最近ツイッターやってると「バジリスクタイム」なるワードをよく見かけます。
何かよく分かんない変なダンスの動画。
そして、
「平常心を失った武田双雲」が殴り書きしたような「バジリスクタイム」の文字…。
・・・・・・・・・
何コレ?
気になったので、真面目に調べてみました。
このエントリーを全ての情弱(情報弱者)に捧げます…。
百聞は一見に如かず。まずは見ていただきましょう。「バジリスクタイム」を…!
なんか、こういうのがタイムラインに流れてくるんすよねー。
何なのコレ…?
【名言っぽいことを言う】
— 自由ネコ@はてなブログ (@gattoliberoTW) 2017年8月13日
人生とはバジリスクタイムである。 pic.twitter.com/xrrdMKDBVU
とりあえず、意味が分かんないんだけど、なんかこう…惹きつけられるというか。
中毒性があります。
昨日、いろんなバージョンの「バジリスクタイム」 の動画を20回くらい観ちゃって、頭の中がもう完全にバジリスク・ワールドになってしまいました。
気になってしょうがない。
バジリスクタイムって、そもそも何なんだよ…?
調べてみた。バジリスクタイムって、パチスロ「バジリスク~甲賀忍法帖~」の、当たりに近い状態のことだった。しかし更なる疑問が…!
私はパチスロとか一切やらないので全然分かんないんですけどね、「バジリスク~甲賀忍法帖~」っていう機種?があるんですってよ、奥さん。
「当たり」に近い状態?いわゆるART(アシストリプレイタイム)が、「バジリスクタイム」なんだってさ。
まぁよく分かりませんが、
うぉ~!やった~!チャンスだ!
みたいな状態なんでしょうね、バジリスクタイム。
んで、その際に表示されるのが、何とも独特な味わいのあるフォントを使った「バジリスクタイム」の文字ね。
このインパクトがえげつない。
なんというか、こう…ものすごく…バジリスク…。
とりあえず「バジリスクタイム」とは「わー!やったー!」的な状況のことだというのは分かりました。
しかし、ここで新たな疑問が湧いてきました。
捜査は振り出しに…。今度は「バジリスク~甲賀忍法帖~」について調べてみる。
このあたりから若干、泥沼にハマった気配が濃厚になっていきます。
「バジリスク~甲賀忍法帖~」は、2003年から漫画雑誌で連載され、2005年にテレビアニメ化された作品だということが判明。
オープニング曲もカッコいいのよ。必聴!
水のように~やさし~く~♪
花のように~はげし~く~♪
(「バジリスクタイム」のサビ?の部分ね)
そして!
度肝を抜かれたのは、な、な、なんと!
原作は山田風太郎の小説『甲賀忍法帖』で、1958年に発表された作品だった!
1958年!?
約60年前の小説!?
うわ~…調査、泥沼やん…。
これ…どうして今さらアニメ化されたかって?
それはね、
めっちゃ面白いからだよ!
これ、おもろいやつやん…。
「現代のバトル漫画の原型」みたいなヤツやん…。
原作の『甲賀忍法帖』は、現代のバトル系(漫画およびアニメ)作品の元祖とも呼べる究極のレジェンド作品だった!
山田風太郎原作の『甲賀忍法帖』は、1958年に「面白倶楽部」に連載された「バトル物の古典」ですが、きっと当時の若者たちは熱狂したでしょうねぇ…。
作家の夢枕獏は「ストーリー上にチーム対決の要素を盛り込んだのは山田風太郎が初めてであり、山田風太郎という作家が漫画界に与えた影響は計り知れない」と評しており、
今日「バトル物」と分類される漫画やアニメ作品の始祖的な存在と言っても過言ではなく、日本のエンターテイメント界にとって極めて重要な作品である。
伊賀忍者と甲賀忍者が雌雄を決するため、圧倒的個性を持ったスーパーエリートをそれぞれ10名選出し、命がけのバトルを繰り広げる…という内容。
この、今では非常にポピュラーとも言える「特殊能力者同士が戦う団体戦」という構図の元祖とも言うべき作品なんですねぇ、甲賀忍法帖は。
言ってみれば「X-MEN」とか「アベンジャーズ」の登場人物が全員、忍者、って感じなんですよね。どう考えても、面白くないわけがない…!
とにかくね、術が…。
忍術が、みんなそれぞれ、よってたかって荒唐無稽なんですよ。
それぞれの忍者が、めちゃめちゃ個性的。
あんまり言っちゃうとこれから観る人(読む人)の楽しみが減っちゃうから、ちょっとだけ紹介するけどさ、例えばね…。
伊賀鍔隠れ(つばがくれ)十人衆のひとり、小豆蠟斎(あずき ろうさい)は、手足を自由に伸ばすことができる忍術を使います。
・・・・・・
もう、言っちゃいましょう、ルフィ的な能力です!
マーベル・コミックでいうと、ファンタスティックフォーのリーダー「ミスター・ファンタスティック」みたいな感じです!
甲賀卍谷(まんじだに)十人衆のひとり、如月左衛門(きさらぎ さえもん)は、自由にその顔かたちを変化させ、他人になりすますことができます!
寺沢武一先生の『コブラ』で言うところのドグ・サバラス的な能力です!
「X-MEN」でいうと、ミスティークのような感じです!
こんな感じで、20人の忍者がそれぞれ、とんでもない能力を秘めています。
このお話が、今から約60年も前に発表されているわけですからねぇ…。
ヤバいでしょ。
山田風太郎のイマジネーション。
どうでしょう、皆の衆。
他の忍者たちが、どんな能力を使うのか、めっちゃ興味湧いてきたんじゃないでしょうか。
アニメの第一話がGONZO(制作会社)の公式チャンネルで公開されていますね。
いや~…。
まさかね、「バジリスクタイム」について調べているうちに、約60年前の山田風太郎のレジェンド的小説に行きつくとは夢にも思いませんでしたね…。
ちなみに
「バジリスク」とは、見た者は死ぬと言われている、ヨーロッパの空想上の怪物のこと。
ということは…そういう忍術を使う忍者が…
おっと。
これ以上は観てのお楽しみという事で。
さらにダメ押しで追加情報。「バジリスク ~甲賀忍法帖~」の10年後の世界を描いた「バジリスク ~桜花忍法帖~」のテレビアニメ化決定だそうです!
なんとこのタイミングで、続編のアニメ「バジリスク ~桜花忍法帖~」の放送が決定したってよ!
ヤングマガジンでの連載は7月24日から始まってるらしい…。
つい最近じゃん!
具体的な放送日はまだ未定なのかな。
最後はもう一度、バジリスクタイムでお別れです。
それでは皆の衆、ごきげんよう。
【名言っぽいことを言う】
— 自由ネコ@はてなブログ (@gattoliberoTW) 2017年8月13日
人生とはバジリスクタイムである。 pic.twitter.com/xrrdMKDBVU