カルテット最終回の感想&その後に待ち受けているディストピア

ドラマ『カルテット』の最終回を観終わった後、一見ハッピーエンドな終わり方にみぞみぞしてしまいました。

あれは…「めでたしめでたし」…なんでしょうか?

私には、あの後の4人を待ち受けている未来が…なんというか「いわゆるディストピア」的ながんじがらめな調和でしかないような気がして仕方なかったのです。

 

あくまでも、個人的なドラマの感想です。十人十色。感じ方はそれぞれ違ってOKなのでクレームは無しでお願いします('◇')ゞ

最初に予防線を張っておこうと思います。

「カルテットをディスりやがって!」って、激怒して文句を言ってくる人がいると面倒なので。

ディスってるわけじゃありませんよ~。

・・・・・・

はい、こんな感じでOKかな。

 

では本題に入りましょうか。

 

 

4人そろってカルテット。1人でも欠けたら…残りの3人はどうなるの?

エンディングでさ、なんかもう、みんな幸せな感じだったじゃないですか。

 

昔話風に言えば

「こうして、4人は幸せに暮らしましたとさ、めでたしめでたし…♪」

みたいな終わり方ね。

 

4人で仲良く、ワゴン車で日本中を旅するのかな…。

行く先々で、演奏会を開催しながら。

 

おそらく、誰か1人が欠けただけでも、ガラガラと崩れ落ちてしまうような繊細な幸せ。

 

実際に、マキさんがいなかった間、残りの3人は、どこか抜け殻のような感じだったみたいだしね。

4人が揃っていなければ、やっぱりダメ。

ある種、「ゴリゴリの共依存」という関係。

だからこそ、わざわざグーグルのストリートビュー?でマキさんが住んでる団地の場所を調べ上げて、連れ戻しに行ったわけですよね?

これさぁ、

……大丈夫なのかな。

 

もしも仮にこれが男女の関係だったらどうだっただろうか。

マキさんが戻ってこない。

別府くんはマキさんを待ち続けている。

いつまでたっても戻ってこない。

業を煮やして、ストーカー的に居場所を突き止め、迎えに行く。

 

これね、別府くんのルックスが松田龍平だからセーフだけどね、例えば、別府くんの外見がアンガールズの田中だったら、どうですか。

ダメじゃね?

なんで迎えに来たの?ってウザがられるパターンじゃない?

迎えに行ったのは正解だったんだろうか。

 

ただしイケメンに限る」案件だと思うんですよ。

戻ってこなかったマキさんを追いかけちゃダメだったんじゃないだろうか。

来る者は拒まず、去る者は追わず、のスタンスが正解だったのでは…?

って、ちょっとそういう気がしたんですよね~…。

 

いや、分かりませんよ?

それほどまでに、実は、4人は心でしっかりと結びついていたのだっ!

ってことなのかも知れないし。

 

でもね…。

4人がお互いに徹底的にどっぷりと依存しあう関係だとしてさ、また4人が無事に揃ったとしてさ、とても居心地がいい幸せな世界だとしてさ…。

その幸せって、ものすごく脆いような気がしたんだよね…。

 

いや、ディスってるとかそんなんじゃなくてさ。

 

ただただ、あのエンディングの楽しそうな感じが、なんつ~かな、決して長く続くものではないような気がしてさ。

その先には、お互いの存在がお互いを縛り合うような、がんじがらめのディストピアが待ち構えているんじゃないのか?

って、感じちゃったんだよなぁ…。

 

「あ~幸せだね、よかったね、ほっこり(^^)/」

みたいには全然、思えなくてさ。

4人が幸せそうであれば幸せそうであるほど、みぞみぞするっていうか。

 

もちろん、そこを狙った演出なのかも知れませんよ?

みぞみぞするのが正解なのかも知れない。

分かりませんけど。

 

ダスティン・ホフマンの「卒業」でしたっけ?

結婚式場から花嫁を連れ去って2人で逃げて…っていうエンディング。

でもその後の2人に待ち受けているのは地獄だよね、っていうニュアンス。

映画を観ている人たちに「…で、その後どうすんの!?待ってるのは地獄だよ?」って思わせて終わる、っていう。

 

ある意味、カルテットの最終回を観た時に、それと似た感じを受けたのですよ、私は。

 

楽しくワゴンで旅しながら、日本中で演奏する4人の未来。

一見するとハッピーエンド的な終わり方の、その向こう側にあるものが、何かこう…地獄のような気がしたのです。

 

1人が抜けると残りの3人が幸せではいられない、という関係性なんだとしたら、これ、ちょっと怖くねぇか?って思っちゃったんだからしょうがない。

 

もしも仮に、誰かに恋人ができたとか、結婚相手が見つかったとか、他にやりがいを見つけたとか、まぁ何でもいいや。

そういう場合でさえも

「カルテット辞めたい。抜けたい」

って言い出せない空気の中で、窒息しそうになりながら幸せを享受し続ける4人の姿がチラッと見えたというか。

それって、物凄く危ういバランスの上に成り立っているディストピアなんじゃないんですか?

って、ちょっと思っちゃったわけです。

 

砂上の楼閣ですよ。

蜃気楼です。

 

万物は流転するし、諸行は無常。

 

約束は要らないわ。

果たされないことなど大嫌いなの。

 

 

ごめん。長々と書いてみたけど。本当は「ディストピア」っていうワードを使ってみたかっただけなのよ。

最近、ディストピアっていうワードが流行ってるような気がしてさ。

・・・・・・

乗っかりたかったのよ、私も。

「いや~、ディストピアだわ~」

って言ってみたかったんです。

ほんの出来心です。

 

ただこれ、初犯なら「魔がさした」で許されると思うんだけど、確認してみたら、2回目でした。

再犯でした…。

 

一回目の「ディストピアって言いたいだけ案件」はこちらの過去記事。

gattolibero.hatenablog.com

 

なお、「たぶんディストピアの使い方、間違ってますよ」というクレームも受け付けません。

 

とにかく、カルテット面白かったです。