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世間が提示してくる「模範解答」に縛られずに生きたって全然OKな件。

人生の羅針盤 【ワタクシゴト】

以前テレビで観たんです。

父親と良好な関係を築けない事でメチャメチャ悩んでいる若い女性の話でした。

 

その女性は酷いトラウマを抱えているような感じで。

もしかしたら、幼少期に父親から虐待を受けていたのかもしれません。

 

そして絶望的なことに、父親を好きになれない私の方に非があるんだと、自分自身を責めている感じに見えました。(うろおぼえ)

 

家族なんだから仲良くしなければならない。

過去のイザコザは水に流して、相手を許さなければならない。

家族は愛し合わなければならない。

 

そういう一見正しそうな考え方を鵜呑みにして、それを実践できない自分をダメ人間だとか、人間失格だとか思い込んで、苦しんでいるようでした。

 

その女性いわく「父がプレゼントしてくれるというネックレスを私はどうしても受け取れません。私はどうすればいいんでしょうか?」

あんまりはっきり覚えてないですが、そんな悩みだったと思います。

ネックレスじゃなくてブレスレットだったかもしれないけど、まぁその辺は枝葉の部分なんで気にしなくてOKでしょう。

とにかく、父親が「これからは仲良くやろう」という意思表示のためにアクセサリーを差し出してきた、という感じでしょうね。

モノで釣る…というかね。

 

・・・・・・これ、普通の人間からしたら、

「えっ!?そんなくだらないこと?」

って思うような悩みですよね。

 

それなりに家族と良好な関係を築いてきた人なら、

「適当にお礼を言って、ネックレスをもらえばいいじゃん?」

「あとで捨てるとか、売るとか、どうにでもなるじゃん?」

・・・・・・

って思いますよね。

 

でも、その女性は、どうしても自分の父親を受け入れられないんです。

思春期にはすぐに親元を離れて、父親とは接触しないようにして生きてきた。

父親が半径数メートル以内に近づいてくることも耐えられない。

 

苦手とか、そんなレベルじゃないんです。

その程度ならネックレスくらい受け取れるでしょ。

 

おそらく苦手とか嫌いというよりも「怖い」とか「恐ろしい」という感情に近かったんじゃないかと思います。

 

その女性にとって父親は「恐怖と嫌悪の権化」みたいな存在だったんだと思います。

 

「ネックレスを受け取れない」という悩みをわざわざ大真面目にテレビで取り上げてもらうわけですからね、彼女に取っては、人生を左右する大問題だったはずなんです。

 

父親がその向こう側に「和解的な何か」をチラつかせながら差し出してきた物品を受け取るということは、彼女にしてみれば「悪魔と取引すること、悪魔的な存在を容認すること」に近かったんじゃないかと思います。

だから、彼女は死ぬほど苦しんでいる。

助けを求めている。

 

 

私は思いましたよ。

「え~!どうしてそんなことで、自分を責めちゃうんだよ?」

って。

だって、あなたは何一つ悪くないじゃん!?

 

幼かった頃の何らかの積み重ねが、父親との関係を悪化させていったんでしょ?

それって子供のころのあなたには、何の落ち度も責任もないよ?

あえていうなら、悪いのは2億パーセント、父親の方でしょ!

・・・・・・

私はそう思わずにはいられませんでした。

ってか、たぶんそう思った(うろおぼえ)。

 

 

もしも私ならどうするか?ネックレスを受け取れるか?絶対に受け取らない。すなわち和解などしない。

もし仮に、私がその女性だったら、ネックレスは受け取らないでしょうね。

仲直りもしません。

 

嫌なものは嫌。

嫌いな人は嫌い。

無理なものは無理。

正直に言うしかないと思います。

たとえそれが家族であろうとも。

 

 

「家族なんだから理解し合える」

なんつ~のは、ただの幻想にすぎませんよ。

 

たまたま「仲のいい家族」がいて、

たまたま「仲の悪い家族」もいる。

それだけのことですからね。

 

愛にあふれた家庭で育った人間は「家族は仲良くできる」と思い込むでしょうが、そんなもん、自分の物差しを基準にしてほかの家族を測るんじゃねぇよ、って話なんですよ。

めちゃめちゃ仲の悪い家族だっているんだっつ~の。

お互いを殺したいくらいに憎しみ合ってたりね。

実際に殺しちゃうケースもあるじゃんね。

 

 

家族のカタチなんて、本当は千差万別、全部違うんだから。

 

いいんですよ。

一般的に考えられている「普通の家庭の在り方」を目指さなくても。

 

そもそも「普通」ってなんなんだ。

それって、ただ「多数派」ってだけだろ。

 

 

父親がモノで釣ろうとして「和解目的」で差し出してきたネックレスを無理して受け取る必要なんてどこにもないんですよ。

 

仲良し家族を演じることができない自分を責める必要なんてどこにもない。

 

 

ネックレスを受け取るべきか悩んでいたその女性だって、心の中ではもう、答えは出てるんです。

 

本心では、

「今でも父親が大嫌い。近づきたくもない」

そう思っている。

 

しかし、

世間体や、一般的な模範解答を考えると

「父と和解して仲良くするべきかなぁ」

と。

 

でもやっぱり

「全てを考慮しても、どうしても受け取れない…」

 

・・・・・・

これ、答え出てるよね。

嫌なんじゃん。

 

じゃあ、嫌って言うしかないじゃん。

 

・・・・・・

 

自分の心に嘘をついてまで、世間が提示してくる「模範解答」に縛られてどうすんの?

 

 

 

なんで、こんな話を思い出したのか?っつ~とさ。

私ね、昨日までの10日間くらいかな、実家に顔出してたんですよね。

父や母や、ときどき訪ねてくる兄弟と久しぶりに会話したりして。

 

それでさ、スゲー思ったのよ。

「なんて感じの悪い人たちなんだろう!」って。

「逆カリオストロ状態」ですよね。

 

試しに仲良くしてみようと思ったけど、全然ダメだった。

やっぱダメなものはダメ。

自分に嘘はつけない(^^)/

 

まぁうちの場合、私が物心ついた時からず~~っと仲良くできてないから、むしろそれが当たり前というか。

一般的に考えられているような「家族は仲良くすべき」という大前提も最初から脳内に用意してないから、全然ダメージは無いんだけどさ。

むしろ「ネタ」として相方の大福に話すエピソードが増えたな~くらいの感じで。

 

 

まとめ~! 家族の在り方だけではなく、何事においても「模範解答」に縛られず自由に生きてOKなのよ。

 

今回取り上げたネックレスをもらうもらわないで苦しんでいる女性にとっての悲劇はさ、

ひとつには「地獄の悪魔的な父親を持ってしまったこと」ではあるんだけど、もう一つ、問題があって。

 

それは、彼女が勝手に思い込んでいる

「世間の人が納得するようなお手本的な生き方をすべき」という呪縛なんだよね。

そこに縛られているから、

お手本通りに実践できないときに、自分を責めてしまう。

模範解答にたどり着けなかった自分はダメ人間なんだ、と思って苦しんでいるわけ。

 

「ネックレスをもらわなければダメなのではないか?」

父親と和解しなくてはダメなのではないか?」

そう思っているとき、

彼女は自分の心の中ではなく、世間体や一般論の方を向いている。

 

きっと、日本人にはこういう人、多いんだろうね。

自分の答えを持っていない。

自分の人生を生きてない。

 

君にとっての答えがどうであろうと、そんなことは関係ない。

これが僕の答えなんだ。

って胸を張って言える人が少ないよね。

(言うと叩かれちゃうからなぁ)

 

 このへんは農耕民族の歴史とかも関係あるんだろうけどさ。
「村社会」というかさ。

 

一時期、田舎に住んでいたんだけど、その時に感じた村社会を感じさせるエピソードがあるので、そのへんもいずれ書きます。

 

 

親や教師や社会が提示してきた模範解答を忠実になぞることばかり気にしているマニュアル人間が多すぎるよ。

搾取する側の思うつぼ。

今の学校教育は似たり寄ったりの日本人を統一規格で大量生産するためのシステムになっちゃってる。

我々はキュウリじゃないんだからさ。もっと不揃いでもいいじゃん。

もうそろそろ気づいてもいい頃だよ。

 

本当は我々は、もっと自由な存在なんだ。

 

各自がもっと「THE・俺」を貫いちゃってOKなのよ。