「デブ・ブス・ババア」は現実を受け止めた時に輝きを放つ存在になるか?

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今、この瞬間、現在進行形で、デブ、ブス、ババアであることを武器にして、キラキラと輝いている人が、どんどん増えているように感じるのです。

そういう記事を、昨日、立て続けに目にしまして。

これは、いわば「逆ポリコレ」の時代が来てんじゃねぇのか?と。

勝手な憶測ですが。

 

昨日、私の愛読ブログを読んでいて、こんな記事を見かけました。ある意味、「ババア最強説」

最近、「筋トレをしろ。うつが治るから。」っていうヘルシー志向のブログを読ませていただいてるんですがね、

その中に非常に興味深い考察がありまして。

 

ちょっと、元ネタがよく分からないんですが、なんですか、ビジュアル系のバンド?なんですかね、「ガックト」だっけ?「ガッッッックト」だっけ?

何かそのファンの子がパコッとやられて、捨てられて、自殺未遂?みたいなニュースがあったんですかね。

でね、

そのことにフェイスブックで言及したら、ババアどもから面白いコメントが寄せられたよ、みたいな話なんですけど。

詳しくは元記事を読んでおくれやす。

一部引用。

コメントしてきたのが全員ババアで、お前らクソババアすぎるだろって思ってひとりで笑ってしまった。

そう。ババアってゴキブリ並みに生命力があるので、そうなると無敵モードになって人生楽しいと思います。

有名芸能人のカキタレやってしまって傷ついちゃったおにゃのこには、ぜひババアになるまで生き延びてほしいって、そんなことを思いました。とりあえず、死ななくてよかったね。

ヤラれ女考 - 筋トレをしろ。うつが治るから。

 

これねぇ、口は悪いけど、愛がありますよ。

いうなれば

毒蝮三太夫スタイル。

 

毒蝮さんが、ロケ先でおばあちゃんたちに囲まれた時に言うじゃないですか。

「きたねぇババアだなぁ!長生きしろよ!」

って。

それで、おばあちゃんたち、みんな笑顔で大喜びでさ。

口先では、「おい!ババア!」

って言ってんだけど、確実にそこには愛がある。

あのパターンですよ。

 

でさ、話をちょっと戻しますけど、私が注目したのは

ババアってゴキブリ並みに生命力があるので、そうなると無敵モードになって人生楽しいと思う

っていうくだりですよ。

 

これってようするに、

なんだろうなぁ、

人は皆、ババアになればなるほど、自分自身を縛り付けていた「女という呪縛」から解放され、生命力に満ち溢れた人間本来の姿に立ち返ることができる

というような意味ですよね。

 

ある意味

ババア最強説。

 

これはなんつ~か、非常に腑に落ちるというか、説得力のある考察だなぁと思うわけですよ、私は。

なるほど、ババア最強だよな、と。

 

 

そして、立て続けに読んだ別のブログでは「デブ・ブス・ババア最強説」が…!!

その直後に読んだ、こちらのブログも、密かに愛読させていただいております。

「貧困女(子)の生活」

こちらのブログでも、非常~~に興味深い話が。

一部引用。

どうしても仕事にありつけなかったら「鶯谷デッドボール」で働かせてもらおうと考えていました。

鶯谷デッドボールとは、いわゆる「地雷(デブ・ブス・ババア)」ばかり集めた風俗店です。身分証さえあればだれでも採用というのが売りなので、ある意味、私みたいなダメ系女にとれば最後の砦のようなお店です。

デッドボールで働いてる人たちみんな妙に魅力的に見えるんです。

ブスだからババアだからと縮こまらず、好きな時に食べて働いているようにみえる。実際は苦労もたくさんあることは予測つくけど、少なくとも湿っぽさが表面に出てない。

私のようなブスおばさんが楽しく生きるヒントを見た気がします。

鶯谷デッドボール - 貧困女(子)の生活

 

・・・・・・・・・

非常~~~に興味深い。

これこそまさに「生きるヒント」ですよ。

 

デッドボールで働いているデブもブスもババアも、みんな、現実と真っ向から対峙し、それをどすこい!と全身全霊で受け止めている。

逃げない。戦っている。

すでにその覚悟ができている時点で、彼女たちは人生の勝者なのではないか?

だから、キラキラと輝いているのではないか?

そんなふうに思えるのです。

 

目を逸らさず、勇気を持って現実を受け入れた時、今まではハンディキャップだと感じていた要素が、自分自身を輝かせ始めるのです。

 

まさに

デブ・ブス・ババア最強説。

 

 

そして、プロのブス、ブスを生業としている人と言えばこのかた。カレー沢薫先生。

職業・ブス。

そういっても過言ではない、ブスのプロフェッショナル。

カレー沢薫先生。

ブスがブスであることを存分に発揮することができれば、人間はここまでブスになれるのだと「ブスが秘めている無限の可能性」を証明し続けております。

無尽蔵のブス。こんこんと湧き出るブス。

六甲のおいしいブス。(飲みたくない)

cakes.mu

「美人は三日で飽きるが、ブスは三日で慣れる」という、どう考えてもブスが考え出した言葉もある。それを先祖代々ブスが語り継ぎ、後世に残る格言になっているのである。

このように、ブスすぎて語彙能力が発達してしまい、とても美人には思いつかないような名言を次々ドロップするブスもいるのである。こんなブスなら三日で飽きる美人よりも一緒にいて楽しいであろう。

つまり、「つまらない美人より、おもしろいブスの方がいい」「歴史を作るのはブス」ということである。もちろんブスである私が、今考えついた言葉だが。

このコラムを通じて、ただ単に見た目がイケてない女だけをブスというのではなく、もっといろんなブスがいる、「ブスは細部に宿っている」「みんな違ってみんなブス」であるということを示していきたい。と、これも今思いついた。

 

めくるめく名言の数々。

「歴史を作るのはブス」

「ブスは細部に宿っている」

「みんな違ってみんなブス」

and more…!

 

ブスのフル活用。

ブスの三段論法。

ブス・ガス爆発。

 

こうなってくると、あぁ、もうちょっとブスに生まれたかったな…とさえ思えてくるから不思議です。

ブスであることが、必ずしもマイナスだとは、到底思えなくなってしまいます。

 

各コラムのタイトルも秀逸。

タイトルの面白さだけでいくつかピックアップしてみましょう。

 

スッピンで口ひげが生えている女は春の到来を告げるブス

 

腹にダイナマイトだけ巻いて突っ込んでくるブスに勝てると思ったら大間違いだ

 

ブスの頭に載っているのは「クソ」という名の王冠だ

 

「金と労力をかけた結果ブス」という発射失敗ロケットみたいなブス

 

ブスに終わりはないし私個人としても三十半ばになった今からが本番だ

 

ブスこそが最終的な勝者であり「ラスト・ブス・スタンディング」だ

 

今、一陣のさわやかな風が吹き抜けていきました。

華麗なるブス使い。

 

風の谷のブス。

天空の城ブス。

となりのブス。

千と千尋のブス隠し。

飛ばねえブスはただのブスだ。

ブスたちぬ。

 

ちょっとまて。

「となりのブス」の破壊力がやべぇぞ。

 

ようするに。

ブスを自由自在に操る事さえ出来れば、それはもう「武器」なんですよね。

十分すぎるほど戦えるんです。

戦国ブス無双。

 

カレー沢先生が、今さらになって、己のブスさ加減を受け止めきれない、なんてことはないと思うんですよね。

むしろ「ブス」が、今日の「カレー沢薫」を構築しているといってもいい…はず。

ブス思う。ゆえに我ブス。

 

こうなってくると、

ブスに死角はないように思えるんですよね。

「完全体」というか。

究極の生命体なんですよね、おそらく。

石仮面を被って、人間を捨てた、

「ブスの奇妙な冒険」とさえ言えるのではないでしょうか。

 

やはりこれはもうね、

ブス最強説。

そうとしか思えなくなってきました。

 

 

己のハンデを真正面から受け止め、飲み込み、胃液で消化した者は、ハンデを輝きへと昇華できる。そんな気がしてならないの。

さて。長々と書いてまいりましたが、そろそろまとめに入りますか。

 

私はね「正しいかどうか」よりも大切なものがあるんじゃないか?って時々、思うのです。

「正しさ」や「正義」なんてものは、人それぞれ、違うものですから。

それよりも

大切なのは、現実に、虐げられている者、

それはデブやブスやババアだったりするわけですが、彼ら、彼女らが救われるかどうか?輝けるかどうか?だと思うんですよ。

どんな形であれ。

 

たとえどんなにきれいな言葉だったとしても、どんなに正しいように思える考え方だったとしても、それらが、誰の心にも勇気をもたらさない、誰の魂も救わないんだとしたら、意味が無いような気がするんですよね。

まぁあくまでも私の個人的な意見ですが。

 

さて。

〆ますか。

一応、魔除けのお札を貼っておきましょう。

ペタッとね。

使い勝手が良いんで、オススメです。

否定的な批評を行うことは容易である。なぜならば、どんなものでも、じっくりとよく見れば欠点を見つけることは常に可能だからである。
もっぱら欠点に注意を向け、価値あることを無視することはしごく容易である。 
しかし批評の主たる魅力は、批評されているものよりも批評している者のほうが偉く見えることである。
批評することは極めて容易なので、それはしばしば、他のいかなる方法によっても人の興味を引くことができない凡庸な輩の避難所となる。

https://togetter.com/li/958541

 

 

関連過去記事。 

gattolibero.hatenablog.com

 

 

gattolibero.hatenablog.com

 

 

カレー沢薫先生がドロップされたありがたい著書の数々。


ブスの本懐

 


ブスのたしなみ