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「世界一貧しい大統領」ムヒカさんが、政治家というよりも哲学者な件

すごい人図鑑

月収たったの10万円「世界一貧しい大統領」として知られるホセ・ムヒカさんが今、来日してるみたいで。

ムヒカ・フィーバーみたいなことになっていますね。

 

blogos.com

現在の肩書は、ホセ・ムヒカウルグアイ大統領ですね。

すでに大統領の任期を務めあげ、現在は、ただの素敵なじいさんです。

 

うわっ、ムヒカさんのスピーチを日本語に訳した記事に1700以上も、はてなブックマークが!

hana.bi

伝説のスピーチを引用する前に、この「ムヒカ大統領のスピーチ」を日本語にまとめあげた、打村明さんの言葉を引用させてください。

素敵な記事を書く人は、その人自身も素敵なんですねぇ。

ちょっと長くなりますが、とても素敵な内容なので、なかなか削れませんでした。

 

なんということでしょう。リオ会議(Rio+20)は環境の未来を全世界で決めて行く会議で、日本メディアも新聞やテレビで大きく取り上げてきたのに、もっとも衝撃的で環境危機の本当の問題を唯一示し、考えさせられるウルグアイ大統領の本音スピーチを誰も日本語に訳していません!

こんな大事なスピーチですので、日本の皆様にも紹介したく未熟ながら翻訳しました。訂正点や思ったことがありましたらコメント欄にお書きください。

もう一つガッカリしたことがあります。

(略)

ウルグアイのような小国の大統領は最後の演説者でした。彼のスピーチの時にはホールにはほとんど誰もいません。そんな中、カメラの前で残したスピーチは、その前まで無難な意見ばかりをかわし合う他の大統領とは打って変わって、赤裸々に思っていることを口にしています。世界で最も「貧乏」な大統領と言われているエル・ペペ(愛称)が世界に対してどんなメッセージを残したのでしょうか。私にとってはいつも考えなければならない重要なスピーチにもなりました。

 

追記:(7月24日)
  1. コメント欄でシェアや転載の許可を聞く方が多くてとても嬉しいです。どうぞご自由に転載ください。許可なんていりません。
  2. ムヒカ大統領のすごさというのは、言葉だけでなく行動にも表しているからだと思います。「世界一貧乏な大統領」と言われているのは資産が少ないからではなく、個人資産を87%寄付して家とトラクターだけで暮らしているからです。ここでもっと読むことができます。
  3. みなさんのつぶやき、シェア、ブログ紹介のおかげでムヒカ大統領のスピーチもたくさんの人に読まれています。ありがとうございます。Muchas gracias!
追記2:(7月25日)
  1. みなさんのコメントや翻訳の指摘で、ムヒカ大統領の文章をもっと忠実にすることができました。数カ所直しました。Rioさん、佐藤さん、吉田さんヤノケンさん、Tomoさん、二宮さんありがとうございます!
  2. この文章を読んで、何かをしたい、少しのことでもいいと思った人、あるいは私が動いたって何も変わらないのではと思う人。次にこの簡単なエクアドルの先住民の童話「ハチドリのひとしずく」を見てほしいです。自分がやれることをやるだけ、の人が増えるだけで世界は変わるのだと思います私の団体ではそういった世界にインパクトを与えたい、日本と世界を繋げたい「日係人」のネットワーク構築とそういったプロジェクトを可能にするクラウドソーシングとクラウドファンディングのプラットフォームを作っています。

参照元 Read the original here: http://hana.bi/2012/07/mujica-speech-nihongo/#ixzz45VnMqKug
Under Creative Commons License: Attribution Non-Commercial
Follow us: @hanabiweb on Twitter | hanabiweb on Facebook

 

ムヒカ大統領の伝説のスピーチ 

ムヒカ大統領のリオ会議スピーチ: (訳:打村明)

 

会場にお越しの政府や代表のみなさま、ありがとうございます。

 

ここに招待いただいたブラジルとディルマ・ルセフ大統領に感謝いたします。私の前に、ここに立って演説した快きプレゼンテーターのみなさまにも感謝いたします。国を代表する者同士、人類が必要であろう国同士の決議を議決しなければならない素直な志をここで表現しているのだと思います。

 

しかし、頭の中にある厳しい疑問を声に出させてください。午後からずっと話されていたことは持続可能な発展と世界の貧困をなくすことでした。私たちの本音は何なのでしょうか?現在の裕福な国々の発展と消費モデルを真似することでしょうか?

 

質問をさせてください:ドイツ人が一世帯で持つ車と同じ数の車をインド人が持てばこの惑星はどうなるのでしょうか。

 

息するための酸素がどれくらい残るのでしょうか。同じ質問を別の言い方ですると、西洋の富裕社会が持つ同じ傲慢な消費を世界の70億〜80億人の人ができるほどの原料がこの地球にあるのでしょうか?可能ですか?それとも別の議論をしなければならないのでしょうか?

 

なぜ私たちはこのような社会を作ってしまったのですか?

 

マーケットエコノミーの子供、資本主義の子供たち、即ち私たちが間違いなくこの無限の消費と発展を求める社会を作って来たのです。マーケット経済がマーケット社会を造り、このグローバリゼーションが世界のあちこちまで原料を探し求める社会にしたのではないでしょうか。

 

私たちがグローバリゼーションをコントロールしていますか?あるいはグローバリゼーションが私たちをコントロールしているのではないでしょうか?

 

このような残酷な競争で成り立つ消費主義社会で「みんなの世界を良くしていこう」というような共存共栄な議論はできるのでしょうか?どこまでが仲間でどこからがライバルなのですか?

 

このようなことを言うのはこのイベントの重要性を批判するためのものではありません。その逆です。我々の前に立つ巨大な危機問題は環境危機ではありません、政治的な危機問題なのです。

 

現代に至っては、人類が作ったこの大きな勢力をコントロールしきれていません。逆に、人類がこの消費社会にコントロールされているのです。私たちは発展するために生まれてきているわけではありません。幸せになるためにこの地球にやってきたのです。人生は短いし、すぐ目の前を過ぎてしまいます。命よりも高価なものは存在しません。

 

ハイパー消費が世界を壊しているのにも関わらず、高価な商品やライフスタイルのために人生を放り出しているのです。消費が社会のモーターの世界では私たちは消費をひたすら早く多くしなくてはなりません。消費が止まれば経済が麻痺し、経済が麻痺すれば不況のお化けがみんなの前に現れるのです。

 

このハイパー消費を続けるためには商品の寿命を縮め、できるだけ多く売らなければなりません。ということは、10万時間持つ電球を作れるのに、1000時間しか持たない電球しか売ってはいけない社会にいるのです!そんな長く持つ電球はマーケットに良くないので作ってはいけないのです。人がもっと働くため、もっと売るために「使い捨ての社会」を続けなければならないのです。悪循環の中にいるのにお気づきでしょうか。これはまぎれも無く政治問題ですし、この問題を別の解決の道に私たち首脳は世界を導かなければなりません。

 

石器時代に戻れとは言っていません。マーケットをまたコントロールしなければならないと言っているのです。私の謙虚な考え方では、これは政治問題です。

 

昔の賢明な方々、エピクロスセネカアイマラ民族までこんなことを言っています

「貧乏なひととは、少ししかものを持っていない人ではなく、無限の欲があり、いくらあっても満足しない人のことだ」

 

これはこの議論にとって文化的なキーポイントだと思います。

 

国の代表者としてリオ会議の決議や会合にそういう気持ちで参加しています。私のスピーチの中には耳が痛くなるような言葉がけっこうあると思いますが、みなさんには水源危機と環境危機が問題源でないことを分かってほしいのです。

 

根本的な問題は私たちが実行した社会モデルなのです。そして、改めて見直さなければならないのは私たちの生活スタイルだということ。

 

私は環境資源に恵まれている小さな国の代表です。私の国には300万人ほどの国民しかいません。でも、世界でもっとも美味しい1300万頭の牛が私の国にはあります。羊も800万から1000万頭ほどいます。私の国は食べ物の輸出国です。こんな小さい国なのに領土の90%が資源豊富なのです。

 

私の同志である労働者たちは、8時間労働を成立させるために戦いました。そして今では、6時間労働を獲得した人もいます。しかしながら、6時間労働になった人たちは別の仕事もしており、結局は以前よりも長時間働いています。なぜか?バイク、車、などのリポ払いやローンを支払わないといけないのです。毎月2倍働き、ローンを払って行ったら、いつの間にか私のような老人になっているのです。私と同じく、幸福な人生が目の前を一瞬で過ぎてしまいます。

 

そして自分にこんな質問を投げかけます:これが人類の運命なのか?私の言っていることはとてもシンプルなものですよ:発展は幸福を阻害するものであってはいけないのです。発展は人類に幸福をもたらすものでなくてはなりません。愛情や人間関係、子どもを育てること、友達を持つこと、そして必要最低限のものを持つこと。これらをもたらすべきなのです。

 

幸福が私たちのもっとも大切なものだからです。環境のために戦うのであれば、人類の幸福こそが環境の一番大切な要素であるということを覚えておかなくてはなりません。

 

ありがとうございました。

 

参照元 Read the original here: http://hana.bi/2012/07/mujica-speech-nihongo/#ixzz45Vp7XyeH
Under Creative Commons License: Attribution Non-Commercial
Follow us: @hanabiweb on Twitter | hanabiweb on Facebook

 

他にも、ムヒカ元・大統領に関するサイトをいくつか紹介しましょう。

 

www.huffingtonpost.jp

ムヒカ大統領は、裕福な人々そのものを嫌っているわけではないと言う。ただし、お金持ちではない多数派の人々の利益を代表するという仕事を、裕福な人々がうまくできるとは考えていないのだ。

「政治の世界では、彼らを分け隔てる必要があります。お金があまりに好きな人たちには、政治の世界から出て行ってもらう必要があるのです。彼らは政治の世界では危険です。

(略)

お金が大好きな人は、ビジネスや商売のために身を捧げ、富を増やそうとするものです。しかし政治とは、すべての人の幸福を求める闘いなのです

 

カネはあっても心の貧しい人が多い、日本人たちへのメッセージです。 

「世界一貧しい大統領」と呼ばれたムヒカ前大統領の日本人へのメッセージが素晴らしすぎる | BUZZAP!(バザップ!)

 

 

matome.naver.jp

 

 

ムヒカさんが日本で一躍人気者になったきっかけがこの絵本でした。

世界でいちばん貧しい大統領のスピーチ

www.choubunsha.com

 

 

ムヒカさんの生涯が映画化されるとの事。

これは見逃せません。

matome.naver.jp

 

by-s.me

 

私なりのムヒカ評と持論を少しだけ。

ちょっと想像よりも長くなりすぎましたので、私の話は少しだけにします。

 

個人的には、ムヒカさんの意見に完全に同意です。

いちいち「この部分に共感した」という意味が無いくらい、完全に同意です。

 

もうそろそろ、気付いてもいいと思うんですよね。

気付いていないふりは、もう辞めましょうよ。

今の社会の仕組みは、すでに成立してないんです。

破綻してるんです。

カネカネ言ってる場合じゃないんですよね。

 

私個人的には、モノなんて少なければ少ないほど良い、と考えています。

「あれが欲しい、これが欲しい」というよりも「どれだけ荷物を減らせるのか」っていう意識の方が強いです。

 

人生は、長い長い旅のようなもの。

背負う荷物が少ないほど、自由を手に入れる事が出来る。

gattolibero.hatenablog.com

 

オマケ。

先日、タイラー・ダーデンの記事を書きました。

世界一過激なミニマリスト

gattolibero.hatenablog.com

 

もう、目を覚ましてもいいんじゃないかな。