最近『うさるの厨二病な読書・漫画日記』というブログをよく読んでいます
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自覚症状が無いだけで、オレは中二病(厨二病)だったのか…。
先日、ようやくその事に気付きました。(遅い)
最近、はてなブログの『うさるの厨二病な読書・漫画日記』をよく読んでいます。
面白いんだなぁ、これが。
オレはもう若干、老眼だしね、本も読まないのよ、最近は。
「ド近眼&網膜剥離からの飛蚊症&老眼突入」の夢のコラボ。
10年くらいは、ほとんど読んでないんじゃないかな。しんどい。
だからね、オレの代わりに、「うさる」に本を読んでもらってるイメージ。
風の谷のナウシカの大婆様状態。
オレ
「うさるよ、わしのめしいた目の代わりによく見ておくれ。」
うさる
「ひめねえさま、真っ青な異国の服を着ているの。まるで金色の草原を歩いているみたい。」
オレ
「おおお・・、その者蒼き衣を纏いて金色の野に降りたつべし。古き言い伝えはまことであった。」
・・・・・・
・・・・・・
何の話だよ?
オレはマンガも読まないしなぁ。
ここ数年で読んだのは、スラムダンク好きな相方(通称・大福)が
「思ってたのと違~う。要らないっ」
って、5年くらい前にオレにくれた、井上雄彦の車椅子バスケ漫画『リアル』くらいか。
「大福」的にはテーマが重たすぎるよ、って感じらしいんだけど、
オレ的には、メチャ面白い。
バスケをやめてから何をやってもうまくいかなくなってしまった男・野宮朋美。
ある日、古ぼけた体育館でひたむきにトレーニングをする車イスの男・戸川清春と出会った……。
「バスケットボール」というスポーツから様々な人間模様が絡みあい、物語はゆっくりと進み始める……。
今度どうなるのか、彼らの「リアル」に刮目せよ!
「リアル」は、いわゆる「負け犬たちのワンスアゲイン」モノ。
夢破れて一度は挫折した主人公たちが、それぞれの人生をかけて、再び立ち上がろうとする様を描いた作品。
登場人物は、みんなそれぞれ事情があって、どん底に突き落とされた過去を持っているんだよね。
短距離走の選手だった戸川 清春(とがわ きよはる)は、病気で足を切断。
不器用にしか生きられない野宮 朋美(のみや ともみ)は学校も退学、バイトもクビ、どこにも居場所を見つけられない。
超リア充で周りを見下していた高橋 久信(たかはし ひさのぶ)は交通事故で下半身不随。
エリートサラリーマンだった高橋の親父は家族も仕事も全部捨ててゼロから陶芸家に…。
あ。長くなりそうだから、また今度書くわ。
ちなみに、
「負け犬たちのワンスアゲイン」という表現は、ラッパーで映画評論家の宇多丸師匠の名フレーズ。
ということで 『うさるの厨二病な読書・漫画日記』をオススメする理由
まず、オレみたいに本を読まない人でも、うさるブログを読めば、本を読んだような気持になれます(笑)
それと、「うさるフィルター」を通した評論は、どんな作品も「人間の内面をどう描いているのか?」に鋭く着目していて、非常~に興味深いです。
あと、事前の予備知識がなくても、作品の内容が分かるような書き方をしてくれています。(たまに例外アリ)
さらには、通常の自分なら、絶対にスルーしているであろうジャンルの作品にも、良作が存在することを知ることが出来ます。
例えばこのへんの記事とか。
「アイ先生はわからない」
粗筋だけを読むと、少年漫画にありがちな展開だなと思いますが、
ただの妄想恋愛漫画ではなく、
「人と関わること」「人を愛すること」について、すごく考えているなと思える漫画です。
「愛が分からない。愛を教えてくれ」っていうアイ先生が、実は一番「愛」に近い行動をしているところも面白いです。
「青空エール」
「青空エール」のすごいところは、他の漫画とは違い、
主人公に吹奏楽の才能が、まったく無いということです。
最初のころは、周りからまったく期待も理解もされません。
(略)
「青空エール」は恐ろしいほどリアルな話です。
困難、挫折、困難、挫折の連続です。
この漫画のすごいところは、このリアルさと
漫画的な非現実さが絶妙のバランスをとっているところです。
過去にこれほど、
「主人公の才能のなさ」を真正面から描いた作品があったでしょうか?
多分、タイトルだけ見ても、普通のオッサンなら間違いなく読まないと思うんですよね。
ところが「うさるフィルター」を通して作品に触れてみると
「何じゃコレ!めっちゃ面白そうじゃん!!」
って思うわけです。
食わず嫌いはいかんなぁと感じるわけです。
実際「アイ先生はわからない」の1巻を読んでみたら、かなり面白かった!
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「青空エール」も、元吹奏楽部の知人に教えてあげたら、めっちゃ食いついてました。
(多分、買うだろうなぁ)
ところで・・・
元々、若い頃はイケメン俳優だったクリント・イーストウッド、という映画監督がいますね。
イーストウッド監督が、以前なにかのインタビューでこう答えていました。(うろおぼえ)
「人間の葛藤(コンフリクト)を描かないと意味がない」
まさにね、
人間の内面をえぐるような作品じゃないと映画を撮る意味がねぇだろ、っていう考え方ですね。
オレはね、非常~に同感なわけです、イーストウッド監督の考え方に。
観終わった後に、心に何も残らないような映画なんてクソだろ、っていう言い方。
そういう意味でね、
『うさるの厨二病な読書・漫画日記』というブログは、どんな作品を見る際にも
「ちゃんと人間の内面を描き切っているのか?」
というところに着目しているんでね、非常~に面白いわけですよ、オレ的には。
褒めてばっかりだろアレなんで、ちょっと苦言を呈する(笑)
あんまり褒めっぱなしだと、
「どうせアレだろ?カネもらってんだろ?」
みたいに思う人もいるかもしれませんのでね、ちょっとアレだなっていう事にも触れておきましょう。
NHK大河ドラマ「真田丸」に関する感想は、門外漢には、全く分からなかった(笑)
真田丸を毎週見てる人なら「うわ~分かる~!」って感じなのかもしれないけど、観てない人には???って感じでしたね。
他のエントリーでは、そういう事は、ほぼ無いんですよ。
元ネタを知らなくても読めるんです。
ただ、真田丸に関しては、
「真田愛」が勝ちすぎちゃってるんでしょうね。
おそらく、好きすぎるんでしょう。
記事の中に固有名詞がバンバン出てくるので、全然分かりませんでした。
ということで、
逆に真田丸ファンの方には、是非、読んでもらいたい(笑)
はたして、うさるブログを「面白い!」って感じる人間は中二体質なんでしょうか。
これってさ、いわゆる中二病(厨二病)ってやつなのかなぁ(笑)?
オレ的には、実は全く自覚が無かったんだけど。
最初に気付かされたのはこの記事を読んだ時ね。
「四畳半から一歩も出ずに世界を変える男」なんて言っちゃう自由ネコさんなんて、まさに「中二病」そのものだと思うんですけどね。最高にクレイジーですね。
ホントに、これを言われるまで、全く自覚なし(笑)
オレの持ち味は「中二」だったのか…。(なおかつクレイジー)
ということで、中二病(厨二病)こじらせてる人には、
『うさるの厨二病な読書・漫画日記』
オススメです!