TBS系ドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』で人気爆発中の星野源さん。
星野人気にあやかろうとして?書かれたと思われる記事を東洋経済オンラインで見つけたんですが、どうにもこうにも、モヤッとする内容でしたので、ここで言及してしまいます。
そもそも記事のタイトルが
星野源「非イケメン」なのに絶大な人気の理由 「逃げ恥」が好評!「才能なし」なんて関係ない
ってどういうこと!?
むりやり「星野源は一般のビジネスパーソンにとって参考にすべき人物」という着地点に持って行こうとして、メチャクチャなこと言ってる。
なんかもうね、先に着地点を設定してるんですよ。
結論として
「ビジネスパーソンにとって役に立つ話」
ってところに持って行くことありきで書かれているような。
「星野源」
「ビジネスに参考になる」
この2つのキーワードをなんとか強引にくっつけて記事を一本仕上げようとした結果、この記事が出来上がっちゃった、って事のような気がするんですが…どうなんでしょう?
ツッコミどころ満載なので、気になる部分をちょっとピックアップしてみる。
星野さんは、草食系の童顔で身長も168cmに過ぎず、特にイケメンでもスタイルがいいわけでもありません。
また、これまで多くの関係者から何度となく「才能がないと言われてきた」そうです。それなのに、他の俳優を差し置いてこれほどの人気を集めているのは、なぜなのでしょうか?
これは裏を返せば、
「見た目の良さや才能に恵まれなくても成功できる」
ということであり、星野さんは“ビジネスパーソンにとって参考にすべきところのある人”に他なりません。
いや~。無理あるわ~。
星野源は見た目や才能に恵まれていない?
それでもなおかつ成功した?
ビジネスパーソンのお手本になる?
ズレてる。
ズレズレじゃないですか。
まず
「星野源は、いわゆる成功者の器じゃない、でも成功してる」
という論調にモヤッとします。
それに
「俳優として成功するための外見は、高身長でイケメンがデフォルト」
というのが暗黙の了解的な話なのでさらにモヤる。
「身長が168㎝なのに成功できた。」
っていう発想がまず意味が分からない。
いや、身長関係なくね?
「星野源はイケメンじゃないのに人気が出た」
っていうのも変な考え方。
イケメンじゃなくても人気ある人なんていっぱいいるじゃん。
え~~と…。
・・・・・・
名前を挙げるのは辞めておきましょう。
そもそも、どっちかって言ったら星野源はイケメンでしょうが。
ちょっと試しに駅前にでも行って、そのへん歩いている連中を無作為に10人くらい掻き集めてごらんなさいよ。
おそらく大半は星野源よりも全然ブサイクなはずだから。
なんかもう、そういうどうでもいいようなところまでモヤっとしてくるわ~。
まぁいいわ。
外見の話はこのくらいで。
問題は才能の話ですよ。
私はずっと、「星野源は天才だ」、「才能のかたまりだ」ってなことを言ってきたわけですよ。以前から。
なんだかんだでこのブログでも過去に7回くらい、星野源に言及してる。
この映画は超オススメ!
星野源が、その年の新人賞を総なめ!
「逃げ恥じ」のヒラマサさん的な「35歳童貞」役を熱演!
星野源なんて、尋常じゃないくらい才能ありまくりなのにさ。
何なのホント。
東洋経済さんの記事。
「見た目の良さや才能に恵まれなくても成功できる」
ということであり、星野さんは
“ビジネスパーソンにとって参考にすべきところのある人”
いやいやいや…。
常人には、星野源の真似なんて出来るわけないじゃん。
陸上の短距離で言ったら、ボルトみたいなもんだからね、星野源は。
いや、違うな。
なんだろう。
武井壮か。
マルチな才能。
よくぞこれを
「才能に恵まれなくても成功できる」
って書いちゃうもんだよ。
無理がある。ありすぎるよ。
問題の記事を読み進めていくと、「あれっ?」ってなる。ちゃんと星野源の才能ありまくりエピソードがたくさん載ってるよ??
とにかく、「何言ってんだよ、この人は…」って思いながら、件の記事を読み進めていくと、途中で別の角度でモヤっていきます。
星野源のたぐいまれなる才能を感じさせるエピソードがいくつも出てきます。
「・・・・・・??」
いや、才能…
あるよね?
あるって分かってて、記事書いてるよね?
一般人には到底できないようなことを次々とこなしていく星野源。
そしてそのエピソードを取り上げながらも、
最終的には
「才能に恵まれなくても成功できる」
という最終目的地へと向かおうとしている…。
著書を見る限り、星野さんの肩書きは、「音楽家・文筆家・俳優」。
略
マルチな活動をする上での注目ポイントは、中学生時代に演劇と音楽を同時進行ではじめたこと。1つのことに集中しがちな年代で、2つの活動を続けるのは異例であり、「どちらも中途半端に終わる」「大成しない」という反対の声も多かったようです。
しかし星野さんはその後も、「いろいろな人に『やりたいことは一本に絞れ』と言われ続けた」ものの、芝居と音楽の両方を続け、さらに文筆もはじめました。中学生時代から変わらない自由なメンタリティと継続性が、大人になってからの高評価につながっている気がします。
このくだりを読むだけでも、星野源には非凡な才能があるって分かるよね?
中学生時代から芝居と音楽を両立。
大人たちの反対にもめげず自分を貫く。
さらに文筆業にまで表現方法を広げる。
目に見える結果が出るまで辛抱強く継続する。
これ、
凡人には絶対に無理じゃね?
これ、才能じゃないの?
しかも
超ド級の才能じゃねぇの??
しかも、こういった、
「凡人には無理じゃね?」的エピソードが、次々に紹介されています。
「ビジネスパーソンが参考にすべき人物」とか、言ってるけど、いやいやいや、無理だから。
参考にならないから。
星野源、天才だから。
まとめ!結局、この記事を書いたライターさんは、星野源のことが好き!そして、意図的に物議を醸しだす「釣り」タイトルを付けたということ!釣られた~!
結局ね、本当は星野源が天才だってこと、分かってると思います。
東洋経済の記事を書いたライターさん。
ただ、耳目を集めるためには、あえて過激な言葉や、突っ込みどころ満載の解釈を持ってくる、というテクニックもありますからね。
そっちを狙ったって事なんでしょうな。
で。
結果的に、私のような星野ファンが、こうやって記事を書いてしまい、東洋経済の記事を拡散する…。
まんまとカモられた、ということなのかも知れません。
TBS系 火曜ドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』主題歌です!
星野 源 - 恋 【MUSIC VIDEO & 特典DVD予告編】
オマケ。星野源のことが気になったら、こっちも読んでおくれやす。
星野源はすごい苦労人でもあるんだよ。
星野源のうたは、やさしい。愛がある。
これはね、本当に地獄を見て来た人、特有のモノなんじゃないかと思う。
小学校時代のいじめから、パニック障害で精神科へ通院、その後は引きこもりの時期もあった。
最近でも、本格的なブレイクを前にして、くも膜下出血による活動休止、さらには再起した直後の再手術による2度目の活動休止など、結構な地獄をくぐり抜けてきている。