大人たちが埋めた地雷の撤去作業をさせられるのは子どもたちだ

地雷を埋めた連中は自分で撤去作業は行わない。

いつの時代でも、身勝手な大人たちが残していった「負の遺産」の後片付けをさせられるのは、次の世代…すなわち若者たちだ。

 

さて。

今、社会学者の上野千鶴子氏の発言が物議を醸しだしておりますね。

 

・・・・・・ 

などという、思わせぶりなオープニングで恐縮です。

 

このエントリーの本題に入る前にちょっと寄り道をします。「みんなで平等に貧しくなろう」発言について。

私は世の中のことに疎いもんですから「上野千鶴子」が何者なのか、よく分かっておりません。

何?東京大学名誉教授なの?

まぁともかく、上野氏が「いい女」なのかどうかは分かりませんが、とりあえず燃え盛っておりますね。絶賛炎上中。

(燃えろいい女 by 世良公則

 

例のあの、

「平等に貧しくなろう」

という発言です。

 

上野千鶴子「日本人は多文化共生に耐えられないから移民を入れるのは無理。平等に貧しくなろう」 - Togetterまとめ

 

 ものすごくザックリ言うと、大きなツッコミどころは以下の3点でしょうか。

  • 今後は絶対に子どもは増えない。
  • 日本人に多文化共生は無理。
  • みんなで平等に貧しくなるしかない。

 

見方によれば、ひょっとすると意図的に燃えようとしたんじゃないか?っていう気さえしますね。可燃物の危険な香りがします。

そして、全く燃やす意図が無いのに、ナチュラルに燃えたのだとしたら、それはそれで問題のような気もしますね…。(日本社会全体の問題なんでしょうか)

 

まずね、上野千鶴子東大名誉教授のおっしゃること自体、あながち見当違いなわけじゃないんですよね。(当たり前か)

おそらく今のままでは、少子化はますます進むだろうし、

島国の日本が、まっっったく違う背景を持った移民を大量に受け入れるのは、無理とは言わないまでもかなりハードルが高いです。土壌が無い。今のところは。

で、結果的にはソフトランディングしていくしかないでしょ、みたいな話ですよね、上野氏いわく。

 

上野氏は社会学者ですから、理屈の上では、間違っていないのかも知れません。

 

ただ、これねぇ…。

この「平等に貧しくなろう」発言に対して怒ってる人たちの気持ちも分かるわけですよ。

 

上野千鶴子氏の実家はお医者さんなんですか?

詳しいこと知らないんだけど、お金持ちだという噂です。

(知りたい人は各自でどうぞ)

おそらく、貧しさとか、貧困とか、貧乏とか、全然、ピンと来てないのかもしれませんよ。

ちょっとどのサイトで見たのか忘れちゃいましたけど、

金持ちの家に生まれて、東大の名誉教授にまでなって、うなるほどカネ持ってて老後も安泰で、そんな人間に

「みんなで貧しくなりましょう(私は貧しくなりませんけど。ぷぷっ。)」

とか言われても……。

みたいな話ですよね。

 

「過去に一度もカネに不自由したことが無い人間が、貧困を語ってんじゃねーぞ!」という感じでしょうかね。

 

日本全体が「じわじわと沈みゆく船」だとしてさ、

上野氏本人は

「みなさんは溺死するかもしれませんが、私はその前に老衰でこの世からおさらばしてますから、知ったこっちゃないザマス。おほほほほ」

みたいなさ、

全然「当事者感」のないことを実は心の中で思ってるんじゃないのか?

っていうね、

そういう不信感を、みんなが抱いたとしても、それもねぇ、分かるっちゃ分かるわけですよ。

 

「今まで上野さんのことを支持していたけど、今回の事で、アンチ上野の人々の気持ちがよく分かった」

というツイートも見かけました。

 

結局、本当のところは、自分が死んだあとの日本がどうなろうと正直どうでもいいのかも知れません。

まぁよく分かりませんけど。

 

いつだって尻拭いをさせられるのは、より弱い立場の者。

それは、次の世代を担う若者たちだったりする…。

 

はい!

ということで本題に入りたいと思います。

すいませんね、どうでもいい前フリが長くて。全部忘れてください。

ようやくたどり着きました。 

 

危険と隣り合わせの、誰もやりたがらない仕事は、立場の弱い者たちに押し付けられる。映画『ヒトラーの忘れもの』を観てきました。

なんかもう、スイマセン、話の持って行き方が少々強引で。

いろいろ考えさせられましたよ、この映画。

 

ナチスドイツはデンマークの海岸に200万個(!)もの地雷を埋めたわけですが、ドイツ敗戦後にデンマークから撤去作業を命じられたのは、数千人に及ぶ、まだ十代のドイツ人少年兵たちでした…。

 

撤去作業に従事した若者の約半数は爆死!もしくは重傷!

 

歴史の闇に葬り去られていた真実を映画化!

www.youtube.com

 

映画『ヒトラーの忘れもの』公式サイト – シネスイッチ銀座他にて絶賛公開中!

 

ナチス・ドイツが白い浜辺に残したのは地雷だけだったのか―?

砂の下に封印されていた 真実の物語

 

第二次大戦後のデンマークで、ナチが埋めた200万個以上の地雷を撤去したのは、大半が15歳から18歳のドイツ人少年兵だった。

 

異国に置き去られた彼らは、母国の罪の償いを強いられるように危険な作業を命じられ、半数近くが死亡、もしくは重傷を負ったという。


デンマーク国内でも知られることのなかった残酷な史実を題材にした本作は、戦争の矛盾に満ちた現実を浮き彫りにし、観る者に問いかけてくる。

 

人は憎むべき敵を赦すことができるのか?
いかなる残酷な状況においても、生きるための希望を抱き続けることは可能なのか?


美しい海が広がる白い浜辺に残された“真実の物語”が、あなたの心を激しく揺さぶるだろう。

 

脚本・監督はデンマークの新鋭マーチン・サントフリート。一触即発の地雷除去シーンを生々しいスリルをみなぎらせて描く一方で、敵同士であるデンマーク人軍曹と少年たちの間に芽生える疑似親子のような絆を感動的に映し出す。数々のコントラストが強烈な印象を残す本作は、デンマークアカデミー賞にあたるロバート賞で作品賞や監督賞を含む6部門を独占。世界各国の国際映画祭でも高く評価され、第28回東京国際映画祭ではラスムスン役のローラン・ムラとセバスチャン役のルイス・ホフマンが揃って最優秀男優賞を受賞した。

http://hitler-wasuremono.jp/about.html

 

 

戦争って恐ろしいわ…。

15歳から18歳ですよ。

少年兵。

まだ子どもですよ。

 

それが、腕をふっ飛ばされたり、足をふっ飛ばされたり、顔面ふっ飛ばされたりして、どんどん死んでいくわけですよ。

泣いたり喚いたりしながら死んでいくわけ。

 

今、日本の中学生や高校生が、戦場に駆り出されてるところを想像できますか?

そんな子どもに何ができるよ?

 

銃を持たされてさ。

殺したり、殺されたりして。

 

でも、戦争するってそういうことです。

死ぬ確率の高いところに、立場の弱い者が立たされる。

 

偉い人たちは、安全なところから指揮するだけです。

 

怖いよね。

もしも自分が若者だったら、って考えると。

最前線に立たされるのは自分なわけだからさ。

損な役回りは自分に回ってくる。

絶対、今よりも、もっと戦争に関して真剣に考えると思うよ。

ゴリゴリの当事者なんだから。

他人事じゃない。

 

個人的には今はもう、年齢的にも、健康的にも徴兵検査を通りそうもないので、戦争が始まっても兵士として参加することはほぼ無いと思うけど、それでも死ぬほどイヤですよ、戦争は…。

「他人事だから知らん」とは、どうしても思えない。

心底、マジ勘弁。

 

 

映画「ヒトラーの忘れもの」を観て、改めていろいろ考えさせられました。

まぁとにかく直接、映画を観てもらうのが一番!

ひとりひとりが、映画館で自分の目で観て、何かを感じていただけたらと思います。

やはりこれはね、年配の方もそうですが、若い世代の方にこそ、観てもらいたい。

そんな映画です。

 

映画『ヒトラーの忘れもの』、オススメです!