋平が移動中の車内で
「死にてぇ…この世から消え去りてぇ…」ってつぶやいてるシーンがある。
映画「選挙フェス!」予告編 https://t.co/pFJ8YDFxuQ @YouTubeさんから
— (H'wood)ネコ師匠 (@gattoliberoTW) 2016年6月28日
もしこの記事を読んでくれた人が、何も感じなかったのだとしたら、そのまま何もせず、傍観者でいてくれていいと思う。
でも、三宅洋平の生き様に何かを感じたのであれば、それを心の奥にしまって自分だけで完結してしまわないで、自分なりのやり方で表現してほしいと思う。
オレは傍観者で終わりたくなかったから、この記事を書いた。
大きなものに立ち向かっている三宅洋平を独りにしないでやってほしい。
どんな方法でもいいと思う。
自分にできるやり方で、三宅洋平を応援しよう。
オフィシャルサイトで三宅洋平からのメッセージが聴けます。
ずいぶん長くなった。
最後まで読んでくれてありがとう。
愛と平和を。
ヤーマン 。